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第5話 職人としての矜持
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ガーベルが去った後、俺はルチーナの方へと歩み寄る。
すると、彼女もこちらの気配に気づいたのか視線を向け、俺が王立学園の入学試験で戦った相手だと分かったようだ。
「あんた……こんなところまで何をしに来たの? 負けた私を笑うためっていうならお世辞にも褒められた趣味じゃないね」
あの時はあまり聞けなかった彼女の声が工房に響く。
なんだか、すべてにおいてあきらめているような、そんな虚しい声色だった。
そんなルチーナに、俺はここまでやってきた目的を包み隠さず伝える。
「あなたを探していたんだ」
「私を?」
怪訝な表情を浮かべるルチーナ。
それもそうか。
俺と彼女にはなんの接点もない。
王都で見かけたことがあるというだけだし、その時に声もかけなかったからな。
こうして面と向かって話すのは今日が初めてなので訝しむのも仕方のないこと。
――だが、俺は彼女の身辺情報を徹底的に洗いだしている。
顔写真なんて物はないからすぐに特定できなかったが、本人だと分かれば話は早い。
ここはギャラード家がもっとも得意とする話術《トーク力》で勝負だ。
「例の事件であなたが王都を追われたと知った時は耳を疑ったよ」
「っ!?」
ルチーナはキッとこちらを鋭い目で睨みつけた。
やはり、例の事件については触れてほしくないようだな。
――彼女は若くして王国騎士団長からお墨付きをもらうほど腕の良い鍛冶職人だった。
ティモンズ家は代々王都で鍛冶職人をしているのだが、彼女は歴代の職人たちの中でトップクラスの腕を持つと評判になり、注目の的だった。
しかし、そんな彼女にギャラード商会《うち》とはライバル関係にある別の商会が目をつけた。
その商会は先々代の時代からティモンズ家の工房に素材を卸している業者でもあったが、ある日そこの代表が騎士団に納品する剣の素材を密かに安価な物へとすり替え、支払われる代金の水増しを狙ってはどうかと提案してきたのだ。
自分たちが近い素材を手に入れるからと言われたらしいが、当然彼女はこれを断る。
正義の鍛冶職人と評されるくらいティモンズ家の人間は義理堅くバカ正直――言ってみれば昔気質の職人肌ってヤツだった。
ルチーナもまたそんな一族の血を色濃く受け継いでいる。
騎士団を裏切るようなマネはできないと突っぱね、逆にその商会の目論見を騎士団へと訴えた。
だが、結果としてこの提案はルチーナから商会の方へ持ちかけられたと話がすり替えられ、彼女の方が罪に問われることとなった。
なぜそのような事態になったのかと言えば、商会側が入念な準備と根回しをしていたからということに尽きる。
おまけに騎士団内にも商会とつながっている者が何人かいたため、彼女の証言が聞き入れられることはなかった。
それからルチーナは工房の営業許可を剥奪され、周りからは白い目で見られるようになってしまい、逃げるように王都から脱出。
人を信じられなくなった彼女が流れ着いた場所がこの裏闘技場というわけだ。
「残念な話だ。そのような三流商会ではなくうちと契約を結んでいたら、今も王都で腕を振るうことができていたというのに」
「ふん。今さらそんなことを言っても遅い。私は五代続いたティモンズ家の名に泥を塗ってしまったのだ……すべては世間知らずでお人好しだった私自身のせいだ」
「いや、悪いのはあなたを騙したクソ商会の人間だ。あなたは何も悪いことはしていない、ただの被害者じゃないか」
「えっ?」
ルチーナはキョトンとした顔でこちらを見つめていた。
まさかそう言ってもらえるとは予想外だったって顔だ。
……うん。
あともうひと押しだな。
「それに、正義の鍛冶職人と呼ばれたティモンズの名はまだ死んではいない。あなたがこうして生きている限り、挽回のチャンスはいくらでもある」
「そ、そんなことは――」
「チャンスを求めていたからこそ、学園の入学試験を受けたんだろう? ここでこっそり模造剣を作り、会場へ持ち込むくらい気合を入れて」
「っ!? き、気づいていたのか……」
「これでも武器を扱う商人の端くれ。それくらい見抜けなくては話にならないよ」
俺はルチーナを騙した三流商人とは違う。
騙すならば死ぬまで騙す。
そのために必要な知識と技術はこの世界に転生して十四年の間に身につけてきたつもりだ。
「で、でも……どこにもそんなチャンスなんて残ってない……私はもう試験に落ちて入学する資格を失ってしまった……」
「ないというなら俺が与える」
俯いた彼女の両手を俺の両手で包み込む。
