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番外編 父を襲う悲劇 俯瞰視点(3)
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「液体が、入っている……。まさか、これは『酸』か……!?」
美しい顔を持つ者にかけて、容姿を醜くさせる。貴族界では稀にそういった事件が発生しています。そのため小瓶を発見したパスカルは、血相を変えて手に取りました。
「そういえば昨日、アイツは突然外出していた……! あれは、これを手に入れる為だったのか……!?」
ミレス君を醜い容姿にすれば解消できると思っているのか……!? 中庭に行ったのも、その作戦の一環か……!?
パスカルはそんなことを考えながら、小瓶の蓋ことコルクを抜きます。
「酸なら、垂らせば反応するはず……っ。どう、だ……!?」
まずは、確認。そのため恐る恐る、2つの液体をデスクに垂らしてみます。
そうすると――
「…………ん? んん……? なにも、起きない……?」
――変化は、何もなし。これらは酸ではないため、一切の反応はありませんでした。
「??? 酸の類では、ないのか……? な、なら……。ここにあるものは、なんなのだ……?」
いくら考えても、フィリップが用意した意図を掴めません。目の前にある、2つの液体の正体が分かりません。
そのため彼は、なんとはなしに――。
くんくん。くんくん。
2つの液体を、交互に嗅いでしまったのでした。
皆様。前日はご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした。
まだ調子は少し不安定ではありますが、ある程度、回復してきておりますので。明日からはきっちりと、1日1話しっかりと投稿をさせていただきます。
「液体が、入っている……。まさか、これは『酸』か……!?」
美しい顔を持つ者にかけて、容姿を醜くさせる。貴族界では稀にそういった事件が発生しています。そのため小瓶を発見したパスカルは、血相を変えて手に取りました。
「そういえば昨日、アイツは突然外出していた……! あれは、これを手に入れる為だったのか……!?」
ミレス君を醜い容姿にすれば解消できると思っているのか……!? 中庭に行ったのも、その作戦の一環か……!?
パスカルはそんなことを考えながら、小瓶の蓋ことコルクを抜きます。
「酸なら、垂らせば反応するはず……っ。どう、だ……!?」
まずは、確認。そのため恐る恐る、2つの液体をデスクに垂らしてみます。
そうすると――
「…………ん? んん……? なにも、起きない……?」
――変化は、何もなし。これらは酸ではないため、一切の反応はありませんでした。
「??? 酸の類では、ないのか……? な、なら……。ここにあるものは、なんなのだ……?」
いくら考えても、フィリップが用意した意図を掴めません。目の前にある、2つの液体の正体が分かりません。
そのため彼は、なんとはなしに――。
くんくん。くんくん。
2つの液体を、交互に嗅いでしまったのでした。
皆様。前日はご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございませんでした。
まだ調子は少し不安定ではありますが、ある程度、回復してきておりますので。明日からはきっちりと、1日1話しっかりと投稿をさせていただきます。
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