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6章
85 素材入手
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ルナール 視点
薬の準備が終わってしまったルナールよ。
もうすることがない…
今は患者のドラゴンの様子見はしているけど特に問題もない。
アイゼスはリリス達を寝かせに行ってからは戻って来ない。
おそらくサボっているのだろう。
まぁする事ないしいいけど…
折角だしドラゴンの素材を貰おうかしら?
治療代として鱗や毛の一房くらいくれるだろ。
あとで交渉だ。
(ルナ、お疲れ。時間はかかったけど千年亀の水苔手に入れたよ!)
(良かった!こっちは落ち着いてるわ。)
(そう、そっちに戻るから転移魔法お願い!)
(わかった!すぐ準備するわね。)
リアから連絡があり、ようやく終わりが見えてきた。
急いで転移陣を描かなきゃ!
私が転移陣を設置終えるとリアとリアに抱かれて寝ているティーが戻って来た。
「リアとティーちゃんお帰り…ティーちゃん寝てるのね。」
「ただいま!あたしもいろいろ走り回ったから疲れたわ。リリス達は?というかここどこ?」
「ここはアイゼスの自然管理棟よ。結局、ウーダちゃんも龍熱にかかってそこに寝てるわ。」
「あちゃー…連れてきたのは不味かったね。はい、千年亀の水苔。」
リアはティーと同じく袋を差し出した。
「ありがとう!まぁ、薬飲めば治るわ。リリスちゃんとププちゃんはその扉を出て左の部屋にいるわ。クリスちゃんはエリザベートさんを預かってもらっているわ。」
これで薬が完成出来るわ。
「わかったわ。ティーを寝かせてくるね!」
「よろしく!それとクリスちゃんの迎えもお願い!」
そろそろクリスも限界と思うからリアに迎えを頼んだ。
「わかったわ。ププも家に返すわね。」
「そうね、お願い。」
ププの家族も心配すると思うし早めに帰してあげた方がいい。
ブルーペガサスは薬を配る時に乗せてもらうからもう少しいてもらおう。
リアと話が終わり、私はリアから受け取った水苔を手にカマドに向かった。
しかし、こんなに早く千年亀の水苔が手に入るなんて驚いたわ。
私とリアが2人で探したとして、何日かかるかしら?
今度、ティーを連れてレア素材探索ツアーに行きましょう。
きっと早く見つかるわ。
カマドに着いた私は水苔を洗浄魔法で綺麗に汚れを落とし、鍋に入れた。
するとなんて事でしょう。
鍋の中が虹色に輝き出すではないでしょうか。
…どうして?
普通はこのように光り出すことはない。
いや、心当たりならある。
ティーのアホ毛を削って薬に入れた時に似たような反応があった。
おそらく水苔にティーの一部が付着したのだろう。
洗浄魔法でも落ちなかったか…
まぁ、効果がアップするだけだし問題ないでしょう。
むしろ龍熱が早く終息すると考えると嬉しい誤算かもしれない。
薬も出来たし早くドラゴン達に飲ませて帰りましょ!
「先輩!すいません!寝てました!」
タイミングよくアイゼスが走って来たけど…寝てた?
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「本当、すいません。」
アイゼスは私に土下座している。
私はアイテムボックスから薬を取り出しアイゼスに渡した。
「ひぃ~!?今度はどんな毒ですか!!」
「これは栄養剤よ。空蜘ちゃん達にもあげているから安全な物よ。」
「そうですか、では…」ゴクゴク…
アイゼスは私の特製栄養ドリンクを飲んだ。
「体中に力が溢れます!」
「そう良かったわ。その薬は疲労を回復するけど、疲労が回復を上回ると一気に疲労が来るからね。」
「うおー!」
うん、聞いてないね。
アイゼスだしいいか…
「はい、これが薬ね。」
私は頭くらいの大きさの薬瓶を未だ興奮しているアイゼスに1つ渡した。
「これを飲ませばいいですね!うおー」
アイゼスは私の話を聞かず走り出して行った。
…まいっか!
