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サンドラの事件が起こった時
『!』
精霊王が反応した
『なんだ……今の感覚は……
サラマンダー ウンディーネ!』
『『はい!』』
『感じたか?』
『禍々しい』
『ゾワッとする』
二人が感想を言うと
『我もこんな感覚は 初めてだ』
かなり真面目な話をしているのだが
傍からみると 何もないところに
真っ白な猫が 「ミャーミャーミャー」
と鳴いているだけである
シャルが
「あら 猫ちゃんお外にいるのね
何かに……ん?サーちゃんディーちゃん?」
『『『あ!』』』
シャルに見つかった………
『王様…もう話しちゃったら?』
『ディーもそう思う』
二人で精霊王に話すと
『いや まだリチャードが駄目だと
言うから まだなのだ』
『王様 弱味握られてる?』
『握られてる?』
『うるさい……』
シャルが出てきて
「サーちゃんディーちゃん
猫ちゃんとお話してるの?」
『違うよ~』
『うんうん』
「ニャァ」
そう言ってシャルに近づくと
ゴロゴロしたかと思うと
走り出した
一度止まって 振り返り
「ニャァ」
「あ 猫ちゃんどこに行くの?」
シャルが話しかけるが
走って何処かにいってしまった
「また 帰ってくるかしら」
猫のいった方を眺めていたら
「シャル~もう本はいいの~?」
アイラが窓から声をかけてくる
「あ!まだです~今行きます~」
精霊王は猫の姿を解除して
リチャードの元へ急いだ
『あの感覚は もしや……
とにかくリチャードと相談せねば
シャルに関わることだ』
リチャードの屋敷につき
姿を見つけると
『リチャード!』
「どうした そんなに慌てて まさか
何かシャルにあったのか?」
慌てた様子に 憂いを帯びたような表情を見せている精霊王
『いや 今すぐどうこうではないが
違う ちょっと話を聞いてもらえるか』
「なんだ 話してみろ」
そこで精霊王は 先程感じた
感覚を話した
『あの 禍々しい感覚を我は初めて体験したぞ』
「それが何かを お前でもわからないのか」
『初めての感覚ゆえ はっきりとは分からぬ 一度国に戻って 調べてまいる 長老 魔女 文献を紐解いてまいる
その間は サラマンダーとウンディーネにしかと見ておるように言い付けるが 精霊の身では守れはするが シャルが変に思われるかもしれぬ お主男爵に話して シャルから離れるな 嫌な予感がする』
「わかった お前がそこまで言うのだから 男爵には話して 私が今日から シャルの側に居よう それは近いうちにシャルに何か起こるのか?」
『いや 今すぐでは無いと思うと
存在がはっきりすれば ずっと感じられると思うが 感じたのはあの一瞬だけだから まだ 時間があると思う』
「分かった 早く戻ってくれ」
『出来るだけ早く』
そう言って 一瞬だけの光が部屋に広がると 妖精王は居なくなっていた
「シャル……」
『!』
精霊王が反応した
『なんだ……今の感覚は……
サラマンダー ウンディーネ!』
『『はい!』』
『感じたか?』
『禍々しい』
『ゾワッとする』
二人が感想を言うと
『我もこんな感覚は 初めてだ』
かなり真面目な話をしているのだが
傍からみると 何もないところに
真っ白な猫が 「ミャーミャーミャー」
と鳴いているだけである
シャルが
「あら 猫ちゃんお外にいるのね
何かに……ん?サーちゃんディーちゃん?」
『『『あ!』』』
シャルに見つかった………
『王様…もう話しちゃったら?』
『ディーもそう思う』
二人で精霊王に話すと
『いや まだリチャードが駄目だと
言うから まだなのだ』
『王様 弱味握られてる?』
『握られてる?』
『うるさい……』
シャルが出てきて
「サーちゃんディーちゃん
猫ちゃんとお話してるの?」
『違うよ~』
『うんうん』
「ニャァ」
そう言ってシャルに近づくと
ゴロゴロしたかと思うと
走り出した
一度止まって 振り返り
「ニャァ」
「あ 猫ちゃんどこに行くの?」
シャルが話しかけるが
走って何処かにいってしまった
「また 帰ってくるかしら」
猫のいった方を眺めていたら
「シャル~もう本はいいの~?」
アイラが窓から声をかけてくる
「あ!まだです~今行きます~」
精霊王は猫の姿を解除して
リチャードの元へ急いだ
『あの感覚は もしや……
とにかくリチャードと相談せねば
シャルに関わることだ』
リチャードの屋敷につき
姿を見つけると
『リチャード!』
「どうした そんなに慌てて まさか
何かシャルにあったのか?」
慌てた様子に 憂いを帯びたような表情を見せている精霊王
『いや 今すぐどうこうではないが
違う ちょっと話を聞いてもらえるか』
「なんだ 話してみろ」
そこで精霊王は 先程感じた
感覚を話した
『あの 禍々しい感覚を我は初めて体験したぞ』
「それが何かを お前でもわからないのか」
『初めての感覚ゆえ はっきりとは分からぬ 一度国に戻って 調べてまいる 長老 魔女 文献を紐解いてまいる
その間は サラマンダーとウンディーネにしかと見ておるように言い付けるが 精霊の身では守れはするが シャルが変に思われるかもしれぬ お主男爵に話して シャルから離れるな 嫌な予感がする』
「わかった お前がそこまで言うのだから 男爵には話して 私が今日から シャルの側に居よう それは近いうちにシャルに何か起こるのか?」
『いや 今すぐでは無いと思うと
存在がはっきりすれば ずっと感じられると思うが 感じたのはあの一瞬だけだから まだ 時間があると思う』
「分かった 早く戻ってくれ」
『出来るだけ早く』
そう言って 一瞬だけの光が部屋に広がると 妖精王は居なくなっていた
「シャル……」
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