先輩は、僕のもの

ゆおや@BL文庫

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25.

何度も何度もイカされて:12

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柊の喉から、息とも声ともつかない呻きが洩れた。
鼻先を這う汗と、よだれと、涙。
あらゆる液体が混ざり合い
頬を伝いながら颯の顔へ滴ってゆく。

「……先輩の唾液の匂い、臭いです。でもすごく
 えっちな匂いして僕も興奮しちゃう。」

「先輩にも分けてあげます。」

柊の顔を引き寄せて口の周りの涎を舌で集めて
柊の鼻の中へその舌を入れて濃密に舐め上げていく。

ちゅ....ぴちゃ......じゅる.....

じゅっ...ちゅる...ぴちゃ..

ぴちゃ.....ちゅぽ......ちゅ......

「...あっ.....いやっ....んんっ....」

「ねえ、さっきよりも……
 また硬くなってますよ?」

甘く掠れた声に重なるように
颯の手が這う。

皮膚の熱に、指の動きに
柊の体は痙攣するように震えた。

呼吸が荒い。
喉が鳴る。
口の中は、絶え間ない吐息で濡れていた。

「……あっ……ん、や、だ……っ」

柊の声が、喉の奥で擦れる。
吸い込むたびに満たされるのは
ふたりの体温と匂い。
張り詰めた空気が鼻腔を焦がすたび
意識が白くなる。

そして——

「そろそろですね、先輩」

そう言った瞬間
颯の手が一気に動きを速めた。
先端を的確に擦り上げ
掌の窪みで何度も何度も包み込む。

「あっ……! ぁ、ん
 やぁ……っ、ま、って……っ」

声にならない悲鳴と、背筋を走る震え。
全身の感覚が指先に集まり
柊の体は今にも爆発しそうに跳ねた。

吐息は熱を持ち
鼻腔にこびりついている2人の匂いに
喉奥がきゅっと締まる。

——もう、止まれない。

寸前の恐怖と快感がないまぜになり
柊の奥底で何かが弾けそうになる

柊の身体は、もうどこが
限界だったのかさえ分からなくなっていた。

感覚の縁が、じわじわと滲んでいる。
皮膚の一枚一枚が
熱と痛みに似た快楽を吸い込んで
ただひたすら敏感になっていた。

何度も寸前で止められ
上がりきった熱が
落とされていくその繰り返し。

それでも、止まらない。
下腹部はもう何もかも溢れていて
肌の内側まで汗と吐息と粘つく熱で満ちていた。

そんな柊の顔を
颯がゆっくりと自分の身体へと引き寄せる。

「……久しぶりですよね、ここ」

汗で湿ったシャツを脱ぎ捨てると
颯はそのまま柊の後頭部を抑え込み
自らの腋のくぼみへと強く押しつけた。
肌と肌が、びた、と音を立てて密着する。

「先輩のおかげで……もう、こんなになってます。
 どうです? この匂い……
 ちゃんと、覚えてましたか?」

無理やり押し付けられた柊の顔。
呼吸をしようとした瞬間
鼻腔の奥まで流れ込む、熱く、濃く、湿った匂い。

柊の大好きな颯の腋の匂い。

「.....あっん...くんくん.....すぅーっ....」

夢中になって鼻を鳴らして
颯の蒸れた腋の匂いを貪る。

髪が濡れるほどの熱を纏って
呼吸すらままならない。

「……あっ...やっぱり、ちんちん震えてる...
 鼻息が熱い……かわいい」

「ほらっ....ワンコくんの好きな僕の腋だよ?
 臭いね...いい匂いだね.....?この匂い嗅いで
 発情してるの....ねぇ....先輩っ」

吐息をかけるように
耳元でそう囁かれた瞬間
柊の下腹が再び強く反応する。

ビクリと跳ねた身体を
颯が見逃すはずもない。

脇に顔を押しつけたまま
腰をぐい、と持ち上げ
下から突き上げるように
一気に打ちつけてくる。

「んっ……っ、や、あ……!」

自分の口から出た声に
柊は羞恥で頭の奥が熱くなった。
それでも、突き上げられるたび
喉の奥から勝手に漏れる吐息を止められない。
顎が、肩が、腰が勝手に跳ねる。

そして——その瞬間は
唐突に、何の前触れもなく訪れた。

「……っ……あっ、……あぁ……!」

ただ押さえつけられて
突き上げられているだけなのに。
柊の身体が、熱の奔流に
貫かれるように強く震えた。

理性の堤防が、音もなく崩れていく。
痙攣する身体の奥から、熱が溢れ
颯の腹の上に音もなく零れ落ちる。

「……またお尻だけでイっちゃったんですか?」

吐息混じりに笑いながら
颯はわざとらしく自分の腹を撫でる。

「ほんとに、完全に……
 メスワンコくんになっちゃったんですね」

耳元に囁かれたその言葉が
追い打ちのように柊の背筋を震わせる。

羞恥と快感が入り混じって
目の奥がぼやけた。

それでもまだ身体の奥には
熱が渦を巻いて残っている。

ひとつ果てても、終わらない。
颯の吐息と匂いに満たされながら

柊の身体は、まだ何かを
欲しがるように疼き続けていた。
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