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Confession -突撃?彼の大学へ-

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ふと、目の前の莉杏にある質問をしてみる。
「ペットは愛でる為と言う事は、食事とか一緒に食べたりしますよね?」
「当たり前じゃない。その時にきちんとマナーを教えたりするわよ」
“フフン”とドヤ顔をする莉杏。
「じゃあ、もしですよ。ペット以外の家族?が居たとしたらその人とは一緒に・・・」
「あら?何言ってるの貴女。ペット以外は存在はいらないものだし。じゃあ、可愛いペット探しに行きますか。」と莉杏はウキウキと楽しそうな声で学食を後にした。
残された私は涙を堪えるのに強く唇を噛み締めていた。

多分莉杏はエイレンの知り合い、家族かもしれない。そのある意味唯一の存在から否定されていた。私の想像かもしれない。
エイレンが切実にペット志願してた理由はこれだったのかと。
悠理ちゃんにバレない様にペットのままにした方が良かったのかもと一瞬考えてしまったが、それは違うと思う。
“ガタッ”っと大きな音を立てて勢いよく立ち上がると、大股で券売機に向かいチーズハンバーグセットを購入してチケットを店員さんに渡す。注文してから作るので時間がかかるとの事なのでフードコートにあるような機械を渡される。席を見ると、よかったまだエイレン食事中だ。深呼吸をする。緊張しいだから深呼吸してばかりだが、今日は1番緊張すること。彼は此方には全く気付いてない。生唾を”ゴクン”と飲み込む。
「隣、いいですか?」
よし、うまく言えた。
「他にも席空いてるじゃないですか。他に行ってください」
いつものエイレンの声じゃないし、前に聞いた冷たい声でもない。

『感情が全く感じられない声』

自分に構うなって分厚い壁を作っている。
家に居る時なんか私の作る壁を八重歯剥き出しの笑顔でタックルからの抱きつきしてぶち壊してますよね、アナタ。
それに下を向いてこっちを全く見ようともしない。
エイレンの隣の椅子をわざと音を立てる様に思い切り引き”ドスン”と座る。周囲の視線なんか気にしない。これからもっと痛い視線が来ることをやるんだからこんなので躊躇なんかしていたら負けだ。
「チッ。俺に構わないで下さい。もう、目障りなんだよ!!」

は???私の事を毎日朝昼晩と構いまくってるあなた?どの口がそんな事ほざいてるわけ??

「へーへー目障りですか?お前、ふざけた事いってるんじゃねーよ!!!」
堪忍袋の尾がぶち切れるってこの事を言うんですねー。
エイレンの顔を無理やりこっちに向けて、いつもは下ろして欲しい前髪を分けてエイレンをジッと見つめると目に生気がない状況から怒りの表情、そして驚愕で泣きそうな表情に変化した。(頭頂部のアホ毛もピクンと動く)

「翼ちゃん・・・何で居る・・・の」
「何でって、エ・・・」
エイレンに会いたかったから。どうしても話したい事があるから来たと今なら本音言えると思った時、タイミングが悪くテーブルに置いた機械が”ビーッ”っと鳴った。
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