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新節第九話
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どうにもファーストコンタクトからしてOUTだろ・・・教育どうなってるの?
「どうぞ。こちらが皆様を運ぶ馬車となってます」
丘を降り、数百メートル歩いた先に2頭立ての馬車が待っており、御者は・・・白髪の老人で・・・『チェンジで』『なんでや!』『・・・やっぱりお前か・・・』
御者は変装したポチだった・・・
「どうされました?」
シャフリさんにはわかっていない様だったので説明しようとすると、必死な念話が飛んできた・・・内緒かい・・・
「いえ、馬車って初めて見るから凄いな~って」
「馬車なんて田舎くさいな」
「本当。ワイバーンとかで運べよ」
「それにボロくさい馬車ね」
「選ばれし私たちを運ぶに値しないわ」
「・・・チェンジで」
こいつらどんだけだよ・・・ほら、御者の爺さんがプルプルしてるぞ?
「じゃぁかぁしぃわ己ら!さっさと乗らんか!」
キレるお年寄り・・・むしろ、言葉だけに留めたのは・・・さっきのマイナス分と相殺ってことにしてあげようかな?
「おい・・・俺らは客だぞ?」
「仕事失ってもええんか?ジジイ」
「ほんと失礼しちゃうわ」
「勇者を運べるんだから、光栄に思いなさいよ!」
「 」
「ハゲとらんわ!」
誰だこの人選したの・・・これなら崑崙島みたいなところを作るか?でもソレじゃぁな・・・料理が日本食だし・・・どこかの山荘に旅行に行ったら食事が海産物ばかりで、風情が欠けてた・・・って書き込みもあったしな・・・『異世界に旅行に行ったのに料理が日本の家庭食だった』なんて書かれた日にゃ・・・
「おじさん達もあまり現地の人困らせちゃダメでしょ?ほらコレ・・・ね?」
ボクは全員の首にかけてある全周囲ドライブレコーダーの様な記録機器を指差して見せると
「ぅ・・・」
「そういえば・・・」
「後で編集するから問題は」
「勇者を監視するシステムなんて」
「外しちゃえこんなの」
別に外してもいいけど・・・説明受けてないのかな?それ翻訳機も兼ねてるんだけど・・・どうするつもりなのかな・・・
「お客様。時間は有限ですので、さっさと出発しましょう。このままでは滞在時間が減って、何もしないままお帰りいただくことになり兼ねませんが?」
現地ツアーガイドの質もオプションにしておく必要があるかな・・・要らぬ衝突回避のために・・・このままじゃ本当にその首かけが・・・日本でそのままの使い方になるぞ・・・
「どうぞ。こちらが皆様を運ぶ馬車となってます」
丘を降り、数百メートル歩いた先に2頭立ての馬車が待っており、御者は・・・白髪の老人で・・・『チェンジで』『なんでや!』『・・・やっぱりお前か・・・』
御者は変装したポチだった・・・
「どうされました?」
シャフリさんにはわかっていない様だったので説明しようとすると、必死な念話が飛んできた・・・内緒かい・・・
「いえ、馬車って初めて見るから凄いな~って」
「馬車なんて田舎くさいな」
「本当。ワイバーンとかで運べよ」
「それにボロくさい馬車ね」
「選ばれし私たちを運ぶに値しないわ」
「・・・チェンジで」
こいつらどんだけだよ・・・ほら、御者の爺さんがプルプルしてるぞ?
「じゃぁかぁしぃわ己ら!さっさと乗らんか!」
キレるお年寄り・・・むしろ、言葉だけに留めたのは・・・さっきのマイナス分と相殺ってことにしてあげようかな?
「おい・・・俺らは客だぞ?」
「仕事失ってもええんか?ジジイ」
「ほんと失礼しちゃうわ」
「勇者を運べるんだから、光栄に思いなさいよ!」
「 」
「ハゲとらんわ!」
誰だこの人選したの・・・これなら崑崙島みたいなところを作るか?でもソレじゃぁな・・・料理が日本食だし・・・どこかの山荘に旅行に行ったら食事が海産物ばかりで、風情が欠けてた・・・って書き込みもあったしな・・・『異世界に旅行に行ったのに料理が日本の家庭食だった』なんて書かれた日にゃ・・・
「おじさん達もあまり現地の人困らせちゃダメでしょ?ほらコレ・・・ね?」
ボクは全員の首にかけてある全周囲ドライブレコーダーの様な記録機器を指差して見せると
「ぅ・・・」
「そういえば・・・」
「後で編集するから問題は」
「勇者を監視するシステムなんて」
「外しちゃえこんなの」
別に外してもいいけど・・・説明受けてないのかな?それ翻訳機も兼ねてるんだけど・・・どうするつもりなのかな・・・
「お客様。時間は有限ですので、さっさと出発しましょう。このままでは滞在時間が減って、何もしないままお帰りいただくことになり兼ねませんが?」
現地ツアーガイドの質もオプションにしておく必要があるかな・・・要らぬ衝突回避のために・・・このままじゃ本当にその首かけが・・・日本でそのままの使い方になるぞ・・・
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