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本編
658 はちゃめちゃ遊戯、ダンジョンすごろく・2
順番は、ポチ、イグニール、マイヤー、ゴレオ、リクール、骨、ジュノー、俺。
決まった順番を前にして、ジュノーが頭を抱えて飛び回っていた。
「ああー! 最後から二番目って幸先悪いし!」
「そう頭をかかえるな、一番最後じゃないだけマシだろ」
それに、俺は最後の方が好きだったりする。
相手の出目や出方を確認できるからだ。
残念ながら巨大で立体的な作り故に、全てのマスを確認することはできない。
さすがに罰ゲームマスが初っ端からある訳じゃないだろう。
だが、罰増量中らしいから、この次のターンで何か罰が待っているのかもな。
「画面に映った罰姿を確認できる良いチャンスじゃないか」
「確かにそうだし。高みの見物するし!」
残り物には福がある、というじゃないか。
そして、その恩恵を一番受けているのは俺である。
魔物を倒した後の残り物と言えば、な?
紛うことなく、ドロップアイテムのことだ。
「ポチ! サイコロ5マス! 惜しい!」
「アォン」
「ちなみにポチのマスはケテルマスで、お金を3000ケテル貰えるぞ」
すっと床から出てきた机の上に置いてある袋に入った三つの銀貨。
お金がもらえるますって、何に使うのだろう。
「アォン?」
そんな疑問をポチも感じているのか、首を傾げている。
「飲み物、昼飯、すごろくを有利に進めるアイテム、全てお金を貯めて購入するか、ゲットマスに止まるかしなきゃだめなんだよ。さらに、オリジナル罰以外の特殊な罰は、購入したアイテムを使用することによって回避したり、人に擦りつけたりすることが可能だからな!」
それ、電鉄ゲーム!
パーティーゲームと電鉄ゲームの要素を足した、そんなすごろくである。
チーム戦とか、対抗戦であるミニゲームアトラクションもあるからなあ。
ダンジョンって、やっぱリゾートとかテーマパークにした方がいい気がする。
「次は私ね」
コロコロ、コロン!
「イグニールの最初の出目は3! そこは、アイテムゲットマス~!」
「ラッキーね、何がもらえるのかしら?」
3マス先に移動したイグニールの前に、スッとアイテムが出現する。
机の上に乗せられたアイテムは、サイコロ2個券。
使うとサイコロを2個振れるという、オーソドックスなアイテムだ。
「幸先いいわね、これで一気に差をつけるわよ」
「サイコロの種類は他にもたくさん準備してるから、お楽しみに!」
次にマイヤー、4マス前進、ケテルマス。
「うちは4マス……ケテルマスか~! 大事にとっとこ!」
ゴレオ、5マス前進、ケテルマス。
「……!」(ガッツポーズ)
リクール、2マス前進、ケテルマス。
「2マス、なんとも微妙な数字ですね。ですが、まだまだ挽回は可能です!」
骨、3マス前進、アイテムゲットマス。
「イグニールさんと同じサイコロ複数個持ちですぞ~! 強いですぞ~!」
こんな感じで、ちゃっちゃかちゃっちゃかみんながダンジョンすごろくを前進する。
まだ序盤の序盤、6マス以降は、階段を駆け上がって丘ゾーンへと突入だ。
様々な動物を模したガーディアン達が草を食いながら和気藹々と過ごしている……のを演出。
ジュニアよ。
派手さや細かいこだわりを重視するのはいいけど、リソース何使ったんだ?
でもまあ、楽しいから良いか。
「あたしの番だし! 6出ろ~! それか3出ろ~!」
ジュノーのサイコロがくるくると回転する。
そして出たのは……1!
「ああああああ~~~~!!」
祈りは通じなかった。
出た目を見て、ガビーンと頭を抱えて転げ回るジュノーである。
「残念だったなジュノー」
「残り物に福があるって言った! トウジ嘘つきだし!」
「いやいや、現状残り物ってのは最後のこと言うんだよ」
「どう言う意味だし」
「俺が最後だから、つまりジュノーは残り物でも何でもないんだよ」
「大人って汚いし! ふぐううう!」
涙を目にためて歯を食いしばりながら、ジュノーは俺に飛びかかってきた。
しかし、突如下から壁が突き出してきて、顔面を強打していた。
「あいたぁー!」
「プレイヤーからプレイヤーへの攻撃行為はNGだぜ? いざこざはミニゲームで決着をつけることだな」
「ジュニアー! もおおおおー!」
なるほど、煽り合いやギスギス状態に発展する可能性もあるからこそ、この対策か。
俺たちにはあまり必要ないように思えるが、テーマパークを作った際は重要である。
「よし、俺で最後だな」
コロコロ、コロン!
回転するサイコロの目は6。
「よっしゃあああああああ!」
「ああああー! ずるいずるいずるい!」
「ははは、ざまあざまあジュノーざまあ」
ハエみたいに飛び回るジュノーをにやけ面でベロベロバーして煽りながら、6マス進む。
うははは、これぞ残り物には福がある。
やっぱりな、ドロップアイテム然り、残り物にはあるんだよ、福が!
3マスのサイコロゲットも捨てがたいが、とりあえずこれからも全部6を出していけばいい。
この波に乗ることができれば、行けるぞ。
それに、パーティーゲームは日本にいた時にやった。
そう言った先駆者的なアドバンテージを持っているから、勝てる!
「あ、6マスおめでと。でも、俺が幸先の良いスタートを切らせると思うか?」
「は?」
ジュニアの声に合わせて、俺の足元に文字が浮かび上がる。
6マス目は……スタート地点に戻る。
シュンッと転移した瞬間、俺はスタート地点に戻ってきていた。
「は?」
開いた口が塞がらないとはこのこと。
あげて落とされたぞ、マジか?
「残り物に福があるって、嘘じゃん。トウジのざまあざまあ! ざまあだし!」
これ見よがしに俺を煽ってくるジュノーである。
くそが!
人を煽るとか性格悪すぎ!
「さて、2巡目いくぞ! アイテム使う奴は、アイテム使う宣言してくれー!」
決まった順番を前にして、ジュノーが頭を抱えて飛び回っていた。
「ああー! 最後から二番目って幸先悪いし!」
「そう頭をかかえるな、一番最後じゃないだけマシだろ」
それに、俺は最後の方が好きだったりする。
相手の出目や出方を確認できるからだ。
残念ながら巨大で立体的な作り故に、全てのマスを確認することはできない。
さすがに罰ゲームマスが初っ端からある訳じゃないだろう。
だが、罰増量中らしいから、この次のターンで何か罰が待っているのかもな。
「画面に映った罰姿を確認できる良いチャンスじゃないか」
「確かにそうだし。高みの見物するし!」
残り物には福がある、というじゃないか。
そして、その恩恵を一番受けているのは俺である。
魔物を倒した後の残り物と言えば、な?
紛うことなく、ドロップアイテムのことだ。
「ポチ! サイコロ5マス! 惜しい!」
「アォン」
「ちなみにポチのマスはケテルマスで、お金を3000ケテル貰えるぞ」
すっと床から出てきた机の上に置いてある袋に入った三つの銀貨。
お金がもらえるますって、何に使うのだろう。
「アォン?」
そんな疑問をポチも感じているのか、首を傾げている。
「飲み物、昼飯、すごろくを有利に進めるアイテム、全てお金を貯めて購入するか、ゲットマスに止まるかしなきゃだめなんだよ。さらに、オリジナル罰以外の特殊な罰は、購入したアイテムを使用することによって回避したり、人に擦りつけたりすることが可能だからな!」
それ、電鉄ゲーム!
パーティーゲームと電鉄ゲームの要素を足した、そんなすごろくである。
チーム戦とか、対抗戦であるミニゲームアトラクションもあるからなあ。
ダンジョンって、やっぱリゾートとかテーマパークにした方がいい気がする。
「次は私ね」
コロコロ、コロン!
「イグニールの最初の出目は3! そこは、アイテムゲットマス~!」
「ラッキーね、何がもらえるのかしら?」
3マス先に移動したイグニールの前に、スッとアイテムが出現する。
机の上に乗せられたアイテムは、サイコロ2個券。
使うとサイコロを2個振れるという、オーソドックスなアイテムだ。
「幸先いいわね、これで一気に差をつけるわよ」
「サイコロの種類は他にもたくさん準備してるから、お楽しみに!」
次にマイヤー、4マス前進、ケテルマス。
「うちは4マス……ケテルマスか~! 大事にとっとこ!」
ゴレオ、5マス前進、ケテルマス。
「……!」(ガッツポーズ)
リクール、2マス前進、ケテルマス。
「2マス、なんとも微妙な数字ですね。ですが、まだまだ挽回は可能です!」
骨、3マス前進、アイテムゲットマス。
「イグニールさんと同じサイコロ複数個持ちですぞ~! 強いですぞ~!」
こんな感じで、ちゃっちゃかちゃっちゃかみんながダンジョンすごろくを前進する。
まだ序盤の序盤、6マス以降は、階段を駆け上がって丘ゾーンへと突入だ。
様々な動物を模したガーディアン達が草を食いながら和気藹々と過ごしている……のを演出。
ジュニアよ。
派手さや細かいこだわりを重視するのはいいけど、リソース何使ったんだ?
でもまあ、楽しいから良いか。
「あたしの番だし! 6出ろ~! それか3出ろ~!」
ジュノーのサイコロがくるくると回転する。
そして出たのは……1!
「ああああああ~~~~!!」
祈りは通じなかった。
出た目を見て、ガビーンと頭を抱えて転げ回るジュノーである。
「残念だったなジュノー」
「残り物に福があるって言った! トウジ嘘つきだし!」
「いやいや、現状残り物ってのは最後のこと言うんだよ」
「どう言う意味だし」
「俺が最後だから、つまりジュノーは残り物でも何でもないんだよ」
「大人って汚いし! ふぐううう!」
涙を目にためて歯を食いしばりながら、ジュノーは俺に飛びかかってきた。
しかし、突如下から壁が突き出してきて、顔面を強打していた。
「あいたぁー!」
「プレイヤーからプレイヤーへの攻撃行為はNGだぜ? いざこざはミニゲームで決着をつけることだな」
「ジュニアー! もおおおおー!」
なるほど、煽り合いやギスギス状態に発展する可能性もあるからこそ、この対策か。
俺たちにはあまり必要ないように思えるが、テーマパークを作った際は重要である。
「よし、俺で最後だな」
コロコロ、コロン!
回転するサイコロの目は6。
「よっしゃあああああああ!」
「ああああー! ずるいずるいずるい!」
「ははは、ざまあざまあジュノーざまあ」
ハエみたいに飛び回るジュノーをにやけ面でベロベロバーして煽りながら、6マス進む。
うははは、これぞ残り物には福がある。
やっぱりな、ドロップアイテム然り、残り物にはあるんだよ、福が!
3マスのサイコロゲットも捨てがたいが、とりあえずこれからも全部6を出していけばいい。
この波に乗ることができれば、行けるぞ。
それに、パーティーゲームは日本にいた時にやった。
そう言った先駆者的なアドバンテージを持っているから、勝てる!
「あ、6マスおめでと。でも、俺が幸先の良いスタートを切らせると思うか?」
「は?」
ジュニアの声に合わせて、俺の足元に文字が浮かび上がる。
6マス目は……スタート地点に戻る。
シュンッと転移した瞬間、俺はスタート地点に戻ってきていた。
「は?」
開いた口が塞がらないとはこのこと。
あげて落とされたぞ、マジか?
「残り物に福があるって、嘘じゃん。トウジのざまあざまあ! ざまあだし!」
これ見よがしに俺を煽ってくるジュノーである。
くそが!
人を煽るとか性格悪すぎ!
「さて、2巡目いくぞ! アイテム使う奴は、アイテム使う宣言してくれー!」
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