僕は肉便器 ～皮をめくってなかをさわって～ 【童貞新入社員はこうして開発されました】

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　オナホールには大きく分けて二種類ある。

　先が詰まっている非貫通型と、先が開いている貫通型だ。

　ひとりでオナるには前者のほうが手っ取り早い。

　女陰に似せた構造のため、扱けば必然的に亀頭の先端まで刺激されるからである。

　ただ、ふたりで行う兜合わせの場合は違う。

　後者―すなわち、貫通型のほうが断然いい。

　穴の開いた先端から亀頭をはみ出させ、擦り合うことができるからだ。

　そう。

　ちょうど、今の僕らのようにー。

　剥き出しの亀頭は見ているだけで嫌らしい。

　特に僕とKのように仮性包茎者の亀頭はそうだ。

　普段包皮に包まれ、隠されているだけに、剥き出し感が半端ない。

　あたかも肉でこしらえたふたつの真っ赤なチェリーのように見える。

　チェリーは互いに裏面を押しつけ合って、半ば扁平に潰れかけている。

　そして、こじ開けられたそれぞれの縦長の切れ込みから、白い液体を吐き出しているのだがー。

　それを彼が、唇と舌を使って舐め回してきたから、たまらない。

　しかも、口に含んでﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟやりながら、右手で僕を、左手でKを責めるのだ。

　攻め方は簡単で最も効率的な、乳首弄りである。

　Kも僕と同じくらい乳首責めに弱いらしく、半開きの口からよだれを垂らし、白目を剥いてヨガっている。

　僕も同じだった。

　周囲を囲む鏡に映る無数の裸像。

　そこに映る僕とKは、下半身を密着させ、全裸で向き合うふたりの痴呆そのものだ。

　なんせアナルには深々と極太バイブが刺さり、直腸の奥と会陰部の両方から前立腺を責めてくるのである。

　永遠に続くかと思われるドライオーガズムの海に揉まれ、僕らはただ青臭い汁を出し続ける肉塊と化している。

「そろそろ俺も楽しませてもらおうか」

　僕らの乳首を解放し、彼が腰を間に入れて来たのは、かなり時間が経ってからのことだった。