「……美しい手だ」
「バ、バカなこと言わないで! 私の手が美しいはずがないじゃない! こんな……こんなボロボロになった手なんて……」
確かに彼女の手は同年代の女性に比べるとひどく荒れていた。
しかし、だからこそ俺は美しいと思う。
職人らしい武骨さと女性らしい繊細さを兼ね備えた手だ。
それに、洒落っ気とは程遠い使い込まれた作業着も、職人らしさを忘れていない何よりの証拠だ。
「これは職人としての魂が込められた手だ」
「そ、そんな……」
「あなたはこんな場所で終わっていい人じゃない。もう一度俺のもとで昔のように輝くんだ」
「あぁ……」
直後、ルチーナの瞳から大粒の涙がとめどなくこぼれ落ちた。
彼女の心は大きく揺らいでいる。
それを見抜いた俺は畳みかけるように続けた。
「ぜひ俺の専属秘書兼鍛冶職人となってともに学園へ通い、ゆくゆくはこの世界を牛耳る覇道についてきてもらいたい。俺には君の力が必要なんだ」
最後にそう訴えかけると、それまでくすんでいた彼女の青い瞳に光が灯った。
そして、おもむろに膝をついて頭を下げる。
「……私のこの両腕をレーク様に捧げると誓います」
「ありがとう、ルチーナ」
――ふふふ、すべては計画通りに運んだ。
やはり今世の俺にはツキがある。
いや、ここまで見事な計画を練りあげた頭脳を褒めるべきか。
ともかく、これでルチーナ・ティモンズは俺の専属秘書として一生コキ使える社畜第一号となった。
正義の鍛冶職人というのも目指したらいい。
だが、俺には関係ない。
ルチーナの作る上等な武器やアイテムを売りさばき、たんまり儲けさせてもらおう。
それだけじゃない。
彼女がいなくなれば裏闘技場としても困るだろうから、ギャラード商会の息のかかった職人をひとり代わりに送り込む。新しい武器の製造にかかる素材をうちから提供できれば儲けも出るってものだ。
ガーベルが大人しく応じてくれるかどうかは際どいが、そこはギャラード家に代々伝わる話術で言いくるめてみせる。
これで覇道への第一段階は完了した――かに思えたのだが、
「そこまでにしてもらいましょうかねぇ、坊ちゃま」
突然背後から聞こえてきた声。
振り返ると、そこには大勢の闘士を連れたガーベルが立っていた。
「何か怪しいと思ったら引き抜きでしたか……いけませんねぇ。そいつは私らにとっても大切な金ヅルになる予定なのですから」
「何っ?」
あの口ぶり……そうか。
ヤツは気づいていたんだ。
ルチーナがかつて王都で活躍していた天才鍛冶職人だと。
俺の前で知らないふりをしたのは様子見のためだったのか。
すると、彼女もこちらの気配に気づいたのか視線を向け、俺が王立学園の入学試験で戦った相手だと分かったようだ。
「あんた……こんなところまで何をしに来たの? 負けた私を笑うためっていうならお世辞にも褒められた趣味じゃないね」
あの時はあまり聞けなかった彼女の声が工房に響く。
なんだか、すべてにおいてあきらめているような、そんな虚しい声色だった。
そんなルチーナに、俺はここまでやってきた目的を包み隠さず伝える。
「あなたを探していたんだ」
「私を?」
怪訝な表情を浮かべるルチーナ。
それもそうか。
俺と彼女にはなんの接点もない。
王都で見かけたことがあるというだけだし、その時に声もかけなかったからな。
こうして面と向かって話すのは今日が初めてなので訝しむのも仕方のないこと。
――だが、俺は彼女の身辺情報を徹底的に洗いだしている。
顔写真なんて物はないからすぐに特定できなかったが、本人だと分かれば話は早い。
ここはギャラード家がもっとも得意とする話術《トーク力》で勝負だ。
「例の事件であなたが王都を追われたと知った時は耳を疑ったよ」
「っ!?」
ルチーナはキッとこちらを鋭い目で睨みつけた。
やはり、例の事件については触れてほしくないようだな。
――彼女は若くして王国騎士団長からお墨付きをもらうほど腕の良い鍛冶職人だった。
ティモンズ家は代々王都で鍛冶職人をしているのだが、彼女は歴代の職人たちの中でトップクラスの腕を持つと評判になり、注目の的だった。
しかし、そんな彼女にギャラード商会《うち》とはライバル関係にある別の商会が目をつけた。
その商会は先々代の時代からティモンズ家の工房に素材を卸している業者でもあったが、ある日そこの代表が騎士団に納品する剣の素材を密かに安価な物へとすり替え、支払われる代金の水増しを狙ってはどうかと提案してきたのだ。
自分たちが近い素材を手に入れるからと言われたらしいが、当然彼女はこれを断る。
正義の鍛冶職人と評されるくらいティモンズ家の人間は義理堅くバカ正直――言ってみれば昔気質の職人肌ってヤツだった。
ルチーナもまたそんな一族の血を色濃く受け継いでいる。
