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第十五章 軍神
15ー6 ナギサイド
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ダグザに滞在してからさらに翌日。
皆で、レオの部屋で寝ていたが。やはり、と言うべきか。ダグザ滞在の初日に何もなかったのが不思議だったんだけど。
ドーーーン!!!
レオの部屋の扉が破壊された。
「敵襲か!!?」
ゾロゾロと国兵が集まってきた。
「国王様達が!!!」
ん? 瓦礫の中に誰かいる? よく見たら、レオの父親に、母親に、兄もいる。
「いったい誰が?」
「それやったのエドナだ」
エドナが熟睡して直ぐに、体中、鎖を巻いて動けなくしたはずなのに、壊されている。
しかも、カチュアを抱いているな。カチュアを抱きながら、転がっているよ。
よく見たら、カチュアの特大サイズのたわわが、服から、漏れている。やばい、エドナがカチュアを抱いている腕を外したら、カチュアの胸が丸見えになっている。てか、エドナも服が脱げて、小柄な体型に似合わない、たわわが見えている! 互いのたわわをくっつけている光景。なんか、腹立つ。
まだ寝ているエドナが寝相で、足を振り回したら。
ドッカーーーン!!!
近くにあった壁にぶつかり、壁に穴が開いてしまった。
それを見た、ダグザ兵達が、怯えた顔をしていた。
そして、エドナはまだカチュアを抱きかかえながら、ダグザ兵達がいる方へ転がっていった。
「わあああ!!! こっち来るなぁぁぁぁ!!!」
あの戦闘亜種の獣人族が怯えている。転がるエドナから慌てて逃げて行った。
「相変わらずだな、エドナの寝相の悪さだ」
「おーい! 親父!! お袋!! 兄貴!! 生きているか!!」
レオが瓦礫に生まれている、レオの家族三人に小声で声を掛ける。
「止めなくていいのか?」
「あれには、逆らえない」
「命が大事だ」
「犠牲は仕方がない」
「ミラにはどうすることもできません」
化け物並みの強さを誇る強者達がお手上げ状態だよ。
数時間後。
エドナがようやく目が覚めた。いや! あんなに暴走していたのに、起きるのに何時間か掛かったのかよ!
「ようやく、納まったか」
「はうう。ごめんなさいなんだよ」
「いや。むしろ助かった。親父達はまた、あたしを取り合いになる前に、ボコしてくれたから」
ああ、扉前にいたのは、そう言うことか。
「イヤイヤ! 大事な話があるから呼びに来たんだよ!」
「それはついでだろ? 土佐草に紛れてスキンシップするつもりだろ?」
「あ! バレたか」
否定しないのかよ。
「クソ、親父ぃぃぃ!」
レオの手が炎が出現した。
「あわわ!! それを打たないで!!」
「問答無用!!」
ボボボボボボボボボボ!!!
レオは、また、炎の光線をレオの父親に放った。
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
炎の光線に直撃したレオの父親は、全身、真っ黒に焦げてしまった。
「で! 親父どうした?」
何事もなかったかのように、尋ねるレオ。
「コルネリアが宣戦布告してきた」
こっちも、全身、真っ黒に焦げているのに、何事もなかったかのように、返答した。やはり、タフだな。
それよりも。
「何? 奴らはまさか」
「そうだ。妖精族の女の子の要求しやがったんだよ」
「くっ、面倒なことをしやがる。あのゲス兄が!!」
「でっ! 返事は?」
「それに関しは、即返事を返した。断るって!」
「決断早!」
「その後も、どうなっても知らない、と脅されたか、構わんと答えたぞ!」
「迷いがなさ過ぎる!!」
レオに制裁を受けまくっているダグザ王が逞しく見えてきた。
「まあ、獣人族は単純だから」
「ごめんなさい。あたしのせいで」
謝罪するエドナ。巻き込んだことを気にしているのか。
「いいんだ! 元々、コルネリアとは中が悪かったんだ。皇女様が即位していなかったら、いづれ戦うことになっていたはずだ。嬢ちゃんが気にすることはない」
「ありがとうございます」
やはり、王の器に相応しいぐらい、逞しいな。……制裁喰らって、全身真っ黒に焦げてなかったらの話だが。
皆で、レオの部屋で寝ていたが。やはり、と言うべきか。ダグザ滞在の初日に何もなかったのが不思議だったんだけど。
ドーーーン!!!
