[R18] 異世界は突然に……

第一章

※第四の召喚:後編

男は荒く息を繰り返す私の上に跨ると、小さく顔を歪めた。

「くそっ、俺はお前を抱くつもりはないからな……」

男は自分に言い聞かせるように呟くと、私の衣類を剥ぎ取り、大きく膨らんだ突起へと吸い付いた。
あまりにも強い感覚に私は大きく体を跳ねさせると、喘ぎ声が自然と溢れる。

「あぁん、あぁぁぁん、んっ……あぁぁぁぁぁぁ」

激しくなる彼の舌に身を委ねていると、私の下半身が疼き始める。
そんな中、突起を摘み上げられる強い刺激に、私は身を震わせた。
与え続けられる快楽に、蜜が溢れ出るの感じると、私は彼にねだるように視線を投げる。

「あぁん、はぁっ……もっと、もっと欲しい………あぁぁぁん」

私の言葉に男は私の脚を大きく持ち上げると、股の間へと頭を入れた。

「やばいな……濡れすぎじゃねぇか……」

男は蜜が溢れ出ている場所へ舌を添わせると、ジュルジュルと蜜を舐め取っていく。

「あぁん、あぁ、ふあぁん、気持ちぃぃ……あぁぁぁぁん」

「……っっ……はぁ、すげなぁ……舌じゃ追っつかねぇ。……これは蓋をしないとだな」

男はそう言葉を漏らすと、指を蜜が溢れ出る場所へ滑りこませていく。
ズブッズブッズズ……と入っていく指の刺激に、私の頭は真っ白になった。

「あああああああああぁぁぁぁぁ、あぁん、あぁぁ、やぁっ」

電気が走ったような強い快楽に、私はグッタリとベッドへと体を預ける。
それでも体から感じる熱はおさまる気配がなく、新たな快楽を求め、蜜がドッとあふれ体が疼く。

「おいおい、指を入れただけでイッタのか？こうすればどうなるんだろうな……」

男は楽しそうに笑うと、蜜をかき混ぜるように、荒々しく指を動かし始める。

「あぁぁぁぁん、やぁぁぁぁ、またぁ……イッちゃう、ああああああん、あぁぁぁぁぁ」

私はビクビクと体を跳ねさせる中、男の指が止まる気配はない。
何度も何度も絶頂を迎え、意識が飛びそうになる中……また新たな刺激を求めるように、私の体は強い刺激を求めていた。

「あぁぁん、はぁ、ふぁん、はぁ……んふっ……あぁ、もっと……もっと……」

「くそっ……これだけイカせてもだめか……」

私は彼の下半身へ手を伸ばすと、ズボンの上からでもわかる大きくなったそれを握りしめ、手を添わせる。
ねだるように大きい竿を握りしめると、下半身から熱い蜜が零れ落ちていった。

「これが……欲しい……。ねぇ……お願い……」

男は私の手の動きにビクッと体を反応させると、苦渋の表情を浮かべた。
すると男は、私を強くベッドへと縫い付けると、私の唇をむさぼった。

「んんん、……っふう……うんっ……んんっ……っっ」

「……っっ……はぁ、はぁ……こんな事されちゃぁ無理だ……抑えがきかねぇ……」

男はそう耳元で囁くと、ゆっくりとズボンを下していく。
そこに現れた大きな竿に目が釘付けになると、下半身の疼きがひどくなった。
私は早く欲しいとねだるように脚を大きく開くと、彼は小さく唇を噛み、私の頭を優しく撫でる。
ゆっくりと硬く大きい物が私の中へ入ってくると、先ほどまでの快感とは比較にならないほどの衝撃に、意識が遠のいてった。

