上 下
170 / 381
10章

170 小屋建設

しおりを挟む
ルナール 視点


「さぁ!ティーちゃん小屋建てるわよ!」

「お?おー?」

私は困惑するティーを抱き上げ解体小屋の隣の空き地にやって来た。

「さて、ティーちゃん?ここに小屋を建てるけど基本は積み木と一緒よ。」

「あい!」

手を挙げて可愛い。

「まずは基礎工事よ!」

ドドドドドドドド…

私は風魔法を圧縮し透明なハンマーを作り地面を押しつぶしていく。

「いーい?こうして何度も何度も叩いて地面を硬くするのよ!しっかり深くまで固めないと地震で緩んじゃうからね。」

「あーい!」

「次に土台となる石を加工して置いて行きます。」

私はアイテムボックスから平な岩を出して設置していった。

「次に柱を立てて!」ドスン!

前に増え過ぎて伐採した聖樹を取り出し設置。
ほかに伐採した木をアイテムボックスから取り出した。

「さぁ、ティーちゃんの出番よ!大木から切り出すのよ!」

「あい!」

私は風魔法で丸太を整え組み上げれるように削った。
長さとかは組み上げる際に加工する予定だ。

「この丸太を100本くらい切り出してね。」

「あい!」

ティーは元気よく返事をして、大木に近付きアホ毛で切り出していく。
その大きさは多少の誤差はあるが大体同じ長さだった。

私は他の柱や梁を削りだしながら組み上げていった。

「まーま!うい!」

ティーが丸太の束をアホ毛で持って私の所にやって来た。

「じゃあティーちゃんは丸太の間にこの固定用のコの字釘を打ってね。」

「あい!」

私はティーが持って来た丸太を組み固定釘を差し込んだ。

「三ヶ所刺してね。」

私は丸太を組み、ティーに固定を頼み、精霊達にチェックさせていった。

それから1時間…

「完成!ティーちゃんお疲れ様!と言いたいけどまだ芋を収納しないとね。」

「ふぅ…あきゃ!?」

そうまだ終わってないのよ!
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

職業『お飾りの妻』は自由に過ごしたい

恋愛 / 完結 24h.ポイント:49pt お気に入り:3,456

侯爵夫人は子育て要員でした。

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:326pt お気に入り:1,778

天使志望の麻衣ちゃん

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:78pt お気に入り:1

はずれのわたしで、ごめんなさい。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:752pt お気に入り:5,730

皇子に婚約破棄されたので、悪役令嬢になりますね(今更感)

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:318

処理中です...