先輩は、僕のもの

ゆおや@BL文庫

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17:強制口淫

強制口淫:02

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布越しの熱が
口腔の奥までじわりと染み込み、
その奥から——
ふと、鼻腔を刺すような匂いが立ちのぼった。

汗。
そして、いやらしい男の匂い。
それに混じる、わずかな——尿の匂い。

「……っ、あ……」

それが柊の中に流れ込むのは
ほんの一瞬だった。

口に含んでいるのは
ただの布ごしの形状のはずなのに、
そこから漂う“生”の匂いが
喉から脳にかけて一気に突き抜ける。

逃れられない。
息を止めたくても
それすら許されない。

「どうですか
 僕のこと感じてくれてますか?」

頭上から囁かれたその声に
柊の全身がびくりと震えた。
羞恥? 嫌悪? 違う——これは、

「……やだ、俺……」

言葉がうまく出てこない。
口は塞がれ、目は見えず
両手も縛られていて。

なのに、ただ「匂い」ひとつで
自分の心がこんなにも侵されていく。

初めてだった。
こんなにも、誰かの“存在”に
身体の奥を支配されるのは。

「堕ちてきましたね、先輩」

囁きが、そっと髪に触れる。

「……でも、まだ……これからですよ」

その声に、甘く震えた心が——
静かに、深い場所へ
引きずり込まれていった。



「……えへへ。もっと…
 いじめたくなっちゃいました。」

甘く、優しい声。
だけどその響きの裏にある支配の色は
今の柊にははっきりと感じ取れた。

次の瞬間——

ずりっ……ぬるっ……

「……っ、うぁ……!」

口元に感じていた布が剥がされた。
それと同時に、ダイレクトに迫ってきた熱。

さっきまでは“隠されていたもの”が
今、むき出しのまま
柊の唇に押しつけられていた。

ぴと……ずちゅっ……

直に伝わる形と
質感と、脈打つような熱。

「ほら、さっきより…
 ずっとわかりますよね?」

鼻腔にまた濃く立ちこめる匂い—
汗、体臭、男の生の匂い。

それが布越しではないぶん
より鮮明に、暴力的に、柊の感覚を貫いていく。

「口、ちゃんと……開けてください」

喉奥に絡みつくような
その言葉とともに、
指先が顎をそっと撫で
軽く持ち上げられる。

ぬるっ……

従うことしかできない。
もう、頭のどこかではわかっていた。
この甘い支配に、抗うことなんて——
とっくにできなくなってる。

唇が、わずかに開いた。

「…うっ…すごい……ちゃんと
 受け入れてくれてますね」

震える息が落ちてくる。

「先輩のそういうところ……
 ほんと、壊れちゃいます……」

——そして。
熱がゆっくりと柊の口の中へと
滑り込んでいった。

じゅるっ……ぬちゅぅ……ずる……

「んぐっ……」

唇の端から
**ぬちゅっ……とろり……**と
粘ついた音がこぼれ、
柊は反射的に目を閉じた。

その瞬間、全身に走る震え。
羞恥、恐怖、混乱——
そのどれもが、やがて甘く
とろけるような服従に変わっていく。

柊の中で何かが確かに
**じゅっ……じゅるっ……**と音を立てて崩れた。
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