75 / 97
嫁ヘタ閑話祭 D-Meetingバージョン
翼×翼(本編×if) with 敦啓(本編)前編
しおりを挟む
「乙女ロードでいいものゲットしまくって疲れたからカフェとか行こうかな」
私、南風成翼。都立暁月高校(あかつきこうこう)1年の16歳。
いつもは、悠兄と静兄と一緒に買い物行くんだけど今日は2人とも用事があるからって言う事なので一度行ってみたかった池袋の乙女ロードに。
乙女ロードを歩いていたらちょっと可愛い店発見。ケーキセットが美味しそう。ショートケーキが私の大好きな缶詰のフルーツポンチ使ってる写真だから食べるしかないでしょ。
“カランコローン”とドアを開けると上部にあるベルが鳴った。
「あら、いらっしゃ・・・・いっ!!!」
店内にいる店員さんが入って来た私を見てギョロ目が飛び出るほど驚いている。私も、店内に入って目の前の女性?を見て驚いた。
「翼?」「実怜ママ?」
目の前の女性?の顔はうちの完全に実怜ママなんだけど、目の前の人ガッチリしているから実怜ママなのか分からない。
そう言う時は実怜ママから教わった方法で。
目の前の女性?にツカツカと近づき、右手は上の胸、左手は股間を思い切り鷲掴みに。
上は豊満な胸ではなく、鍛えられた胸筋。そして、下腹部・・・ある!!!!
あまりにもの怒涛の展開に驚いた私は、テンション上がりすぎたのか疲れのピークがきたのか、意識がプツンと切れた。
「あら、目覚めたみたいね。『別の世界』の翼ちゃん」
「まさかこっちの悠理ちゃんと『別の世界』の悠理君だっけ?ほぼ同時にぶち切れた反動で世界軸に亀裂が入って、それが店の前に出来て『別の世界』の私がこっちに来たって小説かい!!」
目が覚めると、納得した表示の敦啓さんと流れからして多分こっちの世界の私だろうと思われる女性が、何故か最近俳優業をしているお笑い芸人の突っ込みの人の独特な動きをしていた。
「ようこそって言った方がいいかしらね。私はここ『Waffenlos』のオーナーの桐谷敦啓よ。思い切り鷲掴みしたからわかるけど男。
翼ちゃんの目の前であんな破廉恥な事されたらもう翼ちゃんの所にしか嫁に行けないわ」
「ごめん。嫁ならもう最強に可愛いくて一生愛でられる嫁いるから無理」
「冗談よ。バッサリ切捨てごめんはマジできついわ。ちなみに、これが普段の私ね」と何故が落ち込んでいる敦啓さんがスマホの写真を見せてくれると、青に近い紺色のスーツでビシッときめているカッコいい敦啓さんの姿が。
「これ、噂の敦啓ちゃんの宣材写真ってSNSがバズった奴でしょ。後でちょうだい。静さんから、琉惺への好意がバレバレってメール来たから」
「好意って!恥ずかしいじゃないの」
こっちの私ついでに私も写真もらったが、あれ?これって琉惺パパの好きもあるけど・・・黙っといた方がいいな。
「折角、こちらに来たんだからお姉さんがケーキセット奢ってあげるわよ。敦啓ちゃん、ケーキセット、ショートケーキ2つお願い」
「はいはーい。ショートケーキ2つね。ドリンクはメロンジュースでいいわよね。今日は吹きこぼさないようにね」
敦啓さんは私とこっちの私に向けてウィンクすると奥からケーキとメロンジュースを2つ持ってきてくれた。