「あ”ぁぁぁぁあ”ぁぁあ”あ”あ”あああぁぁん、はぁ、はぁ、やあぁぁぁぁぁ……んっっ」

「……っ……あんたの中……すげぇ……なっ……。こんなの初めてだ……んっ……っっ」

意識が飛びそうになった瞬間、ピストンの動きが激しくなると、また意識は引き戻され、快楽の渦に飲み込まれていく。

「あぁぁん、んふっ……あん、やぁぁぁぁ、またぁ……あぁぁぁぁぁぁ、おかしくなっちゃあ”あ”あぁぁん」

「っっ……はぁ、はぁ、……もっと聞かせてくれ……っっ」

彼は顔を歪め、苦しそうな表情を浮かべると、更に奥へと竿をねじ込んだ。

「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁ、んあぁっ」

奥を刺激され、私はビクビクと体を反らせる。
そんな中、竿が太く硬さを増していき、彼の腰の動きが激しくなった。

「あぁぁん、もぅ……、やぁん、あああああああああぁっ」

「はぁ、はぁはぁ……っっ……んっ……出すぞ……はぁっ……んっ」

私の中に彼のものが注がれたのを感じると、先ほどまで感じていた熱がサッと引いていった。
はぁ、はぁ、はぁ、とベッドの上で荒い息を繰り返す中、次第に冷静さを取り戻していく。
自分の仕出かした失態に気が付くと、私は小さく体を震わせ、手足が冷たくなっていくのを感じた。
うそ……どうして……私……一体どうしちゃったの……。
零れ落ちそうになる涙を必死に堪えながら、私は顔を上げ彼に視線を向けると、彼は愛しむような視線で私を見下ろしていた。

「私……どっ……どうして……」

「悪いな……まさかあの薬の成分が、異世界人にとって媚薬になるなんて思いもしなかった」

媚薬！？
彼の口から出たその言葉に大きく目を見張っていると、彼はゆっくりと体を起こした。

「おい、あんたは動くなよ、動くと抜ける……。抜ければあんたは自分の世界に戻っちまうからな」

彼が動くことで股の間に差し込まれていた物がこすれると、私は小さく身をよじった。

「おいおい、待ってって……あんた俺で4人目だろう？あと一人別の誰かに抱かれたら、この世界に囚われちまうぜ」

囚われる……一体どういう事……？

「まぁ、あんたが自分の世界に帰るには、こうやって誰かに抱いてもらわなきゃいけないんだがな……。はぁ、俺は抱くつもりはなかったんだ。あんたが煽らなければ、あの魔導師に頼んで、お前を元の世界に戻してもらうつもりだったんだが……くそっ、あんたの愁いだ姿を目にしたら、抑えられなくなった……」

衝撃的な彼の言葉に、私は今までの事を振り返ってみると……どれも行為が終わってすぐに自宅で目が覚めていた事に気が付いた。
なんてひどい……、好きでもない男に抱かれないと戻れないなんて……。
絶望に目の前が暗闇に染まっていくと、彼は子供を慰めるように、私を優しく包み込む。
しかし私はその優しい腕になぜか恐怖を感じると、条件反射で彼を強く突き飛ばした。

体を離したことで、彼の物が私の中から抜け落ちていく。
するとよく知った不快な感覚に襲われた。
吐きそう……。
うぅぅ……色々聞きたいことがあるのに……。
嗚咽感を押さえようと口元に手を当てていると、ふと寂しそうな瞳を浮かべた彼と視線が絡む。
次第に視界が揺れ、目を開けている事も出来なくなっていく……。
そうして私は深い闇に中へと沈んでいった。


次に目を覚ますと、私はひどい汗をかき、床へと倒れ込んでいた。
呆然とするまま、ゆっくりと体を起こすと、体のだるさが消えている。
額に手をのばしてみると、熱も引いているようだ。
そんな中、ふと先程の彼の言葉が頭を過った。

後一人抱かれれば……もう元の世界には戻れない……
もうあの世界には行かないようにしないと……。
でもどうすれば……。
私は強く自分の体を抱きしめると、部屋で一人、小さく震えていた。