薬の準備が終わってしまったルナールよ。
もうすることがない…
今は患者のドラゴンの様子見はしているけど特に問題もない。
アイゼスはリリス達を寝かせに行ってからは戻って来ない。
おそらくサボっているのだろう。
まぁする事ないしいいけど…
折角だしドラゴンの素材を貰おうかしら?
治療代として鱗や毛の一房くらいくれるだろ。
あとで交渉だ。
(ルナ、お疲れ。時間はかかったけど千年亀の水苔手に入れたよ!)
(良かった!こっちは落ち着いてるわ。)
(そう、そっちに戻るから転移魔法お願い!)
(わかった!すぐ準備するわね。)
リアから連絡があり、ようやく終わりが見えてきた。
急いで転移陣を描かなきゃ!
私が転移陣を設置終えるとリアとリアに抱かれて寝ているティーが戻って来た。
「リアとティーちゃんお帰り…ティーちゃん寝てるのね。」
「ただいま!あたしもいろいろ走り回ったから疲れたわ。リリス達は?というかここどこ?」
「ここはアイゼスの自然管理棟よ。結局、ウーダちゃんも龍熱にかかってそこに寝てるわ。」
「あちゃー…連れてきたのは不味かったね。はい、千年亀の水苔。」
リアはティーと同じく袋を差し出した。
「ありがとう!まぁ、薬飲めば治るわ。リリスちゃんとププちゃんはその扉を出て左の部屋にいるわ。クリスちゃんはエリザベートさんを預かってもらっているわ。」
これで薬が完成出来るわ。
「わかったわ。ティーを寝かせてくるね!」
「よろしく!それとクリスちゃんの迎えもお願い!」
そろそろクリスも限界と思うからリアに迎えを頼んだ。
「わかったわ。ププも家に返すわね。」
「そうね、お願い。」
ププの家族も心配すると思うし早めに帰してあげた方がいい。
ブルーペガサスは薬を配る時に乗せてもらうからもう少しいてもらおう。
リアと話が終わり、私はリアから受け取った水苔を手にカマドに向かった。
しかし、こんなに早く千年亀の水苔が手に入るなんて驚いたわ。
私とリアが2人で探したとして、何日かかるかしら?
今度、ティーを連れてレア素材探索ツアーに行きましょう。
きっと早く見つかるわ。
カマドに着いた私は水苔を洗浄魔法で綺麗に汚れを落とし、鍋に入れた。
するとなんて事でしょう。
鍋の中が虹色に輝き出すではないでしょうか。
…どうして?
普通はこのように光り出すことはない。
いや、心当たりならある。
ティーのアホ毛を削って薬に入れた時に似たような反応があった。
おそらく水苔にティーの一部が付着したのだろう。
洗浄魔法でも落ちなかったか…
まぁ、効果がアップするだけだし問題ないでしょう。
むしろ龍熱が早く終息すると考えると嬉しい誤算かもしれない。
薬も出来たし早くドラゴン達に飲ませて帰りましょ!
「先輩!すいません!寝てました!」
タイミングよくアイゼスが走って来たけど…寝てた?
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「本当、すいません。」
アイゼスは私に土下座している。
私はアイテムボックスから薬を取り出しアイゼスに渡した。
「ひぃ~!?今度はどんな毒ですか!!」
「これは栄養剤よ。空蜘ちゃん達にもあげているから安全な物よ。」
「そうですか、では…」ゴクゴク…
アイゼスは私の特製栄養ドリンクを飲んだ。
「体中に力が溢れます!」
「そう良かったわ。その薬は疲労を回復するけど、疲労が回復を上回ると一気に疲労が来るからね。」
「うおー!」
うん、聞いてないね。
アイゼスだしいいか…
「はい、これが薬ね。」
私は頭くらいの大きさの薬瓶を未だ興奮しているアイゼスに1つ渡した。
「これを飲ませばいいですね!うおー」
アイゼスは私の話を聞かず走り出して行った。
…まいっか!
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