こちらの私も大好物だったみたいで2人ともめちゃくちゃ笑顔で飲み食いした。
「さて、わざわざこっちに来たって事は偶然じゃないってことよね。まあ、翼ちゃんが店に来てる事からして何か悩み事とか相談系かしら。そんな時しか来ないのは寂しいけれど」
カウンターに肘をついて私と私を見つめる敦啓さんの姿がちょっとだけ色っぽくて頬を赤らめてしまったのは秘密。だって、実怜ママと同じ顔でやられるの反則。
「まあ・・・敦啓ちゃん、私っておかしいかな?」
こっちの私が開口1番意味不明な爆弾発言をしたので私と敦啓さんはズッコケ、敦啓さんは奥からスピリタスと書いてある酒の瓶持ってきた。
「翼ちゃんのこう言う時は悩みと言う名の惚気だから飲まないと聞いてられないからね。ほら、さっさと話せ!」
グラスに並々とお酒を注ぎ一気に飲み干す。
「この間、エイレンの部屋で学生時代の卒業アルバム見たのよ。で、そのエイレンの写真が全部他人とは関わりたくないって言うなんか冷たい感じで」
そう言えば私も最近エイレンさんから学生時代の卒業アルバム見せてもらったけど、こっちの翼さんが言う様な表情だったな。
「で、それ見てたらさ・・・私にもそんな目で見て欲しいなって」
「ブーーーーッ」
「わかります!!それ凄く分かります!!ギャップ萌えって奴ですよね!!!私、目の前でエイレンさんに思わず言っちゃいましたよ。そうしたら頭ポンポンされて
「別の意味でする時に覚悟しておいてね」って言われちゃいました」
「ブーーーーッ!!!!」
「ちょっと、敦啓ちゃん汚
い!!」
2度もお酒を霧状に吹き出した敦啓さんは息も絶え絶えになりカウンターに肘をついてでかいため息をついた。
敦啓さんが打ちひしがれている間に私とこっちの翼さんは話が合って結構際どい会話で盛り上がった。
「あんたら、そんなのここで言わないで彼氏に直接言いなさいよ。それに翼ちゃんはおかしくない。彼氏の全てを知りたいって言う欲望が現れたって事でハイお終い!!私、頭痛いから帰って寝る!ほら帰った帰った。後、あっちの翼ちゃん。折角の戦利品忘れちゃダメだからね」
私にビニール袋を渡した時に、敦啓さんの耳元で疑問に思った事を質問した。
私、南風成翼。都立暁月高校(あかつきこうこう)1年の16歳。
いつもは、悠兄と静兄と一緒に買い物行くんだけど今日は2人とも用事があるからって言う事なので一度行ってみたかった池袋の乙女ロードに。
乙女ロードを歩いていたらちょっと可愛い店発見。ケーキセットが美味しそう。ショートケーキが私の大好きな缶詰のフルーツポンチ使ってる写真だから食べるしかないでしょ。
“カランコローン”とドアを開けると上部にあるベルが鳴った。
「あら、いらっしゃ・・・・いっ!!!」
店内にいる店員さんが入って来た私を見てギョロ目が飛び出るほど驚いている。私も、店内に入って目の前の女性?を見て驚いた。
「翼?」「実怜ママ?」
目の前の女性?の顔はうちの完全に実怜ママなんだけど、目の前の人ガッチリしているから実怜ママなのか分からない。
そう言う時は実怜ママから教わった方法で。
目の前の女性?にツカツカと近づき、右手は上の胸、左手は股間を思い切り鷲掴みに。
上は豊満な胸ではなく、鍛えられた胸筋。そして、下腹部・・・ある!!!!
あまりにもの怒涛の展開に驚いた私は、テンション上がりすぎたのか疲れのピークがきたのか、意識がプツンと切れた。
「あら、目覚めたみたいね。『別の世界』の翼ちゃん」
「まさかこっちの悠理ちゃんと『別の世界』の悠理君だっけ?ほぼ同時にぶち切れた反動で世界軸に亀裂が入って、それが店の前に出来て『別の世界』の私がこっちに来たって小説かい!!」
目が覚めると、納得した表示の敦啓さんと流れからして多分こっちの世界の私だろうと思われる女性が、何故か最近俳優業をしているお笑い芸人の突っ込みの人の独特な動きをしていた。
「ようこそって言った方がいいかしらね。私はここ『Waffenlos』のオーナーの桐谷敦啓よ。思い切り鷲掴みしたからわかるけど男。
翼ちゃんの目の前であんな破廉恥な事されたらもう翼ちゃんの所にしか嫁に行けないわ」
「ごめん。嫁ならもう最強に可愛いくて一生愛でられる嫁いるから無理」
「冗談よ。バッサリ切捨てごめんはマジできついわ。ちなみに、これが普段の私ね」と何故が落ち込んでいる敦啓さんがスマホの写真を見せてくれると、青に近い紺色のスーツでビシッときめているカッコいい敦啓さんの姿が。
「これ、噂の敦啓ちゃんの宣材写真ってSNSがバズった奴でしょ。後でちょうだい。静さんから、琉惺への好意がバレバレってメール来たから」
「好意って!恥ずかしいじゃないの」
こっちの私ついでに私も写真もらったが、あれ?これって琉惺パパの好きもあるけど・・・黙っといた方がいいな。
「折角、こちらに来たんだからお姉さんがケーキセット奢ってあげるわよ。敦啓ちゃん、ケーキセット、ショートケーキ2つお願い」
「はいはーい。ショートケーキ2つね。ドリンクはメロンジュースでいいわよね。今日は吹きこぼさないようにね」
敦啓さんは私とこっちの私に向けてウィンクすると奥からケーキとメロンジュースを2つ持ってきてくれた。
こちらの私も大好物だったみたいで2人ともめちゃくちゃ笑顔で飲み食いした。
「さて、わざわざこっちに来たって事は偶然じゃないってことよね。まあ、翼ちゃんが店に来てる事からして何か悩み事とか相談系かしら。そんな時しか来ないのは寂しいけれど」
カウンターに肘をついて私と私を見つめる敦啓さんの姿がちょっとだけ色っぽくて頬を赤らめてしまったのは秘密。だって、実怜ママと同じ顔でやられるの反則。
「まあ・・・敦啓ちゃん、私っておかしいかな?」
こっちの私が開口1番意味不明な爆弾発言をしたので私と敦啓さんはズッコケ、敦啓さんは奥からスピリタスと書いてある酒の瓶持ってきた。
「翼ちゃんのこう言う時は悩みと言う名の惚気だから飲まないと聞いてられないからね。ほら、さっさと話せ!」
グラスに並々とお酒を注ぎ一気に飲み干す。
「この間、エイレンの部屋で学生時代の卒業アルバム見たのよ。で、そのエイレンの写真が全部他人とは関わりたくないって言うなんか冷たい感じで」
そう言えば私も最近エイレンさんから学生時代の卒業アルバム見せてもらったけど、こっちの翼さんが言う様な表情だったな。
「で、それ見てたらさ・・・私にもそんな目で見て欲しいなって」
「ブーーーーッ」
「わかります!!それ凄く分かります!!ギャップ萌えって奴ですよね!!!私、目の前でエイレンさんに思わず言っちゃいましたよ。そうしたら頭ポンポンされて
「別の意味でする時に覚悟しておいてね」って言われちゃいました」
「ブーーーーッ!!!!」
「ちょっと、敦啓ちゃん汚
い!!」
2度もお酒を霧状に吹き出した敦啓さんは息も絶え絶えになりカウンターに肘をついてでかいため息をついた。
敦啓さんが打ちひしがれている間に私とこっちの翼さんは話が合って結構際どい会話で盛り上がった。
「あんたら、そんなのここで言わないで彼氏に直接言いなさいよ。それに翼ちゃんはおかしくない。彼氏の全てを知りたいって言う欲望が現れたって事でハイお終い!!私、頭痛いから帰って寝る!ほら帰った帰った。後、あっちの翼ちゃん。折角の戦利品忘れちゃダメだからね」
私にビニール袋を渡した時に、敦啓さんの耳元で疑問に思った事を質問した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
8
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる