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第十七話.イチリルの町 16 アルフィーさんと握手

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 アルフィーさんのブースにきた。やっぱりカワイイ。
 
 シルフィーの胸を見ているせいで、巨乳がいつもよりすごく見える。


 ああ、やっぱり俺にはアルフィーさんしかいない。


 アルフィーさんと目が合う。するとすごくうれしそうな顔をした。

 マジか。俺もうれしい。

「エルヴァンさん。心配してましたよ。昨日は来なかったので」

「すいません。いろいろありまして。その代わり今日はすごいですよ」

 取れた獲物を全部出す。アイテムボックスからだ。

 アルフィーさんが驚く。目がまんまるだ。胸もまんまるだ。

「今のは、マジックバック!? いえっ アイテムボックスですか!?」

 ちょっと優越感。

「そうなんですよ。内緒にしてくださいね」

 アルフィーさんのマネをする。

「もっもちろんです。でもびっくりしました。それにすごいじゃないですか。ウサギが5羽に赤鶏が2羽、一角ラットもあるじゃないですか」

 アルフィーさんが興奮している。胸がたゆんたゆんだ。やわらかそー。俺も興奮してきた。

「これをソロで狩ったのですか?……。1日で? すごすぎですよエルヴァンさん……。やっぱり思ったとおりです」

 アルフィーさんの興奮がとまらない。顔もほかほかして赤くなってきている。カワイイ。ほっぺをつんつんしたい。

 半分はソロでも1日でもないが、まあいいだろう。

「いやあ。たまたまですよ。友達にコツを教えてもらったんですよ」

 おお。これならウソは言っていない。自分の才能にしびれる。


 ありがとう前世の俺。


「いえいえ。コツを教えてもらっても、すぐにできるわけじゃありませんよ。すごいです。やっぱりエルヴァンさんはすごい人だったんです」

 ほめられてうれしい。アルフィーさんの目がウルウルしている。


 カワイイなー。もって帰りたいなー。


 アルフィーさんがここではっとする。

「すいません。びっくりしちゃいました。買取ですけど、ウサギ2羽と赤鶏2羽はきれいなので相場で銀貨1枚、ウサギ3羽は傷ありで大銅貨7.5枚、一角ラットはちょっとぐちゃ、いえ傷が多いのでうーん。大銅貨3……いや4枚で。あわせてえーと銀貨2.15枚ですね。エルヴァンさん。初銀貨2枚獲得です。すごいですね……。おめでとうございます」

 アルフィーさんが、笑顔で、また手を握ってくれた。

 俺の右手が、白くて柔らかな、しっとりしたスベスベの両手につつまれる。ほわんとやわらかないい香りもする。うわー幸せだー。もうこの手を離さないぞ。そうだっ。

「ありがとうございます。アルフィーさんに、ほめてもらいたい一心でがんばりました」

 俺も左手でアルフィーさんの右手を握る。

 ああっ左手にも柔らかなもちもちした感触がぁ……。

 絶対にはなさないぞ。スベスベだあ。ああ、なんとゆう幸福感だ。

 ずーっと握っていたい。離さないぞ。離さないぞ。気持ちいいなー。

 あれっ離さなくていいのかな。結構長いぞ。まだいけるのか。サービスタイムか?

 アルフィーさんは顔を赤くして、もじもじしている。めちゃかわいー。いけるぞ。まだいけるぞ。あきらめちゃだめだ。

 あきらめたらそこで終了ですよ。がんばれ。がんばれ。

「あっあのー……エルヴァンさんっ……そのっ……うん。大丈夫。」

 アルフィーさんは俺の顔をチラチラ見ながら、もぞもぞしている。なんてカワイイ生き物だろう。

 両手を前に出しているので胸が競りあがっている。すごい巨乳がさらに主張されている。

 たゆんたゆんの、どわんどわんだ。

 エロい。ものすごくエロい。

 まだ2人で両手を握り合っている。

 まだだ。まだあわてる時間じゃない。なぜか、そんな言葉が浮かんでくる。

 だが使い方が間違っているような気がする……。しかし長い。不自然に長い。

 いいのか。本当にいいのか。

 俺が手を押さえているからではない。俺の手は添えているだけだ。

 左手は添えるだけ……。(あまり連発すると、おこられるのかもしれない)アルフィーさんが離そうとしていないのだ。なんと幸せなことか。手のひらの汗が湿ってきてエロい。気持ちよすぎる。

 その時、はっと閃いた!

 もしかしたら、手がくっついてしまったんじゃないだろうか……。

 それはうれしいけど困ったな。おっぱいが触れないじゃないか。なめればいいか。

「エルヴァンさん……あっあの……あっ……あの」

 顔が赤い。探るように、チラチラ俺を見て、まだモゾモゾしている。

 もしかして……。

 もしかして……。


 アルフィーさんは、おしっこをがまんしているのではないだろうか? 


 そうだ。間違いない。


 そう思うと、ものすごいエロさだ。エロの天使だ。

 すばらしいな。

 しょうがない。


 両手を握ったままトイレにいくか。


「アルフィーさん。大丈夫ですよ」

 何が大丈夫かはわからないが、言ってみた。

 すると、アルフィーさんは、決意するようにこう言った。

「エルヴァンさん。こっ今夜空いてますか。わっ私と食事にいってください」

 アルフィーさんの顔が真っ赤で湯気がでそうだ。


 なっなんだってー!!!?


 キターっ!!!? まじっすかー!!!?


 この天使が……俺を食事に誘ったのだ。

 俺のテンションが頂点に達する。

「はい。よろこんで!」

 俺が答えると、アルフィーさんは、ほっとしたような、ものすごくうれしそうな顔をして、そっとやさしく手を離した。
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