妻と愛人と家族

春秋花壇

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妊活中に不倫を「サレた妻」、現在不倫進行中の「シタ夫」

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妊活中に不倫を「サレた妻」、現在不倫進行中の「シタ夫」

偽りの温もり

34歳のもか。結婚4年目、夫の正臣と仲良く暮らしている。そろそろ子どもが欲しいと、妊活を始めていた。排卵検査薬を使い、タイミングを計る日々。

ある日、親友のゆりから衝撃的な話を聞く。「正臣さん、他の女性と歩いてるのを見たよ。」信じられず、動揺するもか。しかし、正臣はいつも優しく、献身的な夫。疑いたくはない。

数日後、もかは偶然、正臣と別の女性がホテルに入る姿を目撃してしまう。動揺するもか。正臣に問い詰めると、彼はあっさり浮気を白状する。「もう別れるから」と、正臣は言う。

絶望するもか。しかし、お腹の中には赤ちゃんがいる。1人では育てられない。正臣と話し合い、関係修復を試みる。

正臣は謝罪し、反省した様子を見せる。しかし、もかには心の底から信じることができない。それでも、赤ちゃんのためには我慢するしかない。

正臣は、表面上は優しく接するようになった。しかし、家にいる時間は減り、夜遅くまで帰らないことも増えた。もかには、正臣が不倫を続けていることを確信していた。

ある夜、もかは正臣のスマホに不倫相手からのメッセージを見つけてしまう。怒りと絶望で押しつぶされそうになるもか。しかし、赤ちゃんのためにも、感情を押し殺す。

正臣と話し合い、離婚を決意するもか。慰謝料のこと、親権のことなど、様々な問題を乗り越え、ようやく離婚が成立する。

もかは、娘のひなちゃんと二人暮らしを始める。正臣との過去は苦しかったけれど、ひなちゃんがいてくれるから、もかは何とか頑張れた。

もか

再出発
離婚から2年。もかは、パートで働きながら、ひなちゃんを育てていた。ひなちゃんは、明るく元気な女の子に育っていた。

ある日、もかはひなちゃんと公園で遊んでいると、偶然、正臣を見かけた。正臣は、新しい妻と子供と一緒にいるところだった。複雑な気持ちになるもか。

しかし、もか

真実の愛
ひなちゃんが15歳になった頃、もかに素敵な男性と出会う。彼は、もかとひなちゃんのことどちらも大切にしてくれた。

幸せな家族もか

小説の終わり
この小説は、妊活中に夫の不倫が発覚し、離婚を経て、新しい幸せを見つけていく女性の物語です。困難な状況の中でも、希望を捨てずに前を向いて歩むことの大切さを描いた作品となっています。

妊活中に不倫を「サレた妻」、現在不倫進行中の「シタ夫」。

種付けが終わったら、もう別な女ですか?

夫の正臣さんの名前を、妻たちのデスノートに書いてしまいたいわたくしは、まだまだ成熟していないのでしょうね。


人の過ちを許すなら,天の父もあなたたちを許してくださいます。逆に,人の過ちを許さないなら,父もあなたたちの過ちを許されません。

マタイ6章14.15節
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