小河内ムーンライト
戦争の臭いが近づく帝都。敵性音楽ジャズを指摘され、銀座から散り散りとなるバンドマンたち。宛てのない上寺智。手には一度も演奏したことのない「ムーンライトセレナーデ」の楽譜。上寺は考えもなしに、小河内へと流れていく。もうすぐ湖底に沈むと囁かれる鄙びた温泉地、そこはダムの作業員で活気に溢れていた。
「サックス奏者だった上寺智さん。ジョーさんですよね?」
ダム工事の若い男は、彼の演奏を覚えていた。ひょんなことから、二人はこの小河内で、一緒に演奏することとなる。
「サックス奏者だった上寺智さん。ジョーさんですよね?」
ダム工事の若い男は、彼の演奏を覚えていた。ひょんなことから、二人はこの小河内で、一緒に演奏することとなる。
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あっ、夢酔先生大変申し訳ありません!小寺ではなく上寺の誤りでした!間抜けな誤りをしますて大変失礼いたしました!💦
大丈夫です。私も壮大なポカをやらかす人種でございます。
お気になさいませんよう。
わざわざ恐縮です。
この作品は、単純なところから動機が誕生しました。
単に、グレン・ミラーの楽曲が好きだということ、その発表と小説世界が不一致なのは、露骨に虚構を現わしただけで考証ミスではないという開き直りです。
以前にもnote書きしましたが、作文に寄り添う歌や曲って、絶対どの作品にもあると思います。
アメリカにもサックスの音色が響いたら嬉しいです。
いつもありがとうございます。
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