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13章続き

248 統括ギルドマスター

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ウラボン 視点

「マスター!怒気がダダ漏れで冒険者が萎縮してます。」

「ああ、すまんな!こうも立て続けに知識族に問題を起こされては怒りしか湧かない…」

怒気の元凶のなった人物は少し穏やかにになり、怒気は収まった。

「話が進まないので我慢して下さい。」

「すまんな、初めましてだな、冒険者ギルド統括ギルドマスターのグラットンだ。今回は我がギルドが迷惑をかけた。」

統括ギルドマスターは俺達に頭をさげた。

「えっ!?」

俺達どうすればいいの?

偉い人が早々に頭を下げたのだ。
俺達は呆気に取られた。

「少し話が長くなる。席に移動して欲しい。」

そう言われ近くのソファに座った。
凄いふかふかだ。

「まず先に、知識族領の冒険者ギルドとは関係はとっくに切っている。」

「はぁ!?」

「あれは5年前か、知識族領の冒険者ギルドが不正な申請を行っていてそれを摘発した。その際に冒険者ギルドを勇者教が買い取るという一本的な契約を結んだ為、知識族領の冒険者ギルドだけ切り離したのだ。」

なんだよそれ。俺らが登録するまでにそんな事があったのかよ。

「結局、向こうのギルドマスターを引き渡しに勇者教は応じなかった為、我々は仕方なく全ての支援を打ち切った。」

だから、急に物が無くなったのか。

「君達の契約書は我々のギルドの契約書で行われている。なので契約神は我々の神だ。だが、君達は創造教ではなく勇者教だ。
改宗すれば助けられるがどうする?」

さっきおっさんが言っていた事か…

「少し話し合わせてくれ!」

「あぁ、早めにな。」

統括ギルドマスターはおっさんと話し始めた。

「どうする。」

「どうするって一択でしょ!」

「そうだな、他に道もない。」

「ああ、一からやり直しだ。」

俺らは改宗する事に決まった。
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