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その頃
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「きゅ?きゅっきゅきゅぅ~?」
「なんですって???」
「どないしたんや香織!?それに、ミネルバの言語機能がおかしなっとるで!?」
「申し訳ありません。ショウ様と行動を共にしてた隊長機から連絡がきたのですが・・・『消えた』と・・・」
ショウの気分転換により壁越えの最中、ドローン隊長機の目の前で前触れなくショウが消えた。隊長もすぐさま周囲のドローンに確認させたが、何も痕跡が見つからなかったことに驚き、すぐ様エリア移動をしてポチ達のいるエリアに帰ると通信をしたのだ。
「それではショウ様はこのエリアから複数先のエリアに興味本位で遊びに出かけた後で、消えたと?」
「そうですね、目の前で突然消えて、即座に周囲を捜索したけど何も痕跡が見つからなかったそうです。この感じは似てますね・・・」
「なんや?似てるってなんにや?」
「ポチです」
「ワイ?」
「以前帝国に向かう途中でポチの反応が消えて、その先で見つかりましたが・・・どうです?」
「つまり・・・アレか・・・?」
「そうですね、可能性としては十分にありうることなのに、今まで警戒してませんでしたが・・・」
「「「勇者召喚」」」
これなら色んな辻褄が合う。突然消えたこと。我ら3人でもサーチに引っかからない。この世界ではよくあること。
「でも、ワイの時は同じエリアやったやないか?」
「でも、元来勇者召喚は異なる世界からの強制拉致ですから、ある意味ポチの場合が特殊ケースだった可能性もあります。そしてなによりショウ様は・・・色んな意味で特異体質ですから・・・」
「思い当たる節しか記憶にないな・・・」
「ですので、ある意味ここでジタバタしても何もいい事はないと言うことです。それにショウ様なら、こうなった場合何かしら新しいことを試してみるかもしれないでしょ?」
「例えば?」
「そうねぇ・・・召喚魔法とか?色んな属性や複合魔法は普通に使ってましたけど、召喚魔法を使ってる姿は見たことがなかったので、もしかしたら・・・私たちを召喚してくれるかっもしれないじゃないですか!?それに、前にショウ様が見せてくれたこの世界のエリア分けのシステム、アレだと周囲に壁があっても、どの方向に何枚越えればこのエリアに着くかなんて・・・かなりの確率じゃない?目的のエリアがわかってても・・・ね?」
「せやな・・・6面としても正解は5分の1・・・さらにその先は4分の1・・・確率計算で言えば・・・面倒この上ないしな」
この3人に合流した隊長さん・・・まずはこの世界の各壁の把握を進める方針で、その後は臨機応変で・・・十分ショウに馴染んでいた。
「なんですって???」
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「申し訳ありません。ショウ様と行動を共にしてた隊長機から連絡がきたのですが・・・『消えた』と・・・」
ショウの気分転換により壁越えの最中、ドローン隊長機の目の前で前触れなくショウが消えた。隊長もすぐさま周囲のドローンに確認させたが、何も痕跡が見つからなかったことに驚き、すぐ様エリア移動をしてポチ達のいるエリアに帰ると通信をしたのだ。
「それではショウ様はこのエリアから複数先のエリアに興味本位で遊びに出かけた後で、消えたと?」
「そうですね、目の前で突然消えて、即座に周囲を捜索したけど何も痕跡が見つからなかったそうです。この感じは似てますね・・・」
「なんや?似てるってなんにや?」
「ポチです」
「ワイ?」
「以前帝国に向かう途中でポチの反応が消えて、その先で見つかりましたが・・・どうです?」
「つまり・・・アレか・・・?」
「そうですね、可能性としては十分にありうることなのに、今まで警戒してませんでしたが・・・」
「「「勇者召喚」」」
これなら色んな辻褄が合う。突然消えたこと。我ら3人でもサーチに引っかからない。この世界ではよくあること。
「でも、ワイの時は同じエリアやったやないか?」
「でも、元来勇者召喚は異なる世界からの強制拉致ですから、ある意味ポチの場合が特殊ケースだった可能性もあります。そしてなによりショウ様は・・・色んな意味で特異体質ですから・・・」
「思い当たる節しか記憶にないな・・・」
「ですので、ある意味ここでジタバタしても何もいい事はないと言うことです。それにショウ様なら、こうなった場合何かしら新しいことを試してみるかもしれないでしょ?」
「例えば?」
「そうねぇ・・・召喚魔法とか?色んな属性や複合魔法は普通に使ってましたけど、召喚魔法を使ってる姿は見たことがなかったので、もしかしたら・・・私たちを召喚してくれるかっもしれないじゃないですか!?それに、前にショウ様が見せてくれたこの世界のエリア分けのシステム、アレだと周囲に壁があっても、どの方向に何枚越えればこのエリアに着くかなんて・・・かなりの確率じゃない?目的のエリアがわかってても・・・ね?」
「せやな・・・6面としても正解は5分の1・・・さらにその先は4分の1・・・確率計算で言えば・・・面倒この上ないしな」
この3人に合流した隊長さん・・・まずはこの世界の各壁の把握を進める方針で、その後は臨機応変で・・・十分ショウに馴染んでいた。
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