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異世界でお菓子屋さんを開きました 最終章
第1話 あの世とこの世の狭間①
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……………………………………………………
第1話 あの世とこの世の狭間①
……………………………………………………
???「はぁ…はぁ…
良かった…なんとか間に合って…」
「…えっと…あなたは…」
この方は誰なんだろう
あの世の世界に可愛らしい
メイドさんを見れるなんて…
それにさっき…
このメイドさんから
『生きている』って言葉が…
???「はぁ…はぁ…
貴方は…まだ…ゲホゲホッゲホ…」
「大丈夫ですか、落ち着いてから
おっ…お話して下さい」
???「……あっありがとう
はぁ…はぁ……少し待ってて…」
メイドさんは息を落ちつかせる様、
深呼吸をした。
???「スーハー‥スゥー……
ありがとう…もう大丈夫…」
息が落ち着いてから
私を真っ直ぐ見て、こう言った。
???「安心して、貴方は死んでいない
生きているよ」
「えっ…?!死んでいない…本当ですか
でっでも…」
…事実なんて知りたくない
けど、聞かずにはいられない…
雲ひとつない青空に…
色取り取りに咲き乱れるお花畑
なにより、ずっと居たくなるような
感覚。
『ここ』は紛れもなく…
「……『ここ』はあの世ですよね…」
意を決して、メイドさんに
問いかけた。
あの世だったら、あの世って
正直に言って欲しい…何もかも諦めて、
この世とお別れを出来るから
だけど…もし…もしよ
『ここ』があの世じゃなかったら
私は…
絶望と僅かな希望で
彼女の答えを待つ…
すると彼女は首を振って
???「いいえ、『ここ』は
あの世とこの世の狭間…
【サイハテ】と言う場所よ」
『ここ』があの世ではない事を
教えてくれた。
「あの世とこの世の狭間…
じゃあ…」
???「ええ、あの世じゃないから
安心して!それにほらっ…
私を見て、何かおかしな所はない?」
「おかしな…所ですか…失礼します」
そう、一言、詫びを入れてから
メイドさんの全体を隅々まで見た
…おかしな所だなんて…
あれっ……?
よく見るとメイドさん…
影がない!!
それに、所々身体が透けて見える!
「…影が無くて…所々透けています
メイドさんは…もしかして…」
???「その通り!
私は死んでいるから、
このような感じなの
もう死んでいる人だと
影がなく、こんな風に身体が所々、
透けているのよ
でも、貴方は違う影がある、
透けてもいない、生きている証拠よ」
「…………」
改めて、私の体を見る
メイドさんの言う通り、
私は影があって、体が透けていない。
本当に……生きている
…生きているんだ私…
じゃあ…全てを諦めなくても
良いのね
「…良かった…私、まだ
死んでいなくて…」
???「…1人で辛かったね
もう、私がいるから安心よ
貴方を大切な人達の所へ
送り届ける
さあ、まずは『ここ』から出ましょう
ずっと居たらいけない」
メイドさんは私の手を取り、
歩いた方向とは逆方向に
歩き出した。
「はっはい…ありがとうございます
あの…貴方は一体…」
オーロラ「初めまして!私はオーロラ!
とあるお屋敷でメイドのお仕事を
していました。よろしくねお嬢さん」
メイドさんはニコッと笑い、
自己紹介をしてくれた。
第1話 あの世とこの世の狭間①
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???「はぁ…はぁ…
良かった…なんとか間に合って…」
「…えっと…あなたは…」
この方は誰なんだろう
あの世の世界に可愛らしい
メイドさんを見れるなんて…
それにさっき…
このメイドさんから
『生きている』って言葉が…
???「はぁ…はぁ…
貴方は…まだ…ゲホゲホッゲホ…」
「大丈夫ですか、落ち着いてから
おっ…お話して下さい」
???「……あっありがとう
はぁ…はぁ……少し待ってて…」
メイドさんは息を落ちつかせる様、
深呼吸をした。
???「スーハー‥スゥー……
ありがとう…もう大丈夫…」
息が落ち着いてから
私を真っ直ぐ見て、こう言った。
???「安心して、貴方は死んでいない
生きているよ」
「えっ…?!死んでいない…本当ですか
でっでも…」
…事実なんて知りたくない
けど、聞かずにはいられない…
雲ひとつない青空に…
色取り取りに咲き乱れるお花畑
なにより、ずっと居たくなるような
感覚。
『ここ』は紛れもなく…
「……『ここ』はあの世ですよね…」
意を決して、メイドさんに
問いかけた。
あの世だったら、あの世って
正直に言って欲しい…何もかも諦めて、
この世とお別れを出来るから
だけど…もし…もしよ
『ここ』があの世じゃなかったら
私は…
絶望と僅かな希望で
彼女の答えを待つ…
すると彼女は首を振って
???「いいえ、『ここ』は
あの世とこの世の狭間…
【サイハテ】と言う場所よ」
『ここ』があの世ではない事を
教えてくれた。
「あの世とこの世の狭間…
じゃあ…」
???「ええ、あの世じゃないから
安心して!それにほらっ…
私を見て、何かおかしな所はない?」
「おかしな…所ですか…失礼します」
そう、一言、詫びを入れてから
メイドさんの全体を隅々まで見た
…おかしな所だなんて…
あれっ……?
よく見るとメイドさん…
影がない!!
それに、所々身体が透けて見える!
「…影が無くて…所々透けています
メイドさんは…もしかして…」
???「その通り!
私は死んでいるから、
このような感じなの
もう死んでいる人だと
影がなく、こんな風に身体が所々、
透けているのよ
でも、貴方は違う影がある、
透けてもいない、生きている証拠よ」
「…………」
改めて、私の体を見る
メイドさんの言う通り、
私は影があって、体が透けていない。
本当に……生きている
…生きているんだ私…
じゃあ…全てを諦めなくても
良いのね
「…良かった…私、まだ
死んでいなくて…」
???「…1人で辛かったね
もう、私がいるから安心よ
貴方を大切な人達の所へ
送り届ける
さあ、まずは『ここ』から出ましょう
ずっと居たらいけない」
メイドさんは私の手を取り、
歩いた方向とは逆方向に
歩き出した。
「はっはい…ありがとうございます
あの…貴方は一体…」
オーロラ「初めまして!私はオーロラ!
とあるお屋敷でメイドのお仕事を
していました。よろしくねお嬢さん」
メイドさんはニコッと笑い、
自己紹介をしてくれた。
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