104 / 125
第四章 分岐点
漆黒のパーティ
しおりを挟む
「まー、とりあえず名乗っとくか」
イツキさんはそう言って僕達を一旦横に行くよう肩を押したので避けて、この場にいる村人全員に聞こえるよう声を張り上げる。
「俺達はS級冒険者集団『漆黒のパーティ』、リーダーはこの俺イツキだ」
「私はエルフのメイと申します」
「僕はドワーフのフールです」
「私は兎族のスーだよー!」
そう名乗った途端、村人全員がざわめき立った。
理由はこんな僻地に居れば決して会うことの無いS級冒険者と名乗ったからだ。
冒険者ランクはF~A、その上にSランク、そして最大ランクは『英雄』である。
その中でのSランクというのは実はとんでもない難関らしくて、Bランク上位とAランク下位の差はあまり無いらしいけど、AランクとSランクの差は間にもう一ランク入る程大きな実力差が必要らしい。
それより上の英雄というのは他者を圧倒する実力、世界を救うような功績、清く正しい心など審査項目が多数あり、実力は英雄クラスだけど功績を上げられずにS止まり、なんてのもよくある話なのでSランクであるというのは実質的に英雄とあまり変わりないのだ。
そもそも英雄は冒険者である必要もない立場で、今も『狂気の医者』『薬毒』という二つ名を持つ医者と薬学者の双子が冒険者以外の英雄の代表例として存在している。
そんなSランク冒険者がこんな僻地にある村に来ることはこれまでに無く、それどころか来ること自体誰も想像したことが無かった。
「やっぱりイツキさんはSランク冒険者だったんですね!」
「教えた事あったっけか?」
「いえその、あの杖に使った魔石が凄く貴重な物だったので」
「あー……そりゃバレるか」
そうイツキさんは呟くと頭を掻いた。
「これ名乗んのやっぱ死ぬ程恥ずかしいんだけどなぁ……」
「何でですか?」
「いやほらさ?こうやって騒がれんのがめっちゃなんていうかこう、俺なんかが良いのかなーとか、そもそも目立つのが恥ずかしいというかさぁ」
「ふむ、実力は十分あるようだが?」
「そりゃまあ俺も魔法にはそれなりに……てかコン、一応こいつらには話してあるから元の姿でいいぞ?どうせ村の中でなら知られてんだろ」
「そうか」
それを聞いてコンは僕の肩の上で変化を解いて普段の姿に戻る。
「ほ、本物の竜……イツキ嘘ついてなかったんだ」
「おいフール疑ってたのかよ」
「だってイツキの事だからワイバーンとかの亜竜種か、下手したら羽のあるトカゲかもしれないと……あ!?ごめんなさい!」
「気にせんでいい。我ではなくイツキの信用の問題であるようだからな、仕方のない事だ」
「おいこら俺が悪いってのかよ……まあいいや」
イツキさんはまた頭を掻きつつ大きな声を出す。
「最南の大森林の調査は依頼の通り到着日の翌日、昨年の森の様子を知る村人と共に森の中層まで入り3日間をかけて行う!飲食物なんかは持参、宿は今日と調査後の日の2日分をお借りしたい!」
これも毎年の事だ。
この村に宿は無く、宿代わりに普段空き部屋の多い村長の家が旅人の宿泊場所であり、食事なども村長宅で用意するが食料は皆で持ち寄る。
それがこの村の基本的なルールだ。
「事前に聞いておるかもしれぬがこの村に宿は無い。その為普段は儂の家が宿代わりとなるんじゃが……ロイの知り合いとの事だし、ゼンとルリが良ければそちらに泊めさせてもらうといい」
「村長、俺らは来るなら大歓迎だ!ロイが世話になった相手なら断る理由もないからな」
「私も腕によりをかけてご飯を作らなくちゃね!」
「あー、そんじゃロイんとこでお世話になろうかな?でも流石に4人は無理じゃないか?」
「それなら2人、もし良ければ私の家に来ませんか?」
「ん?ああソフィーか!そうだな、それで頼むわ」
「はい!」
なんだけど、こうして仲の良い人が居ればまた話は別である。
