5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん

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新節第八話

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「この後どうするんだっけ?」
「外に案内人がいるって」
「かっこいい男性かな?」
「美人すぎるのも困るわね」
「ケモ耳希望!」

 好き勝手言っちゃって・・・

 今回ボク以外で参加してるのは、とある田舎町の眷属未ホルダーな男2女3の5人だ。みんな顔見知り・・・だからかな?完全に気分は勇者召喚だね

 そしてドアを開けるとそこは・・・

「森・・・丘の上か?」
「すごい!空が綺麗!」
「空気も本当に美味しいわ!」
「あ、あれ!兎にが生えてるぞ!」
「きゃー可愛い!」

 って不用意にツノ兎に近寄って行こうとする女性・・・その瞬間『斬!』!?

「・・・ヒィぃぃ・・・」

 隣に現れたがその腰の剣でツノ兎の首を斬り落としたのだった・・・(第一異世界人はボクだしね?)

「アンタナニするんだ!」
「そうだ!あんな可愛い動物を殺すなんて!」
「ケダモノ!」
「異世界・・・なんて野蛮な世界・・・」
「ちょっと!血がついちゃったじゃないの!」

 好き勝手に喚く旅人・・・その人が案内人なんだけどなぁ・・・

「・・・【生活魔法クリーン】・・・これで血は消えましたが?」

「・・・魔法?」
「俺たちも使えるかな?」
「そんなことよりもウサギ!」
「そうよ!野蛮なことには変わりないんだから!」
「・・・綺麗・・・今朝のコーヒーのシミも綺麗になってる」

「「「「!?」」」」

 君達・・・まずは挨拶とかお礼をいいなさいよ・・・

「おねーさんありがとー」

 ここは子供のフリして・・・

「あなた方が異世界からの客人ですね?私は今回皆様の案内人を担当する冒険者です。名前は『シャフリ』と言います。お帰りの間までよろしくお願いします」

 この子がの子孫か・・・既にポチは・・・『生きてるでぇ!』・・・ノノ■置いといて『マテぇ!』

「街までどれくらいあるの?」

「そうですね、普通に歩けば三日と言うところですが、馬車を用意しているので、途中野営体験を選ばれているので明日の昼前には到着できます」

 今もシャフリさんを見て固まってる5人を放置して一応話を進めておく。勿論記録には残してある・・・

 あれこれ今後の話をしていざ馬車に移動・・・このタイミングでようやく再起動か・・・

「か、可愛い」
「いや、かっこいい方だろ」
「美人ね・・・」
「これが異世界クオリティ」
「・・・お姉様・・・」

 再起動して出た言葉がソレかい!

「至らない点があるかと思いますが、どうおよろしくお願いします」

 そう言いつつ先程狩ったツノ兎を皮袋に収めて・・・丘をゆっくりと降っていくシャフリさん・・・『ポチ?後で説教な?』『なんでぇぇ!?』
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