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修練
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「ルールはどうします?」
「先に相手に有効打を3つ入れるか戦闘不能か審判の停止で」
「武器はどうしましょう?手持ちのこれだと万が一もありうるので・・・修練用の木剣か何かありますか?」
「あそこに修練用の武器庫があるから、そこから適当なのを見繕って?
別に手持ちの武器の方が馴染んでるでしょうから、それでもかまわないわよ?」
そうはいっても、この剣じゃ・・・寸止めでも打撃が入りそうなんだよね・・・
「それじゃぁ、武器見てきますね」
僕がセルフィーさんの傍を離れたタイミングで数名の騎士が駆け寄り
「騎士団長!あんな年端もいかない少年をどこで誑かしてきたんですか!?」
「さっきの会話の内容からすると、今から模擬戦する感じでしたが、なに考えてるんですか?」
「氷絶なんて二つ名持ちが戦うなんて、何者ですか?あの少年」
「周りに男っ気がないと思ってたら、まさかのショタですか!?」
「・・・彼氏?」
なんだ大人気じゃないか
「ちょちょっとまて!ショウ君とはさっき知り合ったばっかりで彼氏など///・・・手合わせは彼の方から言い出したのだ!私は止めたのだが・・・」
「ショウ君・・・」
「さっき?」
「彼?」
「なんでそこで頬を染める」
「え?自殺希望者?」
「制止聞かず?」
さて、木剣はっと・・・お?色んな種類あるなぁ?小剣?大剣?ハンマーに槍に・・・大木?これ扱えるやつ居るの?まぁ、実演用に持っていくか・・・でもなぁ?メインウェポンはどうす・・・ぁ、収納庫の中のこの木刀でいっか
「お待たせしました!」
そう切り出し、騎士の方々は振り返るとともにギョっとした・・・なんせ12~3歳の男の子が数メートルはある大木を引きずってきてるのだから。
「ぉぃ、あれって倉庫の中にあった大木だろ?どうやって運び込んだかわからなかったやつをなんで引きずってるんだ?」
「あれって横倒しでおいてあって、てっきり長椅子の代わりと思ってたんだけど・・・武器なの?」
「ヤダすごい力持ち!」
「私もあんな風に・・・」
「引きずられたいのか?」
「うん」
「「「「「ぇぇぇええ!?!?!?」」」」」
なかなかユーモア溢れる集団じゃないか。表だって騒いでる奴等と遠巻きに眺めてる奴等のちがいは・・・まぁ、部隊差ってところか?
「セルフィーさん?審判は誰に努めてもらいますか?」
・・・騎士団長を「さん」呼ばわりって・・・まさかそこまで関係は進んでるんですか!?
「ゴホン。そうね、審判は・・・」
「先に相手に有効打を3つ入れるか戦闘不能か審判の停止で」
「武器はどうしましょう?手持ちのこれだと万が一もありうるので・・・修練用の木剣か何かありますか?」
「あそこに修練用の武器庫があるから、そこから適当なのを見繕って?
別に手持ちの武器の方が馴染んでるでしょうから、それでもかまわないわよ?」
そうはいっても、この剣じゃ・・・寸止めでも打撃が入りそうなんだよね・・・
「それじゃぁ、武器見てきますね」
僕がセルフィーさんの傍を離れたタイミングで数名の騎士が駆け寄り
「騎士団長!あんな年端もいかない少年をどこで誑かしてきたんですか!?」
「さっきの会話の内容からすると、今から模擬戦する感じでしたが、なに考えてるんですか?」
「氷絶なんて二つ名持ちが戦うなんて、何者ですか?あの少年」
「周りに男っ気がないと思ってたら、まさかのショタですか!?」
「・・・彼氏?」
なんだ大人気じゃないか
「ちょちょっとまて!ショウ君とはさっき知り合ったばっかりで彼氏など///・・・手合わせは彼の方から言い出したのだ!私は止めたのだが・・・」
「ショウ君・・・」
「さっき?」
「彼?」
「なんでそこで頬を染める」
「え?自殺希望者?」
「制止聞かず?」
さて、木剣はっと・・・お?色んな種類あるなぁ?小剣?大剣?ハンマーに槍に・・・大木?これ扱えるやつ居るの?まぁ、実演用に持っていくか・・・でもなぁ?メインウェポンはどうす・・・ぁ、収納庫の中のこの木刀でいっか
「お待たせしました!」
そう切り出し、騎士の方々は振り返るとともにギョっとした・・・なんせ12~3歳の男の子が数メートルはある大木を引きずってきてるのだから。
「ぉぃ、あれって倉庫の中にあった大木だろ?どうやって運び込んだかわからなかったやつをなんで引きずってるんだ?」
「あれって横倒しでおいてあって、てっきり長椅子の代わりと思ってたんだけど・・・武器なの?」
「ヤダすごい力持ち!」
「私もあんな風に・・・」
「引きずられたいのか?」
「うん」
「「「「「ぇぇぇええ!?!?!?」」」」」
なかなかユーモア溢れる集団じゃないか。表だって騒いでる奴等と遠巻きに眺めてる奴等のちがいは・・・まぁ、部隊差ってところか?
「セルフィーさん?審判は誰に努めてもらいますか?」
・・・騎士団長を「さん」呼ばわりって・・・まさかそこまで関係は進んでるんですか!?
「ゴホン。そうね、審判は・・・」
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