その後誰が何処に泊まるか話した結果、イツキさんが僕の部屋、メイさんがソフィーの部屋、フールさんがレン兄の部屋、スーさんがミリィの部屋に泊まることとなった。
「あ、そうだ。もし良ければ俺らの実力見てみたい奴らは居るかー!居るなら見せてやんぞー!」
宿が決まった後、それぞれの家に帰ろうとしていた村人をイツキさんがそう言って呼び止める。
「勿論この土地が荒れたりするようなことはしませんから、そこは安心してくれていいですよ」
メイさんがそう言って微笑むと(僕を除き)男の顔がだらしなくなった。
まあ物凄い美人さんなので仕方ないとは思えるけど、その態度に伴侶からどつかれていた。
それから流石に門前でやるのは少々危ないとのことで幾らか離れた草地に移動する。
その間村に残っていた村人も昼食を持って来たので一旦食事を挟んだ。
「うっし、そんじゃ披露すっかな。まずは目に見えやすいスーとフールから!」
サンドイッチを軽く食べたイツキさんがそう言うと、フールさんは虚空から身の丈以上ある艶消しをしたのだろう黒い金属の大盾を取り出した。
スーさんは何も取り出すことなく目にも止まらぬ速度のパンチや蹴りで本人いわく「ただの準備運動」をしていたのだけど、正直その姿だけで桁違いな強さを感じさせる動きであった。
そして村人全員が食事を終えると僕達から幾らか離れた所に行き、メイさんが僕達の前に魔力障壁を張り巡らせる。
これは無用な被害を出さぬための処置だそうで、こうでもしないと風圧で転がされかねないのだそう。
「では僕も少し本気を出しますね」
そうフールさんが宣言すると、どこか申し訳なさげに垂れていた眉が吊り上がって表情もどんどん怒気を感じる物に変わる。
そして実は凄くブカブカだと思っていた服がすぐに彼の身体にピッタリな大きさに変わる……のではなく、フールさんの小さな体躯がどんどん太くなって行き、気付けば元々凄かった筋肉が更に膨れ上がって完全に丸い筋肉の塊のようになってしまっていた。
その状態でも身長はやはり小さいままだけど、自身の体躯の倍はある大盾を構える様はとても力強さを感じさせるものであった。
それとは対象的に細く華奢できめ細やかな肌をした兎の獣人であるスーさんはパンチ、キック、宙返りと体の調子を確かめるようにしているものの、なんの武器も持たぬ素手であった。
「それじゃ、行っくよー!!」
そう大きな声で言ったスーさんは、なんと素手のまま一旦フールさんから距離をとって、そして足を兎のようにググッと力を溜めるように縮めたかと思った、その直後の事である。
ガカアアアァァァァァンンン!!!!!
とんでもない大きさの金属同士の衝突音が静かな平原に響き渡り、それと同時に猛烈な勢いの暴風が土や草を幾らか巻き込み吹き飛ばす。
あまりの大きさに僕も含めた村人全員が耳を塞ぎ、反射的に目も瞑っていた。
そうして音が収まり目を開くと、フールさんがなんと10メートルも後ろまで下がっており、元々フールさんが立っていた位置には右拳を振り切った姿のスーさんが立っていた。
恐らく今のはスーさんがフールさんの大盾を殴って後退させたのだと思うけれど、あんな筋肉の塊になったフールさんを弾き飛ばした細腕のスーさんがなんの武器も持たぬ素手で、その上一切血を流していない光景はあまりにも異常であった。
「んー、やっぱまだAランクのフールには若干荷が重かったか?」
そう僕達の少し前に立っていたイツキさんがそう呟くと同時、フールさんが持っていた大盾を手放して地面に落とした。
「うう、少しぐらい手加減してくれてもいいじゃないですか」
「えー?ほら篭手は着けてないし、それに手を抜いたら実力を見せられないよ?」
そんな話をしている辺りスーさんはまだまだ小手調べ程度にしか力を出していないようで、自警団辺りの皆があまりの実力差に落ち込むか、逆に目を輝かせていた。
「そんじゃあメイは後回しで次は俺だ!目ぇ開いてよく見てろよ!」
