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第1章
衛兵さんの訓練
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アイルが連れていかれたのは兵舎のエントランスだった。
「そこに立って、後ろで手を組め!」
きびきびとした命令口調で言われ、アイルは恐ろしさにただ震えていた。
「返事をしろ!」
「は、はい……」
アイルは声を震わせながら返事して、後ろで手を組んだ。すると後ろに一人の兵士が立って、アイルの両方の二の腕をぐっと抱きしめるように拘束した。二の腕と背中の間に兵士の太い腕を通されたことで、自然とアイルは胸を突き出すような形で背を反らせた。
「いいか。これからお前は何があっても、動いてはならん。一歩もだ! 直立不動の姿勢を維持しろ!」
「ひっ……」
「返事!」
「は、はい!」
「よし! でははじめる!」
そう言うと、近衛兵はアイルの胸に手を伸ばした。服の上から乳輪の周りをくるくるとさすって、アイルの顔を覗き込んだ。
「服の上からでもお前の乳首がぽっちりと浮き出ているのが見えるな」
「ふぁ、あっ」
敏感な場所の周りをさすられて、アイルは体をびくつかせて思わず逃げようとした。
「動くなと言っているだろう!」
「ご、ごめんなさい……!」
後ろからさらに強い力で押さえつけられる。男は、今度は浮き上がった乳首をぐいっと押し込んだ。
「ふああぁ!」
「おい! 触られただけで乳首をこりこりと固くするんじゃない! 動くなと言っているだろう! どんな小さな体の変化も禁止だ」
「で、でもぉ……」
「口答えするな!」
乳首をつままれて、強い力でぐりぐりとねじられる。
「い、いやぁ! んんぅ」
「ずいぶん気持ちよさそうじゃないか」
男はしばらくウェアの上からアイルの乳首をこね回したり、爪先ではじいたりして楽しんでいたが、だんだんウェアの存在が邪魔になってきた。
「この服、乳首は露出しないのか」
競技用ウェアは下半身のみスリットが入っていてペニスやアナルは直接触れることができるが、乳首はぴったりとウェアが張り付いていて、直接は触れられない。
「もうこの服大分破けているし、破いてやったらいいんじゃないか?」
横で見物していた男が言った。
「それもそうだな」
そう言うと男はナイフを取り出し、アイルの脇腹に当て、そこから胸元まで一気に服を切り裂いた。
「ひぃ! いやぁ!」
アイルは突然触れた刃物の冷たさと服を切り裂く音に、身体を切られるのかと怯えて泣き叫んだ。
「……」
ぼろぼろの服をまとって泣きじゃくるアイルは、とても哀れで、それでいて美しく、男はしばらく無言でアイルを眺めていた。
もっと、泣かせてやりたい。
男はナイフをアイルの脇腹に当て、スウっとすべらせた。本当に傷つけるつもりはなかったからナイフの背の部分を当てていたのだが、動くことを禁じられたアイルはそれを確かめる術もなく、びくびくと震えて怯えた目を男に向けた。
「や、いや……」
男は今度は逆側の胸元を思いっきりナイフで引き裂いた。
「ひぃっうっ」
アイルは動かなかった。下手に動くと危ない、と理解していた。しかしその目からはぽたぽたと涙が零れ落ち、口元をわなわなと震わせて、必死に嗚咽を耐えていた。
次に男はナイフをアイルの太ももに当てた。服の破れた裂け目から刃を入れて、素肌を撫でる。そのまま裂け目を広げるように横に切り裂いていき、アイルのふとももの付け根まで到達した後、アイルのペニスにナイフの背を当てた。
「やっ、許して……」
アイルは今まで以上に怯えて、激しく身を震わせた。
「やだ、怖い……!」
男はナイフをウェアのスリットに押し当てて、思いっきり裂いた。
「きゃああ!」
ぶつん! と縫い目を切り裂く衝撃がアイルの体に伝わり、アイルはついに体を切られたのかと一瞬錯覚して暴れた。
「動くな!」
ドスの利いた声で後ろの男が耳元で脅した。アイルはもう抑えようもなくしゃくり上げながら、「もうやだ……許して」と懇願した。
男はそんなアイルの表情をじっくりと眺めながら、その服をさらにずたずたに切り裂いていった。
「ひ、ひう……」
アイルは震える体をなんとか止めようと努力したが、全身の震えは止まらなかった。ナイフを押し当てられる度に泣き声を上げる。やがてぼろぼろになった服をかろうじてまとっただけになったアイルは、怯え震えて、凌辱の限りを尽くされた後のように哀れだった。
兵舎は異常な雰囲気に包まれていた。皆がアイルの姿に魅せられ、その姿を食い入るように見つめていた。男はついにあらわになったアイルの乳首に顔を近づけ、ゆっくりとなめ上げた。
「ひゃん!」
熱い舌先の感触にアイルは声を上げた。
「かわいい声を出すじゃねえか」
男はうれしそうに言って、執拗に胸を舐めた。つんと立ち上がった乳首をチロチロと舌先で叩くように刺激したかと思うと、赤子のように強く吸い上げ、乳首の根元に軽く歯を当てた。
「ひゃっ、あ、あう……」
男はまだ右手にナイフを持ったままで、そのことがアイルを怖がらせた。乳首に歯を当てられたときには、そのまま引きちぎられるのではないかと恐れて、アイルはがくがくと震えながら、逃げることもできずに声もなく喘いでいた。
「きれいな肌だな。さすが王子付の奴隷だ」
