84 / 124
084 新魔法開発
しおりを挟む
「ま、前衛はこんなところか。次は後衛組のイザベルとリディだな」
「「「ありがとうございます!」」」
パーティの前衛陣を褒めて注意点を伝えた後、オレはイザベルとリディの後衛組に目を向ける。イザベルは腕を組んで思考を巡らせており、リディはそんなイザベルの後ろからひょっこりと顔を出していた。
相変わらずイザベルとリディの距離は近く、二人の仲がとても親密なものであることが伝わってくる。
「まずはイザベルからいくか……」
「その前に、ちょっといいかしら?」
これからイザベルを褒めるぞと思っていたら、当のイザベルから待ったが出されてしまった。
「どうした? 何が訊きたい?」
「考えてみたのよ、私の弱点を。私には大きな欠陥があるわ。そうでしょう?」
「ふむ……」
まずはイザベルを褒めて自信を付けて、後でそれとなく改善点を伝えようとしたのだが、イザベルは単刀直入に自分の弱点を訊いてきた。そのメガネに区切られた向こう。イザベルの虹色に輝く黒の瞳がオレを一直線に見つめてくる。
オレはイザベルの強い視線を受け止め、見つめ返すが、イザベルは視線を逸らさずにジッとオレの目を見続けていた。
イザベルは、ジゼルとは違った意味で勝気な少女だ。活発というわけではなく、物静かだが、強い意志を感じる。一本の芯が通った少女だ。きっと、オレがクロエたちを褒めて、後でさりげなく改善点を注意しているのも見抜いているだろう。
これは、私には変なおためごかしは必要ない。私は自分の欠点を直視できるというイザベルのメッセージに他ならない。
少し迷ったが、オレはイザベルの心の強さを信じて、単刀直入に彼女の欠点を伝えることにした。
「イザベル。お前には応用力が無い。それが一番の欠点だ」
「応用力……?」
自分の想像と違ったのか、イザベルが眉をひそめて呟く。
「そうだ。お前の精霊魔法は大した威力だ。おそらく、威力だけなら高レベル認定の魔法使いにも引けを取らないだろう。高レベルのダンジョンでも通用する威力を持っている」
「それはありがとう」
イザベルはオレの言葉を軽く受け流したように見えるが、その口の端がピクピクと震えているのが見えた。なんだか必死に喜んだ顔を見せないようにしているみたいだ。
素直に喜べばかわいげが増すのに、クールを気取っているのかねぇ。
「だが……」
ここからは、イザベルにとって耳に痛い話をしなくてはいけない。オレは一度、軽く息を吐くと、イザベルを真っすぐに見つめて口を開く。オレの言葉が届いてほしい。そんなことを思いながら。
「だが、イザベルは、できることの幅が極端に狭いんだ。やることといえば、いつも単調にストーンショットを撃つばかりだな。確実に敵を一体屠る。それはたしかにありがたいが、お前にはそれで満足してほしくはない」
「それが応用力かしら?」
「そうだ。魔法使いには、主に二つのことが要求される。高威力の魔法で強敵を屠ること。そして、一度に多くの敵を殲滅する殲滅力だ」
オレの言葉を聞いて、イザベルが浮かべたのは、怒りの表情ではなく、納得の表情だった。
「なるほど。私の見解と同じよ。私には殲滅力が足りないわ」
「ほう……」
イザベルは、自分で答えに至っていたらしい。自分の足りないところを直視して認めるという行為は、案外難しいものだ。それを一人でできるのだから、イザベルは歳に似合わず、自分のことをよく理解しているということだろう。
この子は将来、とんでもない魔法使いになるな。
オレは、なんとなくそんな感想を抱いた。
「なら、話は早い。イザベルの魔法は単発だが、白狼に大ダメージを与えることができるだろうよ。場合によっちゃあ、一撃で仕留められるかもな。だが、それだと前衛陣の訓練にならねぇ。だから今は禁じている」
イザベルには、使用を禁止するほど高威力な切り札を既に持っている。では、殲滅力はどうかといえば……。
「イザベルのストーンショットの魔法は、たしかに威力は絶大だが、その対象は一体だけだ。白狼みたいなボス相手には有効だが、雑魚を狩るのに適切な魔法とは言えねぇ。お前には、威力重視じゃなくて、複数体を対象にした広域殲滅魔法が必要だ。丁度、オレが白狼の取り巻きのオオカミを仕留めた時みたいにな」
白狼のハウリングによって召喚された取り巻きのオオカミたち。本来なら、その処理を担うのはイザベルのはずだ。
「………」
イザベル自身にもそのことは分かっているのだろう。彼女は、難しい表情で腕を組んだまま、黙って頷いた。
「まぁ、魔法使いにとって、新たな魔法の開発は難事だと聞く。焦らず、ゆっくりでもいいから取り掛かってくれ」
イザベルは、精霊魔法の使い手だ。彼女は、精霊に自身のマナを預け、精霊に魔法を発動してもらっている。精霊魔法は、普通の魔法に比べて、同じ魔力の消費でも、威力が高い傾向にあると聞く。人間よりも精霊の方が効率的な魔力の運用ができるためらしい。
良いことばかりの精霊魔法に見えるが、その発動速度は、精霊に命じる関係でワンテンポ遅く、そもそも精霊と意思疎通に失敗して魔法が不発に終わることもある。
魔法の発動者は、あくまで精霊であるため、新たな魔法を覚えるのも難しいとされている。知り合いのエルフ曰く、気まぐれな猫に芸を覚えさせるようなものらしい。
だが、オレはイザベルに対して、そんなに心配はしていなかった。彼女が【精霊眼】の持ち主だからだ。
生来の精霊魔法使いであるエルフやドワーフの中でも希少なギフト。通常は見ることができない精霊の姿が見えるというのは、精霊魔法を使いにとって、大きな利点となるだろう。今回の新魔法開発でも役に立つはずだ。
「「「ありがとうございます!」」」
パーティの前衛陣を褒めて注意点を伝えた後、オレはイザベルとリディの後衛組に目を向ける。イザベルは腕を組んで思考を巡らせており、リディはそんなイザベルの後ろからひょっこりと顔を出していた。
相変わらずイザベルとリディの距離は近く、二人の仲がとても親密なものであることが伝わってくる。
「まずはイザベルからいくか……」
「その前に、ちょっといいかしら?」
これからイザベルを褒めるぞと思っていたら、当のイザベルから待ったが出されてしまった。
「どうした? 何が訊きたい?」
「考えてみたのよ、私の弱点を。私には大きな欠陥があるわ。そうでしょう?」
「ふむ……」
まずはイザベルを褒めて自信を付けて、後でそれとなく改善点を伝えようとしたのだが、イザベルは単刀直入に自分の弱点を訊いてきた。そのメガネに区切られた向こう。イザベルの虹色に輝く黒の瞳がオレを一直線に見つめてくる。
オレはイザベルの強い視線を受け止め、見つめ返すが、イザベルは視線を逸らさずにジッとオレの目を見続けていた。
イザベルは、ジゼルとは違った意味で勝気な少女だ。活発というわけではなく、物静かだが、強い意志を感じる。一本の芯が通った少女だ。きっと、オレがクロエたちを褒めて、後でさりげなく改善点を注意しているのも見抜いているだろう。
これは、私には変なおためごかしは必要ない。私は自分の欠点を直視できるというイザベルのメッセージに他ならない。
少し迷ったが、オレはイザベルの心の強さを信じて、単刀直入に彼女の欠点を伝えることにした。
「イザベル。お前には応用力が無い。それが一番の欠点だ」
「応用力……?」
自分の想像と違ったのか、イザベルが眉をひそめて呟く。
「そうだ。お前の精霊魔法は大した威力だ。おそらく、威力だけなら高レベル認定の魔法使いにも引けを取らないだろう。高レベルのダンジョンでも通用する威力を持っている」
