百姓貴族はお呼びじゃないと言われ婚約破棄をされて追放されたので隣国で農業しながら幸せになります!

ユウ

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57ソーセージに恋して

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フェンリル達の活躍は素晴らしいものだった。
通常ならば数年かかる復興作業も彼らの活躍で二週間でめどが立った。


「皆!お疲れ様!ソーセージだよ!」


巨大なソーセージを見ると目の色が変わる。


そう、彼らはソーセージに恋している。


「「ワンワン!」」


「「バウバウ!」」


小さなフェンリル達は何所にそんなに食べる胃袋があるのか。
巨大なソーセージを夢中で食べる。



「美味そうなソーセージだな」

「ああ」


この世界にもソーセージなる者は存在する。
ただ私が作ったのは外はパリッと感があるあのソーセージだ。


齧った瞬間に油がジュワッと出て来る。
後味に塩加減を利かせている。


通常犬にとっては塩分が気になる所だけど。
彼らは犬に似ていても犬ではない。

ステータスの確認とギルドに確認するとフェンリルは女神の加護を持ち、毒は無効かされたり、病気にはならないそうだ。


なるとしても呪いの類でだ。


なんともファンタジーだ。


「アルフ、美味しい?ビーフジャーキーも作ったんだよ」

「ワン!」

「ハチもだよ」


この二匹はソーセージよりも歯ごたえの強いビーフジャーキーが好きのようだ。


「姫様…」

「はい?」


「その…随分と美味そうですね」


フェンリルががっつく姿を見て物欲しそうにするアルベールさん。


「そうですか?」

「少しでいいんでいただいてもいいですか?」

「えっ…」


今の状況で少し欲しいと言われても。


「アルベール。食い殺されるぞ」


ソーセージに夢中なフェンリルは誰にも止められない。


‥‥というか無理じゃない?


「今あの群れに入るのは自殺行為です」

「そうですか」

「それにあれはワンちゃん用ですし…」


にくにくしさを出しているから、お腹を壊す可能性がある。


「なんでしたらこっちをどうぞ」


「パンに挟まっているの…」

「小さいホットドック」


試しに作ってみた。
前世で言うロールパンにソーセージを挟んでマヨネーズとケチャップにマスタードを入れたのだ。
ちなみにかさましにキャベツを下に入れてあるけど。



「アレクもアーン」


「むぐ…んまい」

「飲み物もあるよ」


「貰おう」


前々から思ったけどアレクって雑食だよね。
好き嫌いもまったくないし。


「アンリ、俺は君の料理をずっと食べたい」

「いいよ。しばらくこの国にもいるし」


「・…いや、違うぞ」


私の返答に少し残念そうな表情をしたけどその意味は解らなかった。



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