レオの部屋の扉が破壊された。
「敵襲か!!?」
ゾロゾロと国兵が集まってきた。
「国王様達が!!!」
ん? 瓦礫の中に誰かいる? よく見たら、レオの父親に、母親に、兄もいる。
「いったい誰が?」
「それやったのエドナだ」
エドナが熟睡して直ぐに、体中、鎖を巻いて動けなくしたはずなのに、壊されている。
しかも、カチュアを抱いているな。カチュアを抱きながら、転がっているよ。
よく見たら、カチュアの特大サイズのたわわが、服から、漏れている。やばい、エドナがカチュアを抱いている腕を外したら、カチュアの胸が丸見えになっている。てか、エドナも服が脱げて、小柄な体型に似合わない、たわわが見えている! 互いのたわわをくっつけている光景。なんか、腹立つ。
まだ寝ているエドナが寝相で、足を振り回したら。
ドッカーーーン!!!
近くにあった壁にぶつかり、壁に穴が開いてしまった。
それを見た、ダグザ兵達が、怯えた顔をしていた。
そして、エドナはまだカチュアを抱きかかえながら、ダグザ兵達がいる方へ転がっていった。
「わあああ!!! こっち来るなぁぁぁぁ!!!」
あの戦闘亜種の獣人族が怯えている。転がるエドナから慌てて逃げて行った。
「相変わらずだな、エドナの寝相の悪さだ」
「おーい! 親父!! お袋!! 兄貴!! 生きているか!!」
レオが瓦礫に生まれている、レオの家族三人に小声で声を掛ける。
「止めなくていいのか?」
「あれには、逆らえない」
「命が大事だ」
「犠牲は仕方がない」
「ミラにはどうすることもできません」
化け物並みの強さを誇る強者達がお手上げ状態だよ。
数時間後。
エドナがようやく目が覚めた。いや! あんなに暴走していたのに、起きるのに何時間か掛かったのかよ!
「ようやく、納まったか」
「はうう。ごめんなさいなんだよ」
「いや。むしろ助かった。親父達はまた、あたしを取り合いになる前に、ボコしてくれたから」
ああ、扉前にいたのは、そう言うことか。
「イヤイヤ! 大事な話があるから呼びに来たんだよ!」
「それはついでだろ? 土佐草に紛れてスキンシップするつもりだろ?」
「あ! バレたか」
否定しないのかよ。
「クソ、親父ぃぃぃ!」
レオの手が炎が出現した。
「あわわ!! それを打たないで!!」
「問答無用!!」
ボボボボボボボボボボ!!!
レオは、また、炎の光線をレオの父親に放った。
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
炎の光線に直撃したレオの父親は、全身、真っ黒に焦げてしまった。
「で! 親父どうした?」
何事もなかったかのように、尋ねるレオ。
「コルネリアが宣戦布告してきた」
こっちも、全身、真っ黒に焦げているのに、何事もなかったかのように、返答した。やはり、タフだな。
それよりも。
「何? 奴らはまさか」
「そうだ。妖精族の女の子の要求しやがったんだよ」
「くっ、面倒なことをしやがる。あのゲス兄が!!」
「でっ! 返事は?」
「それに関しは、即返事を返した。断るって!」
「決断早!」
「その後も、どうなっても知らない、と脅されたか、構わんと答えたぞ!」
「迷いがなさ過ぎる!!」
レオに制裁を受けまくっているダグザ王が逞しく見えてきた。
「まあ、獣人族は単純だから」
「ごめんなさい。あたしのせいで」
謝罪するエドナ。巻き込んだことを気にしているのか。
「いいんだ! 元々、コルネリアとは中が悪かったんだ。皇女様が即位していなかったら、いづれ戦うことになっていたはずだ。嬢ちゃんが気にすることはない」
「ありがとうございます」
やはり、王の器に相応しいぐらい、逞しいな。……制裁喰らって、全身真っ黒に焦げてなかったらの話だが。
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