紅蓮の狼は年上妻と絆を深めたい -離婚を申し出たら何故か淫紋《おまじない》を刻まれまして-

 名門貴族アクアマリノ家に生まれながら、魔力が少ないノーチェ。
 そのためずっと冷遇されていたのだが、そこから救い出すかのようにノーチェと結婚をしてくれたのが、紅蓮魔法騎士団の若きエース──獣人のカリマだった。
 しかし彼は同情で結婚しただけであり愛情はない言う。故に二人が夜をともにしたこともなければ普段から交流もない。
 そうして夫婦関係も持つことなく二年の月日が立ったものの、このまま彼に養われてばかりではいられないと、唯一得意だった錬金術を活かしてコツコツと貯金をしてきた。
 ようやく独り立ちの準備が整ったその日の夜、ノーチェはさっそくカリマに離婚を切り出したのだが──
 彼は「だめ、僕から離れるなんて、絶対だめ」と泣きながら何らかの術を発動させた。

 魔力が少なく不憫な境遇にあった錬金術師と凄まじい魔力を持つが凄惨な生い立ちの獣人魔法騎士の夫婦が、おまじないをきっかけに少しずつ絆を深めていこうとする話。

※獣人ですがガチの獣ではないですm(_ _)m
※ちょっとヒーローが子供っぽいかもしれません
※四章構成予定で、Rシーンには★をつけます。
※ムーンライトノベルズにも投稿しています。
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