横から見学していた男が手を伸ばし、アイルの腹を撫でまわした。
「ふぁ!」
男の冷たい手に驚いて、アイルは肩を跳ね上げた。
「そこに立って、後ろで手を組め!」
きびきびとした命令口調で言われ、アイルは恐ろしさにただ震えていた。
「返事をしろ!」
「は、はい……」
アイルは声を震わせながら返事して、後ろで手を組んだ。すると後ろに一人の兵士が立って、アイルの両方の二の腕をぐっと抱きしめるように拘束した。二の腕と背中の間に兵士の太い腕を通されたことで、自然とアイルは胸を突き出すような形で背を反らせた。
「いいか。これからお前は何があっても、動いてはならん。一歩もだ! 直立不動の姿勢を維持しろ!」
「ひっ……」
「返事!」
「は、はい!」
「よし! でははじめる!」
そう言うと、近衛兵はアイルの胸に手を伸ばした。服の上から乳輪の周りをくるくるとさすって、アイルの顔を覗き込んだ。
「服の上からでもお前の乳首がぽっちりと浮き出ているのが見えるな」
「ふぁ、あっ」
敏感な場所の周りをさすられて、アイルは体をびくつかせて思わず逃げようとした。
「動くなと言っているだろう!」
「ご、ごめんなさい……!」
後ろからさらに強い力で押さえつけられる。男は、今度は浮き上がった乳首をぐいっと押し込んだ。
「ふああぁ!」
「おい! 触られただけで乳首をこりこりと固くするんじゃない! 動くなと言っているだろう! どんな小さな体の変化も禁止だ」
「で、でもぉ……」
「口答えするな!」
乳首をつままれて、強い力でぐりぐりとねじられる。
「い、いやぁ! んんぅ」
「ずいぶん気持ちよさそうじゃないか」
男はしばらくウェアの上からアイルの乳首をこね回したり、爪先ではじいたりして楽しんでいたが、だんだんウェアの存在が邪魔になってきた。
「この服、乳首は露出しないのか」
競技用ウェアは下半身のみスリットが入っていてペニスやアナルは直接触れることができるが、乳首はぴったりとウェアが張り付いていて、直接は触れられない。
「もうこの服大分破けているし、破いてやったらいいんじゃないか?」
横で見物していた男が言った。
「それもそうだな」
そう言うと男はナイフを取り出し、アイルの脇腹に当て、そこから胸元まで一気に服を切り裂いた。
「ひぃ! いやぁ!」
アイルは突然触れた刃物の冷たさと服を切り裂く音に、身体を切られるのかと怯えて泣き叫んだ。
「……」
ぼろぼろの服をまとって泣きじゃくるアイルは、とても哀れで、それでいて美しく、男はしばらく無言でアイルを眺めていた。
もっと、泣かせてやりたい。
男はナイフをアイルの脇腹に当て、スウっとすべらせた。本当に傷つけるつもりはなかったからナイフの背の部分を当てていたのだが、動くことを禁じられたアイルはそれを確かめる術もなく、びくびくと震えて怯えた目を男に向けた。
「や、いや……」
男は今度は逆側の胸元を思いっきりナイフで引き裂いた。
「ひぃっうっ」
アイルは動かなかった。下手に動くと危ない、と理解していた。しかしその目からはぽたぽたと涙が零れ落ち、口元をわなわなと震わせて、必死に嗚咽を耐えていた。
次に男はナイフをアイルの太ももに当てた。服の破れた裂け目から刃を入れて、素肌を撫でる。そのまま裂け目を広げるように横に切り裂いていき、アイルのふとももの付け根まで到達した後、アイルのペニスにナイフの背を当てた。
「やっ、許して……」
アイルは今まで以上に怯えて、激しく身を震わせた。
「やだ、怖い……!」
男はナイフをウェアのスリットに押し当てて、思いっきり裂いた。
「きゃああ!」
ぶつん! と縫い目を切り裂く衝撃がアイルの体に伝わり、アイルはついに体を切られたのかと一瞬錯覚して暴れた。
「動くな!」
ドスの利いた声で後ろの男が耳元で脅した。アイルはもう抑えようもなくしゃくり上げながら、「もうやだ……許して」と懇願した。
男はそんなアイルの表情をじっくりと眺めながら、その服をさらにずたずたに切り裂いていった。
「ひ、ひう……」
アイルは震える体をなんとか止めようと努力したが、全身の震えは止まらなかった。ナイフを押し当てられる度に泣き声を上げる。やがてぼろぼろになった服をかろうじてまとっただけになったアイルは、怯え震えて、凌辱の限りを尽くされた後のように哀れだった。
兵舎は異常な雰囲気に包まれていた。皆がアイルの姿に魅せられ、その姿を食い入るように見つめていた。男はついにあらわになったアイルの乳首に顔を近づけ、ゆっくりとなめ上げた。
「ひゃん!」
熱い舌先の感触にアイルは声を上げた。
「かわいい声を出すじゃねえか」
男はうれしそうに言って、執拗に胸を舐めた。つんと立ち上がった乳首をチロチロと舌先で叩くように刺激したかと思うと、赤子のように強く吸い上げ、乳首の根元に軽く歯を当てた。
「ひゃっ、あ、あう……」
男はまだ右手にナイフを持ったままで、そのことがアイルを怖がらせた。乳首に歯を当てられたときには、そのまま引きちぎられるのではないかと恐れて、アイルはがくがくと震えながら、逃げることもできずに声もなく喘いでいた。
「きれいな肌だな。さすが王子付の奴隷だ」
横から見学していた男が手を伸ばし、アイルの腹を撫でまわした。
「ふぁ!」
男の冷たい手に驚いて、アイルは肩を跳ね上げた。
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