「それはありがとう」
イザベルはオレの言葉を軽く受け流したように見えるが、その口の端がピクピクと震えているのが見えた。なんだか必死に喜んだ顔を見せないようにしているみたいだ。
素直に喜べばかわいげが増すのに、クールを気取っているのかねぇ。
「だが……」
ここからは、イザベルにとって耳に痛い話をしなくてはいけない。オレは一度、軽く息を吐くと、イザベルを真っすぐに見つめて口を開く。オレの言葉が届いてほしい。そんなことを思いながら。
「だが、イザベルは、できることの幅が極端に狭いんだ。やることといえば、いつも単調にストーンショットを撃つばかりだな。確実に敵を一体屠る。それはたしかにありがたいが、お前にはそれで満足してほしくはない」
「それが応用力かしら?」
「そうだ。魔法使いには、主に二つのことが要求される。高威力の魔法で強敵を屠ること。そして、一度に多くの敵を殲滅する殲滅力だ」
オレの言葉を聞いて、イザベルが浮かべたのは、怒りの表情ではなく、納得の表情だった。
「なるほど。私の見解と同じよ。私には殲滅力が足りないわ」
「ほう……」
イザベルは、自分で答えに至っていたらしい。自分の足りないところを直視して認めるという行為は、案外難しいものだ。それを一人でできるのだから、イザベルは歳に似合わず、自分のことをよく理解しているということだろう。
この子は将来、とんでもない魔法使いになるな。
オレは、なんとなくそんな感想を抱いた。
「なら、話は早い。イザベルの魔法は単発だが、白狼に大ダメージを与えることができるだろうよ。場合によっちゃあ、一撃で仕留められるかもな。だが、それだと前衛陣の訓練にならねぇ。だから今は禁じている」
イザベルには、使用を禁止するほど高威力な切り札を既に持っている。では、殲滅力はどうかといえば……。
「イザベルのストーンショットの魔法は、たしかに威力は絶大だが、その対象は一体だけだ。白狼みたいなボス相手には有効だが、雑魚を狩るのに適切な魔法とは言えねぇ。お前には、威力重視じゃなくて、複数体を対象にした広域殲滅魔法が必要だ。丁度、オレが白狼の取り巻きのオオカミを仕留めた時みたいにな」
白狼のハウリングによって召喚された取り巻きのオオカミたち。本来なら、その処理を担うのはイザベルのはずだ。
「………」
イザベル自身にもそのことは分かっているのだろう。彼女は、難しい表情で腕を組んだまま、黙って頷いた。
「まぁ、魔法使いにとって、新たな魔法の開発は難事だと聞く。焦らず、ゆっくりでもいいから取り掛かってくれ」
イザベルは、精霊魔法の使い手だ。彼女は、精霊に自身のマナを預け、精霊に魔法を発動してもらっている。精霊魔法は、普通の魔法に比べて、同じ魔力の消費でも、威力が高い傾向にあると聞く。人間よりも精霊の方が効率的な魔力の運用ができるためらしい。
良いことばかりの精霊魔法に見えるが、その発動速度は、精霊に命じる関係でワンテンポ遅く、そもそも精霊と意思疎通に失敗して魔法が不発に終わることもある。
魔法の発動者は、あくまで精霊であるため、新たな魔法を覚えるのも難しいとされている。知り合いのエルフ曰く、気まぐれな猫に芸を覚えさせるようなものらしい。
だが、オレはイザベルに対して、そんなに心配はしていなかった。彼女が【精霊眼】の持ち主だからだ。
生来の精霊魔法使いであるエルフやドワーフの中でも希少なギフト。通常は見ることができない精霊の姿が見えるというのは、精霊魔法を使いにとって、大きな利点となるだろう。今回の新魔法開発でも役に立つはずだ。
151
あなたにおすすめの小説
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる