婚約者を奪い取ってくれて、ありがとうございます

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 わたし達の家『サンオーレア子爵家』はかつておじい様が陥れられて事業に失敗し、その元凶であるフェルオ伯爵家に多額の借金をしていた。その結果嫡男であるウィリアム様に目をつけられた際にそこを利用され、わたしは強引に婚約させられる羽目になってしまったのです。
 そんなウィリアム様は自己中心的で、格上には媚びそのストレスを格下で発散する最低な性格の持ち主。加えて最愛の幼馴染との関係を絶たれてこんな人と過ごすことになったため、わたしは憂鬱な日々を過ごしていました。
 でも――。
「キャロライン。俺はカミラと婚約し、結婚をすると決めた」
 突然ウィリアム様が婚約を解消すると言い出し、わたしの日常は大きく変化してゆくことになるのでした。
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