騎士団を裏切るようなマネはできないと突っぱね、逆にその商会の目論見を騎士団へと訴えた。
だが、結果としてこの提案はルチーナから商会の方へ持ちかけられたと話がすり替えられ、彼女の方が罪に問われることとなった。
なぜそのような事態になったのかと言えば、商会側が入念な準備と根回しをしていたからということに尽きる。
おまけに騎士団内にも商会とつながっている者が何人かいたため、彼女の証言が聞き入れられることはなかった。
それからルチーナは工房の営業許可を剥奪され、周りからは白い目で見られるようになってしまい、逃げるように王都から脱出。
人を信じられなくなった彼女が流れ着いた場所がこの裏闘技場というわけだ。
「残念な話だ。そのような三流商会ではなくうちと契約を結んでいたら、今も王都で腕を振るうことができていたというのに」
「ふん。今さらそんなことを言っても遅い。私は五代続いたティモンズ家の名に泥を塗ってしまったのだ……すべては世間知らずでお人好しだった私自身のせいだ」
「いや、悪いのはあなたを騙したクソ商会の人間だ。あなたは何も悪いことはしていない、ただの被害者じゃないか」
「えっ?」
ルチーナはキョトンとした顔でこちらを見つめていた。
まさかそう言ってもらえるとは予想外だったって顔だ。
……うん。
あともうひと押しだな。
「それに、正義の鍛冶職人と呼ばれたティモンズの名はまだ死んではいない。あなたがこうして生きている限り、挽回のチャンスはいくらでもある」
「そ、そんなことは――」
「チャンスを求めていたからこそ、学園の入学試験を受けたんだろう? ここでこっそり模造剣を作り、会場へ持ち込むくらい気合を入れて」
「っ!? き、気づいていたのか……」
「これでも武器を扱う商人の端くれ。それくらい見抜けなくては話にならないよ」
俺はルチーナを騙した三流商人とは違う。
騙すならば死ぬまで騙す。
そのために必要な知識と技術はこの世界に転生して十四年の間に身につけてきたつもりだ。
「で、でも……どこにもそんなチャンスなんて残ってない……私はもう試験に落ちて入学する資格を失ってしまった……」
「ないというなら俺が与える」
俯いた彼女の両手を俺の両手で包み込む。
「……美しい手だ」
「バ、バカなこと言わないで! 私の手が美しいはずがないじゃない! こんな……こんなボロボロになった手なんて……」
確かに彼女の手は同年代の女性に比べるとひどく荒れていた。
しかし、だからこそ俺は美しいと思う。
職人らしい武骨さと女性らしい繊細さを兼ね備えた手だ。
それに、洒落っ気とは程遠い使い込まれた作業着も、職人らしさを忘れていない何よりの証拠だ。
「これは職人としての魂が込められた手だ」
「そ、そんな……」
「あなたはこんな場所で終わっていい人じゃない。もう一度俺のもとで昔のように輝くんだ」
「あぁ……」
直後、ルチーナの瞳から大粒の涙がとめどなくこぼれ落ちた。
彼女の心は大きく揺らいでいる。
それを見抜いた俺は畳みかけるように続けた。
「ぜひ俺の専属秘書兼鍛冶職人となってともに学園へ通い、ゆくゆくはこの世界を牛耳る覇道についてきてもらいたい。俺には君の力が必要なんだ」
最後にそう訴えかけると、それまでくすんでいた彼女の青い瞳に光が灯った。
そして、おもむろに膝をついて頭を下げる。
「……私のこの両腕をレーク様に捧げると誓います」
「ありがとう、ルチーナ」
――ふふふ、すべては計画通りに運んだ。
やはり今世の俺にはツキがある。
いや、ここまで見事な計画を練りあげた頭脳を褒めるべきか。
ともかく、これでルチーナ・ティモンズは俺の専属秘書として一生コキ使える社畜第一号となった。
正義の鍛冶職人というのも目指したらいい。
だが、俺には関係ない。
ルチーナの作る上等な武器やアイテムを売りさばき、たんまり儲けさせてもらおう。
それだけじゃない。
彼女がいなくなれば裏闘技場としても困るだろうから、ギャラード商会の息のかかった職人をひとり代わりに送り込む。新しい武器の製造にかかる素材をうちから提供できれば儲けも出るってものだ。
ガーベルが大人しく応じてくれるかどうかは際どいが、そこはギャラード家に代々伝わる話術で言いくるめてみせる。
これで覇道への第一段階は完了した――かに思えたのだが、
「そこまでにしてもらいましょうかねぇ、坊ちゃま」
突然背後から聞こえてきた声。
振り返ると、そこには大勢の闘士を連れたガーベルが立っていた。
「何か怪しいと思ったら引き抜きでしたか……いけませんねぇ。そいつは私らにとっても大切な金ヅルになる予定なのですから」
「何っ?」
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