悠遠の誓い

angel

文字の大きさ
上 下
39 / 203
4章

side 孝之  自慰先輩

しおりを挟む
「お前一体どうやってんだ?」
「どうって…」
「手は使うよな?」
「手?う?」

使わないのか…むしろ高等技術か?やり方が気になり聞き出すとベッドにうつぶせになってマクラを股間に押し付け腰を振るだけだと…。よくそんなんでイケるもんだと感心する。

「普通はな脱ぐんだよ、汚れるだろ?」
「ぇええええーっ!?」

青天の霹靂のように驚愕するんじゃない。これは…自慰先輩として教えなきゃか。でも俺が教えていいのか?あとでアイツに殺されないか…?
でもこのまま間違った(?)方法でこいつが家族にばれるのも可哀そうだ。

「枕も使わない。手でするんだ」
「手…」

手のひらを見つめて続きを促すかのように上目遣いで見てくるショタ。

「座って左手で携帯動画やエロ漫画見ながら右手でこう…」

ジェスチャー付きで教えてティッシュも前もって用意しておくことも教えた。
ローション…なんかは、まだいいかな。

「オレそゆの持ってない」
「携帯あるじゃん」
「あるけど…見れない」
「へ?なんで?」
「オレのLINEと電話しかできないんだ」


そんな携帯…チャイルドロック?小学生か?

「1番安い携帯買ったからもしれない」 
「いやいや…」

「そりゃ見たいけどさ母ちゃんがネットはまだダメって」
「それ…最新機種だよな?」
「そなの?800円だったよ?」
「はぁ!?毎月?」
「毎月は通信費の500円だ800円は機種代。月初めにオレのお年玉口座から500円落ちるんだ」

マテ…おかしいだろ。どこの契約だよ、安すぎだろ俺にも教えろよ。
海瑠が契約してきてくれたんだ。って嬉しそうに言うな!
ローンは怖いぞってブツクサ言うショタだが 俺はこの携帯のほうが怖いぞ。 
この携帯がというか見えない中身の意志というか… 

(まさか盗聴されてないだろな?) そう考えた時 俺の携帯のバイブが震えた。
見るとLINEの着信通知。タップするのが怖い…


ショタに見られないように恐る恐るタップするとそこには



 【余計な事言うなよ】 という脅しにも見える短い文。



頭痛がひどくなった。もー巻き込まないで!俺に何も知らさないで!

「手でするってどやって?」

まっすぐな目で聞いてくるな!

やり方は海瑠に教えてもらえと
土曜日の朝 無理やりショタをアイツの家まで送った。

しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

暗殺少年

BL / 完結 24h.ポイント:35pt お気に入り:307

婚約者の彼から彼女の替わりに嫁いでくれと言われた

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:6,377pt お気に入り:156

カフェ・ユグドラシル

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:127pt お気に入り:395

無敵チートで悠々自適な異世界暮らし始めました

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:71pt お気に入り:2,518

身代わり愛妾候補の逃亡顛末記

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:124

【完結】愛してなどおりませんが

恋愛 / 完結 24h.ポイント:177pt お気に入り:3,325

処理中です...