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10章
172 消えた娘の行方
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ルナール 視点
しばらくして来たのはリアだけだった。
「リア!ティーちゃんは?」
「えっ!?とっくに最後の山を持って転移したわよ。あたしは片付けも終わったから来たところよ。」
「え!?ティーちゃんいないの?どこ行ったのかしら?」
呼び戻そうとしたら通信魔導具の首飾りが光り出した。
「マリさん?」
『えーと…ルナールさんですか?聴こえます?』
「ええ、聴こえるわどうしたのかしら?」
マリさんと別れた際にラビ屋の予約が出来るように渡した魔導具だ。
『実は…店先で金色に光る芋の山と山に貼り付いて寝ているティーちゃんが現れたんですけど…』
「あー!転移失敗したみたいね。すぐ向かいに行くわ!」
『はい!出来れば早めにお願いします。」カチッ!
通信は切れた。
「リア?ティーちゃんね。芋ごとマリさんの所に転移して寝ちゃったみたい。呼び戻すと芋が置き去りなっちゃうから迎えが必要だわ。」
「そうみたいね。ティーには無理させちゃったかなぁ。」
「まぁ、無事みたいだし知り合いの所で良かったわ。」
「あたしが迎えに行く?」
「私が行くわ。ついでに渡す物も渡して来るわ。リアはリリスちゃん達をお風呂に入れてて。」
私はおんぶしているクリスをリアに渡した。
「ええ、わかったわ。晩ごはんも作っておくわね。」
「よろしくね!リリスちゃんも手伝ってあげてね。」
「うん!」
リアの料理はシンプルだ。
塩を振って焼くかお湯で煮るのどちらかだ。
不味くはないが材料によっては薄味になってしまう。
リリスには料理や家事を教えている最中なので味の工夫をしてくれるはずだと思い頼んだ。
「それじゃあ行って来るわね。」
「気をつけてね。」
「いってらっしゃい。」
私は玄関の転移陣に行きココロッカ村に転移した。
しばらくして来たのはリアだけだった。
「リア!ティーちゃんは?」
「えっ!?とっくに最後の山を持って転移したわよ。あたしは片付けも終わったから来たところよ。」
「え!?ティーちゃんいないの?どこ行ったのかしら?」
呼び戻そうとしたら通信魔導具の首飾りが光り出した。
「マリさん?」
『えーと…ルナールさんですか?聴こえます?』
「ええ、聴こえるわどうしたのかしら?」
マリさんと別れた際にラビ屋の予約が出来るように渡した魔導具だ。
『実は…店先で金色に光る芋の山と山に貼り付いて寝ているティーちゃんが現れたんですけど…』
「あー!転移失敗したみたいね。すぐ向かいに行くわ!」
『はい!出来れば早めにお願いします。」カチッ!
通信は切れた。
「リア?ティーちゃんね。芋ごとマリさんの所に転移して寝ちゃったみたい。呼び戻すと芋が置き去りなっちゃうから迎えが必要だわ。」
「そうみたいね。ティーには無理させちゃったかなぁ。」
「まぁ、無事みたいだし知り合いの所で良かったわ。」
「あたしが迎えに行く?」
「私が行くわ。ついでに渡す物も渡して来るわ。リアはリリスちゃん達をお風呂に入れてて。」
私はおんぶしているクリスをリアに渡した。
「ええ、わかったわ。晩ごはんも作っておくわね。」
「よろしくね!リリスちゃんも手伝ってあげてね。」
「うん!」
リアの料理はシンプルだ。
塩を振って焼くかお湯で煮るのどちらかだ。
不味くはないが材料によっては薄味になってしまう。
リリスには料理や家事を教えている最中なので味の工夫をしてくれるはずだと思い頼んだ。
「それじゃあ行って来るわね。」
「気をつけてね。」
「いってらっしゃい。」
私は玄関の転移陣に行きココロッカ村に転移した。
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