『転生したら木でした』 一万年後、世界樹はエルフの杖となる――


第一章あらすじ

世界樹は、武器になる

― インテリジェンスウェポン編 ―

転生した先は、人でも魔物でもなく――一本の木だった。
作島ひろしは、御神木の根元で命を落とし、異世界で“木”として目覚める。

動けず、話せず、ただ世界を見続けること一万年。
争いも、平和も、数多の転生者すら見送ってきたその日、
一人の傷ついたエルフが森に迷い込む。

彼女の名はソフィア。
エルフ族一の賢者でありながら、人族帝国の偽りの勇者に絶望し、
戦いから逃げるように森を彷徨っていた。

偶然の接触――
それは奇跡だった。

木とエルフは、意思疎通に成功する。
そして木は、名前を得る。

アル=ノーム。

名を得た瞬間、世界が繋がり、
世界樹としての本質――
魔力を循環させ、枯れぬ力を生む存在であることを知る。

アルは選ぶ。
このまま森に立ち続けるのではなく、
“武器”となり、世界を歩く道を。

自らの身を材料とし、
琥珀に宿る意思を核とした
インテリジェンスウェポン・世界樹の杖として。

無限に循環する魔力。
自動回復するMP。

こうして、
世界樹と大賢者の奇妙な冒険が始まる。
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