賢者の花嫁

この世界には、太古、7人の悪魔と7人の賢者の戦争が行われていた。
見事悪魔に打ち勝った賢者。

しかし、悪魔達の魂を完全に破壊する事は叶わなかった。
それぞれの悪魔は自身の魂を分割し、転生を繰り返しながら生き延びた。

また、世界が闇に包まれた時、一つになることを望み。


時は流れ。

名もない集落で、一人の少女は蔑まれていた。
生まれついた時から「忌み子」「呪い子」として、その身に余る罰を受け続けた。

それは、村に来た占い師の予言。

「銀色の髪の少女が、この村を災厄をもたらす」

この村に銀色の髪を持つ者が生まれた事は一度だって無い。
故に少女は嫌われた。
可愛がっていた猫も殺され、自身はカビや埃だらけの狭い地下に閉じ込められる。

感情を殺し、少女はただじっと耐えた。

17のある日、村に海賊がやってくる。
生贄として出された少女。
海賊団は村人を見定め、少女以外を全滅。
すると、魂のようなものが抜けて……。

美しき青年は言った。

「俺の船に乗るか」

その出会いは少女の運命を大きく変え、やがて世界を揺るがしていき――――……


太古より時を越え、賢者と悪魔の戦いが今、始まる。
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