先輩は、僕のもの

ゆおや@BL文庫

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35:柊と颯の3連休-2日目-

颯の遠隔操作ゲーム:09

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ドラッグストアを出た直後
息を荒げて足を止める柊。

「……颯、もういいだろ……」

絞り出すような声で懇願する。

けれど返ってきたのは、冷たくも甘い声。

『まだですよ、先輩。
 じゃあ――新都駅のトイレに行ってください。』

「は……? 駅の……トイレ?」

一瞬ためらったその刹那
尻奥でバイブが強烈に震える。

「っ……あ、あああ……っ!」

股間が痙攣し、足が思わず前へ進む。
拒否権など、最初から存在しない。

人混みを縫うようにして駅の構内に入る。
トイレの個室に滑り込み
鍵を掛けると、やっと荒い息を吐き出した。

便座に腰を下ろし震える声で呟く。

「……で、座ったけど……どうするんだよ……?」

その問いに、電話越しでクスッと笑う颯。

『イヤホン、持ってますよね?
 耳に差してください。』

渋々取り出して耳に差す柊。

『あと、スマホ。内側カメラが
 僕に見えるように置いてください。
 顔も、身体も、ちゃんと映してくださいね。』

柊の手が震える。けれど抗えず
個室の前の荷物棚にスマホを立て掛けた。

次の瞬間、画面が切り替わる。

テレビ電話越しに
颯の笑顔が映し出される。

『あぁ……ちゃんと見えます。
 先輩の顔も、肩で息してるのも。
 ……ドキドキしてますね?』

画面越しの颯はまるで
そこにいるかのように鮮明で。

柊の息遣いも、表情も
すべて監視されているという現実に
羞恥と快楽が混ざり合っていく。


画面の向こうで、にこりと笑う颯。

『どうでしたか? ゾクゾクしました?
 僕がいなくて、不安になりましたか?』

その甘い声に、柊は顔を歪める。

「……颯……もう……早く帰りたい……」

堪えきれずに懇願するが
颯はさらに優しい声で追い詰める。

『帰りたい? じゃあ、最後のお使いです。』

画面越しに目を細める颯。

『先輩、もう身体、限界ですよね?
 ほら……我慢なんてしなくていいんですよ。
 安心してください。
 僕が、ちゃんと見ててあげますから。』

その言葉に、個室の
狭い空間で柊の喉が詰まる。

汗と吐息が混ざり合い
逃げ場のない羞恥と快楽が
じわじわと押し寄せてくる。

画面の向こうで、颯が柔らかく微笑む。

『さっ、始めてください。』

そう言うや否や
リモコンを操作する仕草を見せ
バイブが最大出力に切り替わる。

「っ……! はぁ……っ……!」

狭い個室に
低い機械音と柊の荒い吐息が響き渡る。

「…こっこんなとこじゃ…できないよ……」

必死に声を潜めるが
それでもバイブの震えは空気を震わせ
個室の壁を通して外に漏れそうだ。

『あれぇ? 始めないと……
 音でバレちゃいますよ?』

甘く囁く颯の声。

柊は、喉を鳴らし仕方なく
震える手でズボンへと伸ばす。

ゆっくり……音を立てないように
慎重に下ろすたび、股間の競泳パンツに
滲んだ透明な汁が糸を引いて伸び
余計に羞恥を煽る。

画面の颯は、にやりと笑っていた。

『……そうです。いい子ですね。
 もっと、全部見せてください。』
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