先輩は、僕のもの

ゆおや@BL文庫

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33:柊と颯の3連休-1日目-(01〜15)

とある休日の2人:03

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颯は展示されている
機械の説明を指でなぞりながら
重ね合わせたおもちゃを扱くように動かす。

「ねっ。ほら、これを固定しておけば……
 勝手におもちゃが先輩の中を突き上げて
 かき混ぜてくれますよ?」

「……っ……」
柊の胸が大きく上下する。

颯はさらに声を落とし
可愛らしく笑いながら囁く。

「これなら、僕がいない日でも……
 先輩のお尻、ちゃんと満たしてくれます」

ゆっくりとおもちゃの先端を撫でながら
颯の瞳が挑発的に細められる。

「先輩の好きなフェラも……
 好きな時にできますよ?」

「――……っ!」
颯はそんな反応を楽しむように
さらりと微笑む。

「買ってあげましょうか?」

重ねたおもちゃを扱きながら続ける声が
柊の理性をじわじわと削っていった。



颯はふと柊の肩越しに
視線を動かしにやりと笑った。

「……先輩の後ろにいる男の人。
 僕のこと見て、発情してます」

「……え?」
驚いて振り返ると
30代くらいのサラリーマン風の男が
息を荒げながら颯の顔と
手元に釘付けになっていた。

その目は、隠そうともせず
欲望に濡れている。

「ねぇ、先輩?」
颯は楽しそうに囁き
両手に持ったおもちゃをさらに重ね合わせる。

「僕、年上の二人に発情されてて……
 ゾクゾクしちゃいます」

そう言うと、扱き上げる
手の動きをさらに激しくした。

柊は血の気が引くほど羞恥を
感じながらも、視線を逸らすことができない。

股間の熱が増していくのを
止められなかった。

颯は目を細めて、挑発を重ねる。

「先輩……僕、このまま
 ここで続けてもいいですか?



颯はちらりと柊の背後を見やり
にやりと唇を吊り上げた。

「先輩のと……知らない男の人の
 硬くなったのが目の前に二本もあると……
 ちょっと、えっちですよね」

そう言って、後ろのサラリーマンに
挑発的な視線を投げる。
男は息を荒げ、完全に釘付けになっていた。

「颯……!」

思わず声を荒げた柊は、颯の腕を掴む。
真顔で、真剣な声音で告げた。

「それ以上は嫌だ」

颯の目が丸くなる。
「……知らない奴に
 お前を……そんな目で見て欲しくない」

震える声には
隠せない嫉妬と独占欲が滲んでいた。

周囲の喧騒の中
二人だけの空気が一気に張り詰める。

柊の眼差しは
いつもの穏やかさを失い
ただ颯を独り占めしようとする
強さだけを宿していた。

次の瞬間、柊は後ろに
立っていたサラリーマンを振り返り
鋭い眼差しを向ける。

その圧に気づいた男は
バツが悪そうに視線を逸らし
そそくさと店を出ていった。

「……っ」
颯は一瞬目を丸くし
やがてふわりと笑った。

「先輩、守ってくれてありがとうございます」

「……先輩、独占欲すごいですね」
くすくすと笑いながら
挑発するように肩をすくめる。

「ご主人様を取られてしまうって思って
 不安になったんですか?」

その声音はからかうようでいて
どこか甘さを含んでいた。

そして手に持ったおもちゃを軽く掲げる。

「守ってくれたお礼に……
 これ、プレゼントします」

「は!? やめろ、そんなもん――」
慌てて止めようとする柊。

けれど颯はにこにことレジへ歩いていく。
柊の心臓は早鐘を打ち
必死に制止の言葉を探すのに……

頭の片隅では、そのおもちゃが
自分の身にどう使われるのかを
想像してしまい、喉がひくりと鳴る。
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