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Running horse light turns
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「へえ、1人のか弱い女の子に集団で暴行ですか。それは見過ごす事は出来ねえな」
頭上から男性の声がするが見当たらない。
「どこに居るの!出てきなさい」と神波が叫ぶと同時に私の目の前に血のように赤いレザージャケットを着て深々とフードを被った男性が現れた。
男達がたじろいだ瞬間を見逃さなかった男性は、バタフライナイフを蹴飛ばし目の前の男の顎に強いパンチをかまし男は吹っ飛ばされ壁に当たり気絶した。他の輩も武器を持つが赤いフードの人物が放つ威圧にビビり動く事が出来ずに神波にいたっては座り込み失禁してしまった。動けなくなった輩は赤いフードの男性にボコボコにされ全員再起不能状態になった。
まさに電光石火の所業。そして、赤いフードの人物は神波の携帯を奪い取ると感情を失って瞳に光はなく放心状態の私にゆっくり近づいてきて優しく抱きしめてから「ごめんね」と呟きフード越しから少し激しく唇を重ねてその場から立ち去った。
何故か何処で嗅いだ事のある香りを残して。
それからすぐに敦啓ちゃんが息を切らして現れ、放心状態の私を強く抱きしめた。
「翼ちゃんの笑顔がおかしかったから急いで戻ったら近所の人から追い出されたって聞いて探したわよ。見つかって良かったってこれは何!!」
ようやく倒れてる神波と椿原夏生のグループの男達に気付き警察と悠理と霧華に連絡した。
警察には前もって連絡してたのかすぐここに来た。
「さっき赤いフードの男からこれ渡されたんですよ」
神波の携帯に撮られていた動画を刑事に見せると、神波と椿原夏生のグループ達は現行犯で逮捕された。
私も、赤いフードの男のキスと言うより接吻で軽い受け答えが出来るまで回復した。
「今日はうちに泊まりなさい。こんな翼ちゃんほっといたら摂子にしばかれるわよ」
摂子は敦啓ちゃんの母親で桐谷家最強と言われている。
敦啓ちゃんの家に着くと摂子さんと敦啓ちゃんのお姉さんの零南さん(れいな)と樹莉奈さんもきて敦啓ちゃんから話を聞いたらしく、たわわな胸で慰めてくれた。
それから何日かは敦啓ちゃんの家から登下校をする事に。
母親は、今回の件で堪忍袋の尾がブチ切れ田中欣也に離婚届を渡し、有無を言わさずに書かせてすぐに役所に行き提出して受理されたと。
慰謝料とかはいらなく、翼と一緒に違う土地に行くのでもう一生関わらないで欲しいと。母親共に手短な荷物だけ持ち家を出た。
学校には転校する件は話しているので大丈夫だが、悠理と敦啓には急ぎだったので話してはいない。
(敦啓の両親と悠理の両親は友人なので後日連絡した)
母親の姓である南風成にかわり別の県にある中高一貫の女子中に通う事になった私の前に転入生として悠理ちゃんが同じクラスに来た。
「私から逃げようとしたってどこまでも追いかけるから。惚れさせた責任とってよね」
伝説になる挨拶をして空いていた私の横の席にちゃっかりと座った。
頭上から男性の声がするが見当たらない。
「どこに居るの!出てきなさい」と神波が叫ぶと同時に私の目の前に血のように赤いレザージャケットを着て深々とフードを被った男性が現れた。
男達がたじろいだ瞬間を見逃さなかった男性は、バタフライナイフを蹴飛ばし目の前の男の顎に強いパンチをかまし男は吹っ飛ばされ壁に当たり気絶した。他の輩も武器を持つが赤いフードの人物が放つ威圧にビビり動く事が出来ずに神波にいたっては座り込み失禁してしまった。動けなくなった輩は赤いフードの男性にボコボコにされ全員再起不能状態になった。
まさに電光石火の所業。そして、赤いフードの人物は神波の携帯を奪い取ると感情を失って瞳に光はなく放心状態の私にゆっくり近づいてきて優しく抱きしめてから「ごめんね」と呟きフード越しから少し激しく唇を重ねてその場から立ち去った。
何故か何処で嗅いだ事のある香りを残して。
それからすぐに敦啓ちゃんが息を切らして現れ、放心状態の私を強く抱きしめた。
「翼ちゃんの笑顔がおかしかったから急いで戻ったら近所の人から追い出されたって聞いて探したわよ。見つかって良かったってこれは何!!」
ようやく倒れてる神波と椿原夏生のグループの男達に気付き警察と悠理と霧華に連絡した。
警察には前もって連絡してたのかすぐここに来た。
「さっき赤いフードの男からこれ渡されたんですよ」
神波の携帯に撮られていた動画を刑事に見せると、神波と椿原夏生のグループ達は現行犯で逮捕された。
私も、赤いフードの男のキスと言うより接吻で軽い受け答えが出来るまで回復した。
「今日はうちに泊まりなさい。こんな翼ちゃんほっといたら摂子にしばかれるわよ」
摂子は敦啓ちゃんの母親で桐谷家最強と言われている。
敦啓ちゃんの家に着くと摂子さんと敦啓ちゃんのお姉さんの零南さん(れいな)と樹莉奈さんもきて敦啓ちゃんから話を聞いたらしく、たわわな胸で慰めてくれた。
それから何日かは敦啓ちゃんの家から登下校をする事に。
母親は、今回の件で堪忍袋の尾がブチ切れ田中欣也に離婚届を渡し、有無を言わさずに書かせてすぐに役所に行き提出して受理されたと。
慰謝料とかはいらなく、翼と一緒に違う土地に行くのでもう一生関わらないで欲しいと。母親共に手短な荷物だけ持ち家を出た。
学校には転校する件は話しているので大丈夫だが、悠理と敦啓には急ぎだったので話してはいない。
(敦啓の両親と悠理の両親は友人なので後日連絡した)
母親の姓である南風成にかわり別の県にある中高一貫の女子中に通う事になった私の前に転入生として悠理ちゃんが同じクラスに来た。
「私から逃げようとしたってどこまでも追いかけるから。惚れさせた責任とってよね」
伝説になる挨拶をして空いていた私の横の席にちゃっかりと座った。
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