おしかけ小鳩に蜂のみちびき

結婚相手を探しに田舎からはるばる王都へやって来た没落貴族の娘ノラ。
洗練された王都の貴族たちに圧倒されて心が折れかけた彼女は、宴で一番目立っていた花形の騎士セルジュ・アベル卿のもとへおしかけた。
「わたしは通りすがりのデビュタントだ。あなたに、わたしの師になってもらいたい」
こうして始まった風変わりな協力関係だったが、セルジュには別の目的があった。――

つわもの娘と野心を秘めた騎士のすれちがいロマンス
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