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4 新入生
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「芝浦 凛です。
いつもお兄ちゃんがお世話になってます」
樟葉を抱っこしたまま、カフェテリアの料理待ち列に並んだ俺達のところまで走ってくると。
芝浦の妹は、丁寧に一人一人と目を合わせてから頭を下げた。
ふわりと花開く笑顔は、周囲の目を引く。
特に、ヤマ達に圧倒されて引きぎみだった男子生徒の目は釘付けだ。
「凛、いつまで抱えてんだよ。
・・・まさか、一緒に食うとか言わねぇよな?」
「アハハ~、ナイナイ。
私はもうお友達がいるし、お兄ちゃんが入った群れのリーダーに挨拶と、みこちゃんに会いたかっただけだもん」
芝浦の問いに、明るく笑って返す芝浦妹。
芝浦が相手だと、高嶺の花から途端に親しみやすい雰囲気に変わる。
バレンタインコレクションの舞台で歌って踊っているのを見たときは芸能人の迫力を感じたが・・・間近で見ると俺と変わらないくらいの背で華奢だ。
いつもお兄ちゃんがお世話になってます」
樟葉を抱っこしたまま、カフェテリアの料理待ち列に並んだ俺達のところまで走ってくると。
芝浦の妹は、丁寧に一人一人と目を合わせてから頭を下げた。
ふわりと花開く笑顔は、周囲の目を引く。
特に、ヤマ達に圧倒されて引きぎみだった男子生徒の目は釘付けだ。
「凛、いつまで抱えてんだよ。
・・・まさか、一緒に食うとか言わねぇよな?」
「アハハ~、ナイナイ。
私はもうお友達がいるし、お兄ちゃんが入った群れのリーダーに挨拶と、みこちゃんに会いたかっただけだもん」
芝浦の問いに、明るく笑って返す芝浦妹。
芝浦が相手だと、高嶺の花から途端に親しみやすい雰囲気に変わる。
バレンタインコレクションの舞台で歌って踊っているのを見たときは芸能人の迫力を感じたが・・・間近で見ると俺と変わらないくらいの背で華奢だ。
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