イツキさんはそう言って僕達を一旦横に行くよう肩を押したので避けて、この場にいる村人全員に聞こえるよう声を張り上げる。
「俺達はS級冒険者集団『漆黒のパーティ』、リーダーはこの俺イツキだ」
「私はエルフのメイと申します」
「僕はドワーフのフールです」
「私は兎族のスーだよー!」
そう名乗った途端、村人全員がざわめき立った。
理由はこんな僻地に居れば決して会うことの無いS級冒険者と名乗ったからだ。
冒険者ランクはF~A、その上にSランク、そして最大ランクは『英雄』である。
その中でのSランクというのは実はとんでもない難関らしくて、Bランク上位とAランク下位の差はあまり無いらしいけど、AランクとSランクの差は間にもう一ランク入る程大きな実力差が必要らしい。
それより上の英雄というのは他者を圧倒する実力、世界を救うような功績、清く正しい心など審査項目が多数あり、実力は英雄クラスだけど功績を上げられずにS止まり、なんてのもよくある話なのでSランクであるというのは実質的に英雄とあまり変わりないのだ。
そもそも英雄は冒険者である必要もない立場で、今も『狂気の医者』『薬毒』という二つ名を持つ医者と薬学者の双子が冒険者以外の英雄の代表例として存在している。
そんなSランク冒険者がこんな僻地にある村に来ることはこれまでに無く、それどころか来ること自体誰も想像したことが無かった。
「やっぱりイツキさんはSランク冒険者だったんですね!」
「教えた事あったっけか?」
「いえその、あの杖に使った魔石が凄く貴重な物だったので」
「あー……そりゃバレるか」
そうイツキさんは呟くと頭を掻いた。
「これ名乗んのやっぱ死ぬ程恥ずかしいんだけどなぁ……」
「何でですか?」
「いやほらさ?こうやって騒がれんのがめっちゃなんていうかこう、俺なんかが良いのかなーとか、そもそも目立つのが恥ずかしいというかさぁ」
「ふむ、実力は十分あるようだが?」
「そりゃまあ俺も魔法にはそれなりに……てかコン、一応こいつらには話してあるから元の姿でいいぞ?どうせ村の中でなら知られてんだろ」
「そうか」
それを聞いてコンは僕の肩の上で変化を解いて普段の姿に戻る。
「ほ、本物の竜……イツキ嘘ついてなかったんだ」
「おいフール疑ってたのかよ」
「だってイツキの事だからワイバーンとかの亜竜種か、下手したら羽のあるトカゲかもしれないと……あ!?ごめんなさい!」
「気にせんでいい。我ではなくイツキの信用の問題であるようだからな、仕方のない事だ」
「おいこら俺が悪いってのかよ……まあいいや」
イツキさんはまた頭を掻きつつ大きな声を出す。
「最南の大森林の調査は依頼の通り到着日の翌日、昨年の森の様子を知る村人と共に森の中層まで入り3日間をかけて行う!飲食物なんかは持参、宿は今日と調査後の日の2日分をお借りしたい!」
これも毎年の事だ。
この村に宿は無く、宿代わりに普段空き部屋の多い村長の家が旅人の宿泊場所であり、食事なども村長宅で用意するが食料は皆で持ち寄る。
それがこの村の基本的なルールだ。
「事前に聞いておるかもしれぬがこの村に宿は無い。その為普段は儂の家が宿代わりとなるんじゃが……ロイの知り合いとの事だし、ゼンとルリが良ければそちらに泊めさせてもらうといい」
「村長、俺らは来るなら大歓迎だ!ロイが世話になった相手なら断る理由もないからな」
「私も腕によりをかけてご飯を作らなくちゃね!」
「あー、そんじゃロイんとこでお世話になろうかな?でも流石に4人は無理じゃないか?」
「それなら2人、もし良ければ私の家に来ませんか?」
「ん?ああソフィーか!そうだな、それで頼むわ」
「はい!」
なんだけど、こうして仲の良い人が居ればまた話は別である。
その後誰が何処に泊まるか話した結果、イツキさんが僕の部屋、メイさんがソフィーの部屋、フールさんがレン兄の部屋、スーさんがミリィの部屋に泊まることとなった。
