5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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喋る自動販売機

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 喋る自販機・・・そんなに珍しいものではないが、あくまで定型文だけだし、そもそもはしてこないはずだ。そしてその自販機には名札が付いていて・・・【ハッ○ン】と・・・

「・・・なぁ?」
「ん?」
「この自販機って・・・」
「どうしたんだ?」
「いやいや・・・そんなはずはないだろ・・・」
「だからどうしたんだよ?」
「いや・・・でもなぁ?」
「・・・ぁ、コーラで」
『ありがとうございます』
「・・・」

 この人も読者かな?

『ご安心ください。創造主のネタで作成されたなので、著作権等々には一切引っかかりません』

「・・・そこまで堂々と・・・となるとモチーフはやっぱり『アレ』なのかい?」

『お察しにお任せします。にはなりませんので、ご安心を』

 ぶっ込みすぎたかな?

「じゃぁ・・・オレンジとアップルを混ぜで」

「ありがとうございます!」

 ドリンクバーなら混ぜるのは基本だけど、昔のカップ式自販機では、最初から混ぜる前提のボタンだけでなく、バグ技なのか、同時に二つのボタンを押すとものがあったそうで、押し間違えるとえらいものが出来上がったという都市伝説を・・・何処かのショウの記憶が物語っていた・・・

「しっかし、まさか宇宙旅行で宇宙遊泳とか、新しいことが・・・なんて思ってたらレトロな配膳システム採用とか・・・なんでもありだな」

「でもいいよな・・・なんというか・・・創作意欲が湧くというか・・・」

 これは・・・食後のお遊びも期待できそうだな・・・

「さて、まさかこんなところで白熊がたべれるとはおもわなかったけど、午後は・・・何するんだろう?」

 そんなことを話している人たちに衝撃の・・・いや、笑撃かな?

『お知らせします。昼食後は各イデ別室にてご自由にお過ごしください。何をする・・・かは、その目でお確かめください』

 そんな意味深な放送のあと、興味をそそられた一部の社員が足早にその別室に向かい、部屋の中を見て・・・

「ナンダッテェェェェェ!?」

 かなりの大声で叫んだため、食堂にいたほとんどの社員がその別室に向かい、その口を大きく開けて絶句し・・・しかし数秒後には満面の笑みで・・・

「これ作っていいのかな?」
「ダメだってんなら逆になんでここに積んであるか説明してもらいたい」
「だよな・・・向こうには工具置き場もあるし」
「工場勤務だからって全員が好きってわけじゃじゃじゃじゃじゃじゃ?」
「どした?バグった?」
「向こう見てみろよ!」
「ん?」

 叫び出した社員の指差した先にあったのは・・・
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