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15章

362 舗装

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"分身4" キラティア 視点

先程、本体代理から温泉の舗装を頼まれた研究担当です。
開発がひと段落して片付けしてたら呼ばれました。
ちょうど新型のコンクリートの開発がさっき出来たので試験を兼ねて使う事にしよう。
まず、ストーンクラブの抜け殻を砕いて…

「はぁ…てい!!」ぴとっ!

僕は力を込めて抜け殻がある方向を触った。
何もないのに壁があるかのように触った。

点心爆砕拳!!ぴん!!

僕のオリジナルの技で、空間の点穴を突く事で物体を粉々にする技だ。
これを使う事で面倒な粉製品の破砕作業を楽にした。
ちなみに魔力や何か力を生み出す生物は粉々に出来ない。
それはその力が接着剤のような役割をして身体を保護するからだ。
だからこの技をじーじに撃っても効かない。

「ざー!!まぜまぜ!!」

と説明している間に異次元バケツに粉々になった殻に魔石の粉末や木の灰などを混ぜて水を入れかき混ぜると完成!

新型コンクリート!!ぱんぱかぱーん!!
硬化時間が1日と長いがその強度は魔鉄のツルハシでも傷一つ付かない。

さて、塗るか!

異次元バケツを背負い込みマイコテを持ち塗り始めた。

「ふぉーーー!!」

しゅばばばばば!!

高速塗りで2時間程で温泉貯まりまで舗装を完了した。
 
「おつ!!」

「おつ!!」

温泉貯まりには本体代理が休憩していた。

「あい!」

「ありー!!」

本体代理は僕にオレンのジュースの入った哺乳瓶を渡した。

ちゅぱちゅぱ…ぷはぁ!
うまい!!

そのまま二人で休憩を取った。

なるほど掘削作業は終わったから交代するようだ。
これで研究に戻れる。
僕は異次元バケツとコンクリートの材料を渡し研究室に戻った。

「おつ!!」

「おつ!!」しゅん!
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