「あ、そうだ。もし良ければ俺らの実力見てみたい奴らは居るかー!居るなら見せてやんぞー!」
宿が決まった後、それぞれの家に帰ろうとしていた村人をイツキさんがそう言って呼び止める。
「勿論この土地が荒れたりするようなことはしませんから、そこは安心してくれていいですよ」
メイさんがそう言って微笑むと(僕を除き)男の顔がだらしなくなった。
まあ物凄い美人さんなので仕方ないとは思えるけど、その態度に伴侶からどつかれていた。
それから流石に門前でやるのは少々危ないとのことで幾らか離れた草地に移動する。
その間村に残っていた村人も昼食を持って来たので一旦食事を挟んだ。
「うっし、そんじゃ披露すっかな。まずは目に見えやすいスーとフールから!」
サンドイッチを軽く食べたイツキさんがそう言うと、フールさんは虚空から身の丈以上ある艶消しをしたのだろう黒い金属の大盾を取り出した。
スーさんは何も取り出すことなく目にも止まらぬ速度のパンチや蹴りで本人いわく「ただの準備運動」をしていたのだけど、正直その姿だけで桁違いな強さを感じさせる動きであった。
そして村人全員が食事を終えると僕達から幾らか離れた所に行き、メイさんが僕達の前に魔力障壁を張り巡らせる。
これは無用な被害を出さぬための処置だそうで、こうでもしないと風圧で転がされかねないのだそう。
「では僕も少し本気を出しますね」
そうフールさんが宣言すると、どこか申し訳なさげに垂れていた眉が吊り上がって表情もどんどん怒気を感じる物に変わる。
そして実は凄くブカブカだと思っていた服がすぐに彼の身体にピッタリな大きさに変わる……のではなく、フールさんの小さな体躯がどんどん太くなって行き、気付けば元々凄かった筋肉が更に膨れ上がって完全に丸い筋肉の塊のようになってしまっていた。
その状態でも身長はやはり小さいままだけど、自身の体躯の倍はある大盾を構える様はとても力強さを感じさせるものであった。
それとは対象的に細く華奢できめ細やかな肌をした兎の獣人であるスーさんはパンチ、キック、宙返りと体の調子を確かめるようにしているものの、なんの武器も持たぬ素手であった。
「それじゃ、行っくよー!!」
そう大きな声で言ったスーさんは、なんと素手のまま一旦フールさんから距離をとって、そして足を兎のようにググッと力を溜めるように縮めたかと思った、その直後の事である。
ガカアアアァァァァァンンン!!!!!
とんでもない大きさの金属同士の衝突音が静かな平原に響き渡り、それと同時に猛烈な勢いの暴風が土や草を幾らか巻き込み吹き飛ばす。
あまりの大きさに僕も含めた村人全員が耳を塞ぎ、反射的に目も瞑っていた。
そうして音が収まり目を開くと、フールさんがなんと10メートルも後ろまで下がっており、元々フールさんが立っていた位置には右拳を振り切った姿のスーさんが立っていた。
恐らく今のはスーさんがフールさんの大盾を殴って後退させたのだと思うけれど、あんな筋肉の塊になったフールさんを弾き飛ばした細腕のスーさんがなんの武器も持たぬ素手で、その上一切血を流していない光景はあまりにも異常であった。
「んー、やっぱまだAランクのフールには若干荷が重かったか?」
そう僕達の少し前に立っていたイツキさんがそう呟くと同時、フールさんが持っていた大盾を手放して地面に落とした。
「うう、少しぐらい手加減してくれてもいいじゃないですか」
「えー?ほら篭手は着けてないし、それに手を抜いたら実力を見せられないよ?」
そんな話をしている辺りスーさんはまだまだ小手調べ程度にしか力を出していないようで、自警団辺りの皆があまりの実力差に落ち込むか、逆に目を輝かせていた。
「そんじゃあメイは後回しで次は俺だ!目ぇ開いてよく見てろよ!」
1
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる