26 / 27
自由
しおりを挟む
訪ねてきてくれたルールーさんの服装に驚いた。
いつもの道化師の衣装も化粧もしていない。披露宴のときに着ていた天族の衣装でもない。
まるで街を歩く若者みたいな恰好をしているのが新鮮だ。
そうしていると彼の美しさが稀有であることがよくわかる。
ここに来るまでにも、きっと色々なところで注目を集め、声をかけられたに違いない。
そのせいか心なしかくたびれた顔をしているが、それがまた色気を醸し出していた。
「シャラが来るものだとばかり思っていました……」
驚きを隠せずにそう言ったわたしに、ルールーさんは渋い顔をして見せた。
「なんでよ。いつの間にシャラとそんなに仲良くなったのよ。あたしじゃ不満なの?」
まるで拗ねるような物言いに、わたしは慌てて否定する。
「いえ、そうではなくて! ルールーさんもお忙しいでしょうから、わたしのお迎えには来られないと思ったのです」
「まあ、確かに天族関係で忙しくはなったけどね。今までみたいに権力に隠れて生きていけなくなったから、その説明や調整なんかで大騒ぎよ。だけど、あなた以上に優先するものなんてないわよ」
にっこり笑った笑顔を向けられて、勘違いしそうになる。
好意を向けてもらっているのだ、と思いたくなる。
調子に乗ってはいけない、と両手で逸る心臓を抑え込んで、
「……ありがとうございます。だけど、そんなに気にかけていただかなくても大丈夫ですよ? わたしの荷物は少ないので、一人でも運べます」
「鈍いわねえ、一緒に過ごしたいって言ってるんだけど?」
その言葉は、まるで恋人に囁きかけるような響きを伴ってわたしの耳に届いた。
――それは、どういう。意図で、言ってるんですか。
調子に乗るまいとしているのに、ルールーさんはたやすくこちらの心を揺さぶってくる。
たちまち混乱に陥った脳でわたしは懸命に考える。
ルールーさんはなんで、わたしと一緒に過ごしたいなんて言うんだろう。
わたしが化粧を覚えた時点で、もう訓練は終わったはずなのだ。
わたしが天領に行くことを選んだ時点で、もう古の聖女への義理も果たされたはずなのだ。
だから、ルールーさんがシェンブルクの娘であるわたしを気に掛ける理由は、もう無い。
そのはずである。
「なに、顔を白黒させてるの? せっかくのお化粧が崩れそうだわ」
「えっ」
「冗談よ、それくらいじゃあ崩れない。ちゃんと下地から作ってあるからね。上手になったわ、ほんと」
優しく頭を撫でられて、微笑みを向けられて。
そのしぐさに、もしかして、と感じた。
もしかして、一通りの化粧を教えたはいいものの、出来の悪い弟子だと思われているのかもしれない。
だから、責任感の強いルールーさんはわたしを無下に扱えないのかもしれない。
もしそうなら、わたしは彼を安心させなければならない。
もう手を離しても大丈夫なのだ、と。
庇護しなければ一人で立つこともできなかったあの頃とは違うのだ、と。
それがせめてもの、わたしの恩返しだ。
「ねえ、また何かネガティブなことを考えてない?」
「そんなことはありません」
顔をしかめてわたしを見つめるルールーさんを安心させるように微笑んで、わたしは告げた。
屋敷の片づけをしながら、わたしはずっと、自分の感情も整理していた。
それでやっと、考えがまとまったのだ。
「……ルールーさん、今までのご厚意にどれだけ感謝しても足りません。
あなたのおかげで、わたしは変わりました」
「なによ、改まって」
ルールーさんは戸惑いながらわたしから手を離す。
空っぽになってしまった屋敷を出て、庭に一組だけ残されたテーブルセットの椅子を彼に勧め、わたしは彼の向かいの椅子に座った。
「一度、お伝えしておきたいと思っていたのです。聞いていただけますか?」
「なんだか、嫌な予感がするわね……」
ぼやくようにそう言って座ったルールーさんは、長い足を組み、右手を顎に沿えて唇を隠して黙る。
はちみつ色の瞳が昼下がりの光を受けて輝き、まっすぐにわたしを見て、話の続きを待っている。
「ルールーさんに会うまで、わたしはずっと、できることならムールカになりたいと思っていました」
ルールーさんは眉根を寄せて、何か言おうとした。
彼をそっと制して、わたしは言葉を続ける。
「妹のように、美しく、優秀で、社交的で、皆に愛され、誰の期待も裏切らない。
そんな完璧な令嬢になりたかった。
けれど、そのムールカが何より嫌ったのがわたしでした」
ムールカは、わたしが何かするたびに、同じ言葉を繰り返しわたしに言い聞かせた。
『見苦しいですよ、お姉さま。出しゃばらずに控えていたらどうです?』
わたしたちを知らない人なら、こんな言葉は妹のちょっとした皮肉だと思うのかもしれない。
しかしわたしにとって、あの言葉は呪いだった。
何をしても見苦しい。そう言われるごとに、何もできなくなっていった。
あの言葉を聞かされるたびに、わたしの心は少しずつ凝り固まっていったのだと思う。
「ムールカは、ずっとわたしのことを見苦しいと言い続けていました。
最初は反抗しようとしたこともありましたが、わたしはすぐに、ムールカの言葉が正しいと思いました。
あの子の価値観を信じることで、あの子に近づきたかったのかもしれません。
次第にわたしは、わたしの醜さと見苦しさが、家族がうまくいかない原因なのだと考えるようになりました」
だから化粧を始めた。少しでも美しくなれば、ムールカも、両親も、リドさまも、わたしを認めてくれる。
そんな甘い考えがあったことは確かだ。
けれどひたすらおしろいを塗り重ねた化粧は、ただ『壁顔令嬢』を産みだしただけだった。
「顔をおしろいで塗り固め、鎧をまとって強くなったつもりでいました。
化粧が汚いと言われたところで、素顔の自分はもっと醜くて見苦しいから『しょうがない』のだと諦めれば、もう何も努力しなくていい。
それに気づいてからは、楽な方、楽な方に逃げていきました」
化粧を厚く塗り固め、わたし自身を覆い隠す。
隠れて、隠れ続けて、誰にも見つけてもらわないままで一生を過ごそうと思っていた。
それでいいと思っていた。
「けれどあなたがわたしを見つけてくれた。
甘えた考えですべてを諦めていたわたしを叱り飛ばし、だけど見捨てずに導いてくれた。
そのおかげでわたしは化粧を覚え、自分を美しく装うことができるようになりました」
今でも、鏡を見るのはまだ苦手だ。
どんなに化粧したところで、自分の顔を美しいと思えるわけでもない。
それでも化粧をし、装うことで、周囲のまなざしは驚くほど変化することを知った。
「披露宴での作戦なんて、うまくいきっこないと思っていたことを謝ります。
あの日の外見を揶揄されないという体験は、わたしにとって初めてで、特別なものとなりました」
ルールーさんに教わった化粧の効果は劇的だった。
周囲のまなざしが変わったことだけじゃない。
化粧を通してわたしは、理想に向かって一歩前に進むことの楽しさを知った。
化粧をして『きれい』を目指すことで、わたしは少しだけ、ムールカが否定しつづけたわたし自分のことを好きになれた気がするのだ。
「あなたがくれたのは、わたしを守る新しい鎧です。
この鎧を手に入れて、わたしはようやく、ムールカと自分を切り分けて考えることができるようになった。
あの子の価値観から解放されて、自分自身と向き合うことができるようになった。
だから――」
ルールーさんの瞳。その金色で見つめられるのが好きだった。
今までわたしに向けられていたまなざしとは違う、あたたかなものであふれていることに気づいていたから。
だけどその正体はシェンブルクの娘に対する敬意であって、わたし個人への愛情ではないとわかってる。
「だから、わたしはもう、ひとりで大丈夫です」
この人を、わたしから解放しなければならない。わたし一人のもとに留めていい人ではないから。
彼はわたしに自由をくれた。
だから、わたしも彼に自由を返したい。
いつもの道化師の衣装も化粧もしていない。披露宴のときに着ていた天族の衣装でもない。
まるで街を歩く若者みたいな恰好をしているのが新鮮だ。
そうしていると彼の美しさが稀有であることがよくわかる。
ここに来るまでにも、きっと色々なところで注目を集め、声をかけられたに違いない。
そのせいか心なしかくたびれた顔をしているが、それがまた色気を醸し出していた。
「シャラが来るものだとばかり思っていました……」
驚きを隠せずにそう言ったわたしに、ルールーさんは渋い顔をして見せた。
「なんでよ。いつの間にシャラとそんなに仲良くなったのよ。あたしじゃ不満なの?」
まるで拗ねるような物言いに、わたしは慌てて否定する。
「いえ、そうではなくて! ルールーさんもお忙しいでしょうから、わたしのお迎えには来られないと思ったのです」
「まあ、確かに天族関係で忙しくはなったけどね。今までみたいに権力に隠れて生きていけなくなったから、その説明や調整なんかで大騒ぎよ。だけど、あなた以上に優先するものなんてないわよ」
にっこり笑った笑顔を向けられて、勘違いしそうになる。
好意を向けてもらっているのだ、と思いたくなる。
調子に乗ってはいけない、と両手で逸る心臓を抑え込んで、
「……ありがとうございます。だけど、そんなに気にかけていただかなくても大丈夫ですよ? わたしの荷物は少ないので、一人でも運べます」
「鈍いわねえ、一緒に過ごしたいって言ってるんだけど?」
その言葉は、まるで恋人に囁きかけるような響きを伴ってわたしの耳に届いた。
――それは、どういう。意図で、言ってるんですか。
調子に乗るまいとしているのに、ルールーさんはたやすくこちらの心を揺さぶってくる。
たちまち混乱に陥った脳でわたしは懸命に考える。
