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第十三話
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そして夕方。今日は僕を含めた7人で転生に向かう。なので、奉納するお酒やつまみ等を探して・・・
「ショウ!遅かったな!」
クマスター登場。そして続々と集まっていき
「それで?転生はどうするんだ?紅翼が陣取ってるんだろ?って・・・どうやって転生したんだ?」
至極当然な謎だよね?でも、目の前に転生した事実を持つ二人がいるわけだし
「それも含めて、出陣しましょうか!」
2日連続でギルドの主要メンバーが揃って動くとなると、他のギルドや未加入者、当然同じギルドメンバーもその異常さに気が付き
「マスター!昨日もそうでしたが、どうしたんですか!?」
「普段一緒に行動しないメンツがそんなに集まって・・・カチコミですか!?」
「・・・紅翼ですか?」
「・・・あいつらムカつくし・・・」
「え?香風が紅翼にカチコミ!?」
「三大勢力の二つが激突!?おい!『戦烈』のやつ誰かいないか?」
「カチ合わせしないにしても情報は大事だろ!」
「足の速いやつ・・・」
「俺!行ってくる!」
外野が騒がしい・・・勝手に騒動に結びつけるんじゃないよ・・・
「ホラァ・・・」
まぁ?行き先は転職の神殿で間違いないんだけどさ・・・さっき走った誰かさんが余計なことを口走ったようで、『紅翼』のメンバーが転職の神殿入り口で武器を構えて待ち受けているじゃあ~りませんか・・・
「何しにきやがった!転職の神殿は俺達『紅翼』が抑えてんだ!帰れ帰れ!」
やたら威勢のいい奴が叫ぶと、口々に乗っていく周りの・・・しかしその中から
「香風のマスターさんよ?たったそれだけの人数で俺達をどうにかできると思ってんのか?」
どうやら今出てきた彼が高翼のギルドマスターのようだ・・・が・・・こちらには当然ギルド間で異を構える気はサラサラ無く、どうしたもんか考えてると
「ふ~ん。新人くんが駆け込んできたから何事かと思ったけど・・・くまちゃん?本気でカチコムの?」
ボン!キュ!ボン!な女性が横から声をかけてきた・・・と言うことは・・・
「彼女が『戦烈』のギルドマスターだ」
今ここに三大ギルドが勢揃いし・・・一触即発の・・・
「すみませ~ん。僕ら別に神殿には用がないんですけど?」
「「「!?」」」
この発言にクマスター含めた3人のギルドマスターが目を見開き
「というか、『紅翼』さんは神殿を手中に収めてるんでしたら、その周りの・・・裏庭もですか?」
そう言うと『紅翼』のマスターさんは僕が指差した裏庭を見て
「・・・裏庭だぁ?そんなのは要らねぇよ!自由にしな!」
「『戦烈』のマスターさんも今の言葉聞きましたよね?それじゃぁ・・・裏庭一帯は休憩スペースとして『香風』預かりで良いですか?勿論『戦烈』さんも利用可能です。『紅翼』は侵入禁止ですけど」
この急な取り決めに周囲は驚きつつも
「そんな雑草生い茂るところ別に欲しかねぇよ」
「香風にはお似合いだよ!」
「おい!ショウ!何勝手に・・・」
「・・・待って、ショウには何か考えがあるんだろう・・・」
「・・・もう少し任せてみよう」
「・・・お前らがそう言うんなら・・・」
「『香風』は随分面白い子を入れたんだね・・・裏庭の整備等休憩所の手伝いは『戦烈』も手伝うよ」
「・・・ぼんきゅぼん・・・」
澄ちゃん・・・
「じゃぁ、そう言うわけで・・・『エリア指定。不可侵設定。権限・・・香風&戦烈』・・・これで宣誓が通ったから、過去に一度でも『紅翼』に関わった人はは入れなくなったよ」
「・・・そんなことが可能だったのかい?」
「え?これができなかったら裏切り者とか不埒なこと考えてる人が入ってきちゃうでしょ?まさか・・・二人とも知らなかったの?」
ふたりは息ピッタリで顔を上下に・・・仲良いな・・・夫婦か?
「おいおい、俺たちは放置か!?良い度胸だな」
せっかく視界から外してたのに、こちらに意識を・・・『紅雀』さん・・・
「ぁ、カチコミとかは外野が勝手に言ったことで、僕らはそもそもこの裏庭を目指してきてたんで、『紅翼』には関係ない事ですよ?
『戦烈』さんには明日教えますんで、今日のところはお引き取り願えますか?」
三大ギルドマスター及び他メンバーも集まりつつある・・・あまり激しくなると運営からの介入もありうるから、そこは避けたい
「了解。『戦烈』はホームに帰るよ!」
「『香風』も主要メンバー以外は溜まり場に戻ってろ!詳しくは後日通達する!以上!」
「おいおい!俺たちは放置か?」
その言葉に反応しても面倒だから、さっさと先ほど宣誓したエリアに足を踏み入れると・・・外からの声は聞こえなくなった
「うん。無事【聖域】として機能してるね」
普通の場所で宣誓しても、不可侵契約だけだが、神聖な場所・・・神殿や祠があれば、そこを起点として【聖域】と認識される・・・これでこの場所は・・・
⦅ありがとう。子らよ⦆
祠の外にも・・・影響を及ぼすことができたようですね?
「ショウ!遅かったな!」
クマスター登場。そして続々と集まっていき
「それで?転生はどうするんだ?紅翼が陣取ってるんだろ?って・・・どうやって転生したんだ?」
至極当然な謎だよね?でも、目の前に転生した事実を持つ二人がいるわけだし
「それも含めて、出陣しましょうか!」
2日連続でギルドの主要メンバーが揃って動くとなると、他のギルドや未加入者、当然同じギルドメンバーもその異常さに気が付き
「マスター!昨日もそうでしたが、どうしたんですか!?」
「普段一緒に行動しないメンツがそんなに集まって・・・カチコミですか!?」
「・・・紅翼ですか?」
「・・・あいつらムカつくし・・・」
「え?香風が紅翼にカチコミ!?」
「三大勢力の二つが激突!?おい!『戦烈』のやつ誰かいないか?」
「カチ合わせしないにしても情報は大事だろ!」
「足の速いやつ・・・」
「俺!行ってくる!」
外野が騒がしい・・・勝手に騒動に結びつけるんじゃないよ・・・
「ホラァ・・・」
まぁ?行き先は転職の神殿で間違いないんだけどさ・・・さっき走った誰かさんが余計なことを口走ったようで、『紅翼』のメンバーが転職の神殿入り口で武器を構えて待ち受けているじゃあ~りませんか・・・
「何しにきやがった!転職の神殿は俺達『紅翼』が抑えてんだ!帰れ帰れ!」
やたら威勢のいい奴が叫ぶと、口々に乗っていく周りの・・・しかしその中から
「香風のマスターさんよ?たったそれだけの人数で俺達をどうにかできると思ってんのか?」
どうやら今出てきた彼が高翼のギルドマスターのようだ・・・が・・・こちらには当然ギルド間で異を構える気はサラサラ無く、どうしたもんか考えてると
「ふ~ん。新人くんが駆け込んできたから何事かと思ったけど・・・くまちゃん?本気でカチコムの?」
ボン!キュ!ボン!な女性が横から声をかけてきた・・・と言うことは・・・
「彼女が『戦烈』のギルドマスターだ」
今ここに三大ギルドが勢揃いし・・・一触即発の・・・
「すみませ~ん。僕ら別に神殿には用がないんですけど?」
「「「!?」」」
この発言にクマスター含めた3人のギルドマスターが目を見開き
「というか、『紅翼』さんは神殿を手中に収めてるんでしたら、その周りの・・・裏庭もですか?」
そう言うと『紅翼』のマスターさんは僕が指差した裏庭を見て
「・・・裏庭だぁ?そんなのは要らねぇよ!自由にしな!」
「『戦烈』のマスターさんも今の言葉聞きましたよね?それじゃぁ・・・裏庭一帯は休憩スペースとして『香風』預かりで良いですか?勿論『戦烈』さんも利用可能です。『紅翼』は侵入禁止ですけど」
この急な取り決めに周囲は驚きつつも
「そんな雑草生い茂るところ別に欲しかねぇよ」
「香風にはお似合いだよ!」
「おい!ショウ!何勝手に・・・」
「・・・待って、ショウには何か考えがあるんだろう・・・」
「・・・もう少し任せてみよう」
「・・・お前らがそう言うんなら・・・」
「『香風』は随分面白い子を入れたんだね・・・裏庭の整備等休憩所の手伝いは『戦烈』も手伝うよ」
「・・・ぼんきゅぼん・・・」
澄ちゃん・・・
「じゃぁ、そう言うわけで・・・『エリア指定。不可侵設定。権限・・・香風&戦烈』・・・これで宣誓が通ったから、過去に一度でも『紅翼』に関わった人はは入れなくなったよ」
「・・・そんなことが可能だったのかい?」
「え?これができなかったら裏切り者とか不埒なこと考えてる人が入ってきちゃうでしょ?まさか・・・二人とも知らなかったの?」
ふたりは息ピッタリで顔を上下に・・・仲良いな・・・夫婦か?
「おいおい、俺たちは放置か!?良い度胸だな」
せっかく視界から外してたのに、こちらに意識を・・・『紅雀』さん・・・
「ぁ、カチコミとかは外野が勝手に言ったことで、僕らはそもそもこの裏庭を目指してきてたんで、『紅翼』には関係ない事ですよ?
『戦烈』さんには明日教えますんで、今日のところはお引き取り願えますか?」
三大ギルドマスター及び他メンバーも集まりつつある・・・あまり激しくなると運営からの介入もありうるから、そこは避けたい
「了解。『戦烈』はホームに帰るよ!」
「『香風』も主要メンバー以外は溜まり場に戻ってろ!詳しくは後日通達する!以上!」
「おいおい!俺たちは放置か?」
その言葉に反応しても面倒だから、さっさと先ほど宣誓したエリアに足を踏み入れると・・・外からの声は聞こえなくなった
「うん。無事【聖域】として機能してるね」
普通の場所で宣誓しても、不可侵契約だけだが、神聖な場所・・・神殿や祠があれば、そこを起点として【聖域】と認識される・・・これでこの場所は・・・
⦅ありがとう。子らよ⦆
祠の外にも・・・影響を及ぼすことができたようですね?
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