お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない

第三十章 富樫の抱擁に溺れる

富樫の抱擁③

葉月は黙ったままだった。

「葉月？西沢が気になるのか」

図星をつかれて葉月は富樫に自分の気持ちを伝えた。

「私は西沢の妻です、もう連絡してこないでください」

葉月はスマホを切った。

「葉月、葉月」

（一途な気持ちはいいが、その気持ち俺にむけてくれ、葉月）

葉月はスマホをきったあと、富樫への気持ちが溢れて涙が止まらなかった。

「雅也さん、雅也さん」

富樫は次の日、葉月のマンションへ向かった。

「葉月、開けてくれ」

葉月は溜らずオートロックを解錠した。

富樫は部屋にはいるなり、葉月にキスをした。

もう、気持ちは止められない。

富樫は葉月の身体を壁に押し当てて、舌を割り入れた。

上着を脱いで、葉月のブラウスも脱がした。

葉月の首筋に唇」を押し当てて、胸を揉みしだいた。

「富樫さん、ダメ」