売って、堕ちて、消えた。
フリマアプリ、限定グッズ、プレミア価格――
「買えないなら、金を積めばいいだろ?」と笑っていた転売ヤー・翔太は、ネットで稼ぐ快感に酔いしれ、社会の裏側で膨らみ続けた。
マスク転売、ゲーム機爆買い、ライブチケット横流し。
炎上も再生数に変わる時代、バズるたびに金が増える。
泣いている子どもがいようが、怒る一般人がいようが知ったことじゃない。
俺は勝ち組。お前らは情弱。それだけの話――だった。
だが、
突然のアカウント凍結。追い打ちをかける税金。暴かれる個人情報。
裏社会で選んだ「借金返済」の手段は…
光の世界から奈落へ。
誰にも見送られず、誰にも知られず、名前すら消えて死んでいく。
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