ルールーさんはなんで、わたしと一緒に過ごしたいなんて言うんだろう。
わたしが化粧を覚えた時点で、もう訓練は終わったはずなのだ。
わたしが天領に行くことを選んだ時点で、もう古の聖女への義理も果たされたはずなのだ。
だから、ルールーさんがシェンブルクの娘であるわたしを気に掛ける理由は、もう無い。
そのはずである。
「なに、顔を白黒させてるの? せっかくのお化粧が崩れそうだわ」
「えっ」
「冗談よ、それくらいじゃあ崩れない。ちゃんと下地から作ってあるからね。上手になったわ、ほんと」
優しく頭を撫でられて、微笑みを向けられて。
そのしぐさに、もしかして、と感じた。
もしかして、一通りの化粧を教えたはいいものの、出来の悪い弟子だと思われているのかもしれない。
だから、責任感の強いルールーさんはわたしを無下に扱えないのかもしれない。
もしそうなら、わたしは彼を安心させなければならない。
もう手を離しても大丈夫なのだ、と。
庇護しなければ一人で立つこともできなかったあの頃とは違うのだ、と。
それがせめてもの、わたしの恩返しだ。
「ねえ、また何かネガティブなことを考えてない?」
「そんなことはありません」
顔をしかめてわたしを見つめるルールーさんを安心させるように微笑んで、わたしは告げた。
屋敷の片づけをしながら、わたしはずっと、自分の感情も整理していた。
それでやっと、考えがまとまったのだ。
「……ルールーさん、今までのご厚意にどれだけ感謝しても足りません。
あなたのおかげで、わたしは変わりました」
「なによ、改まって」
ルールーさんは戸惑いながらわたしから手を離す。
空っぽになってしまった屋敷を出て、庭に一組だけ残されたテーブルセットの椅子を彼に勧め、わたしは彼の向かいの椅子に座った。
「一度、お伝えしておきたいと思っていたのです。聞いていただけますか?」
「なんだか、嫌な予感がするわね……」
ぼやくようにそう言って座ったルールーさんは、長い足を組み、右手を顎に沿えて唇を隠して黙る。
はちみつ色の瞳が昼下がりの光を受けて輝き、まっすぐにわたしを見て、話の続きを待っている。
「ルールーさんに会うまで、わたしはずっと、できることならムールカになりたいと思っていました」
ルールーさんは眉根を寄せて、何か言おうとした。
彼をそっと制して、わたしは言葉を続ける。
「妹のように、美しく、優秀で、社交的で、皆に愛され、誰の期待も裏切らない。
そんな完璧な令嬢になりたかった。
けれど、そのムールカが何より嫌ったのがわたしでした」
ムールカは、わたしが何かするたびに、同じ言葉を繰り返しわたしに言い聞かせた。
『見苦しいですよ、お姉さま。出しゃばらずに控えていたらどうです?』
わたしたちを知らない人なら、こんな言葉は妹のちょっとした皮肉だと思うのかもしれない。
しかしわたしにとって、あの言葉は呪いだった。
何をしても見苦しい。そう言われるごとに、何もできなくなっていった。
あの言葉を聞かされるたびに、わたしの心は少しずつ凝り固まっていったのだと思う。
「ムールカは、ずっとわたしのことを見苦しいと言い続けていました。
最初は反抗しようとしたこともありましたが、わたしはすぐに、ムールカの言葉が正しいと思いました。
あの子の価値観を信じることで、あの子に近づきたかったのかもしれません。
次第にわたしは、わたしの醜さと見苦しさが、家族がうまくいかない原因なのだと考えるようになりました」
だから化粧を始めた。少しでも美しくなれば、ムールカも、両親も、リドさまも、わたしを認めてくれる。
そんな甘い考えがあったことは確かだ。
けれどひたすらおしろいを塗り重ねた化粧は、ただ『壁顔令嬢』を産みだしただけだった。
「顔をおしろいで塗り固め、鎧をまとって強くなったつもりでいました。
化粧が汚いと言われたところで、素顔の自分はもっと醜くて見苦しいから『しょうがない』のだと諦めれば、もう何も努力しなくていい。
それに気づいてからは、楽な方、楽な方に逃げていきました」
化粧を厚く塗り固め、わたし自身を覆い隠す。
隠れて、隠れ続けて、誰にも見つけてもらわないままで一生を過ごそうと思っていた。
それでいいと思っていた。
「けれどあなたがわたしを見つけてくれた。
甘えた考えですべてを諦めていたわたしを叱り飛ばし、だけど見捨てずに導いてくれた。
そのおかげでわたしは化粧を覚え、自分を美しく装うことができるようになりました」
今でも、鏡を見るのはまだ苦手だ。
どんなに化粧したところで、自分の顔を美しいと思えるわけでもない。
それでも化粧をし、装うことで、周囲のまなざしは驚くほど変化することを知った。
「披露宴での作戦なんて、うまくいきっこないと思っていたことを謝ります。
あの日の外見を揶揄されないという体験は、わたしにとって初めてで、特別なものとなりました」
ルールーさんに教わった化粧の効果は劇的だった。
周囲のまなざしが変わったことだけじゃない。
化粧を通してわたしは、理想に向かって一歩前に進むことの楽しさを知った。
化粧をして『きれい』を目指すことで、わたしは少しだけ、ムールカが否定しつづけたわたし自分のことを好きになれた気がするのだ。
「あなたがくれたのは、わたしを守る新しい鎧です。
この鎧を手に入れて、わたしはようやく、ムールカと自分を切り分けて考えることができるようになった。
あの子の価値観から解放されて、自分自身と向き合うことができるようになった。
だから――」
ルールーさんの瞳。その金色で見つめられるのが好きだった。
今までわたしに向けられていたまなざしとは違う、あたたかなものであふれていることに気づいていたから。
だけどその正体はシェンブルクの娘に対する敬意であって、わたし個人への愛情ではないとわかってる。
「だから、わたしはもう、ひとりで大丈夫です」
この人を、わたしから解放しなければならない。わたし一人のもとに留めていい人ではないから。
彼はわたしに自由をくれた。
だから、わたしも彼に自由を返したい。
0
あなたにおすすめの小説
婚約者を奪った妹と縁を切り、辺境領を継いだら勇者一行がついてきました
藤原遊
ファンタジー
婚約発表の場で、妹に婚約者を奪われた。
家族にも教会にも見放され、聖女である私・エリシアは “不要” と切り捨てられる。
その“褒賞”として押しつけられたのは――
魔物と瘴気に覆われた、滅びかけの辺境領だった。
けれど私は、絶望しなかった。
むしろ、生まれて初めて「自由」になれたのだ。
そして、予想外の出来事が起きる。
――かつて共に魔王を倒した“勇者一行”が、次々と押しかけてきた。
「君をひとりで行かせるわけがない」
そう言って微笑む勇者レオン。
村を守るため剣を抜く騎士。
魔導具を抱えて駆けつける天才魔法使い。
物陰から見守る斥候は、相変わらず不器用で優しい。
彼らと力を合わせ、私は土地を浄化し、村を癒し、辺境の地に息を吹き返す。
気づけば、魔物巣窟は制圧され、泉は澄み渡り、鉱山もダンジョンも豊かに開き――
いつの間にか領地は、“どの国よりも最強の地”になっていた。
もう、誰にも振り回されない。
ここが私の新しい居場所。
そして、隣には――かつての仲間たちがいる。
捨てられた聖女が、仲間と共に辺境を立て直す。
これは、そんな私の第二の人生の物語。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます
なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。
だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。
……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。
これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
妹が聖女の再来と呼ばれているようです
田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。
「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」
どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。
それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。
戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。
更新は不定期です。
義母と義妹に虐げられていましたが、陰からじっくり復讐させていただきます〜おしとやか令嬢の裏の顔〜
有賀冬馬
ファンタジー
貴族の令嬢リディアは、父の再婚によりやってきた継母と義妹から、日々いじめと侮蔑を受けていた。
「あら、またそのみすぼらしいドレス? まるで使用人ね」
本当の母は早くに亡くなり、父も病死。残されたのは、冷たい屋敷と陰湿な支配。
けれど、リディアは泣き寝入りする女じゃなかった――。
おしとやかで無力な令嬢を演じながら、彼女はじわじわと仕返しを始める。
貴族社会の裏の裏。人の噂。人間関係。
「ふふ、気づいた時には遅いのよ」
優しげな仮面の下に、冷たい微笑みを宿すリディアの復讐劇が今、始まる。
ざまぁ×恋愛×ファンタジーの三拍子で贈る、スカッと復讐劇!
勧善懲悪が好きな方、読後感すっきりしたい方にオススメです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる