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Can i start in love -出会い-
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何日か後のとある日曜日
ポタ×まおの原作者さんが所属していたサークルの本を買いに中野まで。目当て以外にも沢山あってホクホク顔で乗り換え、神田から山手線内回りに乗ると目の前にはあの彼の姿が。
今日はトレーナー着ているのか鎖骨に胸元が見えないな、チッ。ん?なぜに舌打ち?。
そうか、推しの色々な所が見たい。だからこのドキドキもありとチラ見していたら秋葉原に着くと人が大量に乗車。日曜日だからイベントがあったらしい。
スマホから顔を上げると彼の姿は人混みに紛れてしまった。こう言う時に背が低い(153cm)のは不便だなと隙間を探して彼を見つけると俯いて震えている。
彼と目が合い前髪の隙間から見える二重瞼の眼が『助けて』と言ってる気がした。
思い込みかもしれないし気のせいかもしれないけれど、推しに助けを求められて何もしないのは絶対に後悔する。絶対にだ。
彼の周囲から怪しい動きをしている人を探す。何故か周囲の人は皆酔っぱらった表情の人だらけだ。目の前に人が居て見にくいが、隙間から金の腕時計をつけた腕が変な動きをしている。まるで体を弄るような感じの動きだ。
プライバシー侵害の危険もあるが、彼に痴漢行為を行ってるのが分かる場所まで少し動くと丁度いい位置がありそこに乗り降りの波を使って移動し痴漢行為を録画し始める。
いきなり腕を掴んで「この人痴漢です」とやるのが彼の被害が減る。でも証拠を録画した方が逆に名誉毀損とかで訴えられないだろう。少しすると痴漢の腕が止まり、シーンとなった車内でチャックを下ろす音がしたので
さすがにまずいと金色の腕時計の腕を掴み。
「この人痴漢です!!」
腕を上に上げて叫んだ。
勿論周囲はざわつきだす。彼を見るとホッとした表情だったので合っていたんだと私もホッとした。
腕の主は60代の言い方悪く言うと金持ってるぞ的高圧出しまくりの男性だった。ズボンのチャックが全開で白ブリーフが見える。
「俺を誰だと思ってるんだ小娘。さっさとその手を離せ。証拠はあるのか?証拠ないのに嘘を付くな。虚偽罪と名誉毀損で訴えてやる。うちの弁護士は有能だから多額の賠償金を請求してやる」
怒りと屈辱なのか顔を赤らめ威圧的な声を出す面倒臭い老害と瞬時に周囲は思ったのか、私と老人から離れ出すと、老人のチャック全開にドン引きや不快な表情をしだす。
「誰って?痴漢でしょ。勿論証拠はありますよ」
ふと、どっかの誰かを思い出す不愉快極まりない言動にイラつくが、感情的になったら負けだ。スマホを取り出すと先程撮った動画を老人に印籠の様に見せる。自信満々だった老人は確実な証拠を見せられるだんだんと顔が青ざめていく。
その時車内アナウンスが上野に停車すると聞こえた。
丁度降りる場所だし、この位置には比較的駅員がいる場合が多いからすぐに引き渡せるだろうと手が少し緩んだのかドアが開くと老人は私の掴んだ手を思い切り振り解き降りる人と乗るために待ってる人達を突き飛ばしスボンがズリズリと下がった状態で不忍改札の階段を駆け上がって行った。
私も周囲も呆然としたが降りる駅なので急いで降りようとすると左腕を物凄い強さで掴まれた。疑問よりも恐怖が先に来たので振り解こうとしたが、掴んでいたのが被害者で推しの彼で怖かったのか左腕にしがみ付いて来たのでそのまま一緒に降りる事にした。
電車が出発すると目の前の病院の広告が私を釘付けにした。
その広告には病院の院長がドヤ顔で写っていて、腕にはこれ見よがしに金色の腕時計が。
『エンデミンクリニックの瀧深院長』
そう、先程の痴漢だった。
彼には見せないようにして駅員さんに痴漢の事を話し、彼1人は無理そうなので一緒に駅長室で被害届をすることになった。
横の彼はまだ震えながら私にしがみついて離さなず、恐怖が残っているのか泣き出してしまったので咄嗟に彼を引き寄せで強く抱きしめた。
「ごめんね、いきなりこんな事して。頼りないけど、私が居るから安心して」
見ず知らずのおばさんにされて不快かもしれない。でも、やった方がいいって思ったから。私は・・・ね。
彼も不快じゃなかったみたいで、私の背中に腕を回して抱きしめると。
「ァンッ」と言う可愛い喘ぎ声が聞こえると同時に彼の体が光輝いて眩い光が溢れ出し光の柱の様に上に上がり見上げるとその光がシャワーの様に降り注いた。
ポタ×まおの原作者さんが所属していたサークルの本を買いに中野まで。目当て以外にも沢山あってホクホク顔で乗り換え、神田から山手線内回りに乗ると目の前にはあの彼の姿が。
今日はトレーナー着ているのか鎖骨に胸元が見えないな、チッ。ん?なぜに舌打ち?。
そうか、推しの色々な所が見たい。だからこのドキドキもありとチラ見していたら秋葉原に着くと人が大量に乗車。日曜日だからイベントがあったらしい。
スマホから顔を上げると彼の姿は人混みに紛れてしまった。こう言う時に背が低い(153cm)のは不便だなと隙間を探して彼を見つけると俯いて震えている。
彼と目が合い前髪の隙間から見える二重瞼の眼が『助けて』と言ってる気がした。
思い込みかもしれないし気のせいかもしれないけれど、推しに助けを求められて何もしないのは絶対に後悔する。絶対にだ。
彼の周囲から怪しい動きをしている人を探す。何故か周囲の人は皆酔っぱらった表情の人だらけだ。目の前に人が居て見にくいが、隙間から金の腕時計をつけた腕が変な動きをしている。まるで体を弄るような感じの動きだ。
プライバシー侵害の危険もあるが、彼に痴漢行為を行ってるのが分かる場所まで少し動くと丁度いい位置がありそこに乗り降りの波を使って移動し痴漢行為を録画し始める。
いきなり腕を掴んで「この人痴漢です」とやるのが彼の被害が減る。でも証拠を録画した方が逆に名誉毀損とかで訴えられないだろう。少しすると痴漢の腕が止まり、シーンとなった車内でチャックを下ろす音がしたので
さすがにまずいと金色の腕時計の腕を掴み。
「この人痴漢です!!」
腕を上に上げて叫んだ。
勿論周囲はざわつきだす。彼を見るとホッとした表情だったので合っていたんだと私もホッとした。
腕の主は60代の言い方悪く言うと金持ってるぞ的高圧出しまくりの男性だった。ズボンのチャックが全開で白ブリーフが見える。
「俺を誰だと思ってるんだ小娘。さっさとその手を離せ。証拠はあるのか?証拠ないのに嘘を付くな。虚偽罪と名誉毀損で訴えてやる。うちの弁護士は有能だから多額の賠償金を請求してやる」
怒りと屈辱なのか顔を赤らめ威圧的な声を出す面倒臭い老害と瞬時に周囲は思ったのか、私と老人から離れ出すと、老人のチャック全開にドン引きや不快な表情をしだす。
「誰って?痴漢でしょ。勿論証拠はありますよ」
ふと、どっかの誰かを思い出す不愉快極まりない言動にイラつくが、感情的になったら負けだ。スマホを取り出すと先程撮った動画を老人に印籠の様に見せる。自信満々だった老人は確実な証拠を見せられるだんだんと顔が青ざめていく。
その時車内アナウンスが上野に停車すると聞こえた。
丁度降りる場所だし、この位置には比較的駅員がいる場合が多いからすぐに引き渡せるだろうと手が少し緩んだのかドアが開くと老人は私の掴んだ手を思い切り振り解き降りる人と乗るために待ってる人達を突き飛ばしスボンがズリズリと下がった状態で不忍改札の階段を駆け上がって行った。
私も周囲も呆然としたが降りる駅なので急いで降りようとすると左腕を物凄い強さで掴まれた。疑問よりも恐怖が先に来たので振り解こうとしたが、掴んでいたのが被害者で推しの彼で怖かったのか左腕にしがみ付いて来たのでそのまま一緒に降りる事にした。
電車が出発すると目の前の病院の広告が私を釘付けにした。
その広告には病院の院長がドヤ顔で写っていて、腕にはこれ見よがしに金色の腕時計が。
『エンデミンクリニックの瀧深院長』
そう、先程の痴漢だった。
彼には見せないようにして駅員さんに痴漢の事を話し、彼1人は無理そうなので一緒に駅長室で被害届をすることになった。
横の彼はまだ震えながら私にしがみついて離さなず、恐怖が残っているのか泣き出してしまったので咄嗟に彼を引き寄せで強く抱きしめた。
「ごめんね、いきなりこんな事して。頼りないけど、私が居るから安心して」
見ず知らずのおばさんにされて不快かもしれない。でも、やった方がいいって思ったから。私は・・・ね。
彼も不快じゃなかったみたいで、私の背中に腕を回して抱きしめると。
「ァンッ」と言う可愛い喘ぎ声が聞こえると同時に彼の体が光輝いて眩い光が溢れ出し光の柱の様に上に上がり見上げるとその光がシャワーの様に降り注いた。
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