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15章

344 急須

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"本体もとい分身3" キラティア 視点

おや?先程水鉄砲をかけてのたうち回っていた精霊さんだ。
まだ喰われたばかりで軽傷で済んでいた。
どうやら先に喰われて溶けかけている仲間が心配な様だ。

無念、後悔、怨み。
精霊さんは闇堕ちしそうな雰囲気を出していた。



むー…しょうがない。
闇堕ちするとハッカコーラの味がして飲みにくいし、暴走による被害も大きい。
それにヒビキちゃんがさっきから僕の上でいやいや言って暴れているのだ。

「ぴーぴー!?」ぺしぺし!!

ヒビキちゃんはハーフフェアリー?なのか精霊さんを感じるようで闇堕ちの魔力が怖いのだろう。

僕は懐から急須を取り出した。
中に入れるのは神樹の葉とあほ毛と聖水と…
精霊喰い!根っ子貰うね!ぶちっ!!

『!?』

僕は大人しくなった精霊喰いから根っ子を少し引き抜き急須に入れた。
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