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シーラに打ち明けてから数日が経ったある休日の朝、一通の手紙が届いた。
それはエリオットからの夜会への招待状だった。
これ…断ったらどうなるのかな。断っていいかな?やっぱり駄目だよね…。
エリオットは第二王子だ。断れる筈がない。
近く行われる半強制的な夜会への参加に、頭を悩ませ私は重い溜息を吐き出した。
◇◇◇◇◇
夜会当日。
朝から夜会に向けてアリスに磨かれ、仕上がる頃にはぐったりしていた。
私は17歳だけれど、身体があまり丈夫ではなかった事でこういった夜会などに滅多に出る事はなかった。
その為普段私を着飾る事が出来ないアリスは、それはそれはとても張り切っていた。
「素敵ですよ!マーガレットお嬢様。」
「…ありがとうアリス。」
私の仕上がりに満足気に笑顔見せるアリスに、私はお礼を言って小さく微笑む。
今日の夜会に、シーラとケヴィンも招待されていると聞いた私は、二人と一緒に行く事になっていた。
支度が済んだ私に馬車の手配をしてきます。とアリスは部屋から出たが、そのアリスが慌てて戻って来ると、私に来客だと言う。
忙しい時間に誰だろう…。
客間に入ると、その後ろ姿に私は息を飲んだ。
気配を感じたのか、その人はゆっくりと私の方へ振り返る。
「クラウス様…。」
「やあ、マーガレット…っ!」
振り返り目が合った瞬間、その人、クラウスが驚いた様に目を大きくして息を呑んだのが判った。
そう、客間に居たのはいつもよりお洒落な夜会用の衣装を着て佇んでいたクラウスだった。
ただでさえクラウスを見るとドキドキと胸が苦しくなるのにダメだ。素敵過ぎて直視出来ない。
それよりも何で此処にいるの!?
クラウスに見入っていた私は何とか冷静さを取り戻すと、クラウスが此処にいるという疑問に気付いた。
「…マーガレット、凄く綺麗だ。」
「あ、ありがとうございます。クラウス様も…とても素敵です…。」
先に口を開いたのはクラウスだった。
褒めてくれたクラウスに、動揺しながら私も言葉を返した。
クラウスは目を細めて微笑んでいる。
その頬がほんのりと色付いているのは気のせいではない気がする。
「ク、クラウス様、今日はどうなさったのですか?私はこれからシーラ達とエリオット様主催の夜会に呼ばれているのですが…。」
「ああ知っているよ。俺も出席するからね。」
訊ねた私にクラウスはそう答えると、私の目の前まで近づいて来た。
「…っ!」
「マーガレット、君を迎えに来た。」
「へっ!?」
私の手を取ってクラウスがそう言うと、私は驚きのあまり変な声を上げてしまった。
「で、でも私、シーラと一緒に…。」
「カーク嬢には許可は取ってある。」
「シーラに?」
「マーガレット、今夜君のパートナーに俺を選んでくれないか?」
もしかしてシーラは私の気持ちを考えてクラウスとの時間を作ってくれたのだろうか?
心の中でシーラに感謝していると、クラウスが私の手を自分の唇まで持っていき、その手に唇を落としながら懇願して来た。
「わ…私で宜しければ…。」
触れられた手から熱が伝わり、喉まで焼ける様に熱くなって、その一言の返事を出すので精一杯だった私の返事に、クラウスは蕩ける様な笑みを浮かべた。
それはエリオットからの夜会への招待状だった。
これ…断ったらどうなるのかな。断っていいかな?やっぱり駄目だよね…。
エリオットは第二王子だ。断れる筈がない。
近く行われる半強制的な夜会への参加に、頭を悩ませ私は重い溜息を吐き出した。
◇◇◇◇◇
夜会当日。
朝から夜会に向けてアリスに磨かれ、仕上がる頃にはぐったりしていた。
私は17歳だけれど、身体があまり丈夫ではなかった事でこういった夜会などに滅多に出る事はなかった。
その為普段私を着飾る事が出来ないアリスは、それはそれはとても張り切っていた。
「素敵ですよ!マーガレットお嬢様。」
「…ありがとうアリス。」
私の仕上がりに満足気に笑顔見せるアリスに、私はお礼を言って小さく微笑む。
今日の夜会に、シーラとケヴィンも招待されていると聞いた私は、二人と一緒に行く事になっていた。
支度が済んだ私に馬車の手配をしてきます。とアリスは部屋から出たが、そのアリスが慌てて戻って来ると、私に来客だと言う。
忙しい時間に誰だろう…。
客間に入ると、その後ろ姿に私は息を飲んだ。
気配を感じたのか、その人はゆっくりと私の方へ振り返る。
「クラウス様…。」
「やあ、マーガレット…っ!」
振り返り目が合った瞬間、その人、クラウスが驚いた様に目を大きくして息を呑んだのが判った。
そう、客間に居たのはいつもよりお洒落な夜会用の衣装を着て佇んでいたクラウスだった。
ただでさえクラウスを見るとドキドキと胸が苦しくなるのにダメだ。素敵過ぎて直視出来ない。
それよりも何で此処にいるの!?
クラウスに見入っていた私は何とか冷静さを取り戻すと、クラウスが此処にいるという疑問に気付いた。
「…マーガレット、凄く綺麗だ。」
「あ、ありがとうございます。クラウス様も…とても素敵です…。」
先に口を開いたのはクラウスだった。
褒めてくれたクラウスに、動揺しながら私も言葉を返した。
クラウスは目を細めて微笑んでいる。
その頬がほんのりと色付いているのは気のせいではない気がする。
「ク、クラウス様、今日はどうなさったのですか?私はこれからシーラ達とエリオット様主催の夜会に呼ばれているのですが…。」
「ああ知っているよ。俺も出席するからね。」
訊ねた私にクラウスはそう答えると、私の目の前まで近づいて来た。
「…っ!」
「マーガレット、君を迎えに来た。」
「へっ!?」
私の手を取ってクラウスがそう言うと、私は驚きのあまり変な声を上げてしまった。
「で、でも私、シーラと一緒に…。」
「カーク嬢には許可は取ってある。」
「シーラに?」
「マーガレット、今夜君のパートナーに俺を選んでくれないか?」
もしかしてシーラは私の気持ちを考えてクラウスとの時間を作ってくれたのだろうか?
心の中でシーラに感謝していると、クラウスが私の手を自分の唇まで持っていき、その手に唇を落としながら懇願して来た。
「わ…私で宜しければ…。」
触れられた手から熱が伝わり、喉まで焼ける様に熱くなって、その一言の返事を出すので精一杯だった私の返事に、クラウスは蕩ける様な笑みを浮かべた。
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