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嫌がらせばかりしてくる最低姉は最終的に自滅したようです。~私は幸せになりますが、貴女が幸せになれるわけがありませんよね~
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姉ベイルは私の人生が良いものとならないようたびたび妨害してきた。
「やめて姉さん!」
「やめなぁ~い」
子どもの頃、作品展に出す予定だった工作に黒い液体をかけられて。
「あ……ああ……」
「あらあら、どうしちゃったの? な~に泣いてるのよ、メリ」
提出できないくらいまで汚され台無しにされたり。
「姉さん酷いわ! こんなことをするなんて!」
「何よ急に、他人のせいにして。あたしのせい? そんなわけないじゃない。なすりつけないでちょうだい。それ以上そんなことを言うのなら親に言いつけるわよ」
「汚したのは姉さんよ!」
「馬鹿ね、悪いのは汚れてしまうようなところに置いていた貴女でしょ」
友人が大事にしている小さな鹿の置物の脚を折られて。
「メリがうっかり折っちゃったのよぉ、ごめんなさいねぇ」
「……メリちゃん、これ、わたしが大事にしてたこと知ってたでしょ?」
しかも嘘を告げられて。
「私じゃないわ!」
「お姉さんがそう言っているの、それが嘘だっていうの?」
「そうよ、嘘よ、だって脚を負ったのは私じゃなくて姉で……」
「ふぅん。お姉さんのせいにするなんて、メリちゃん、意外と悪い子なんだね」
「悪い子!? 違う、違うわ! 壊したことは謝るけれど、でも、本当に、折ったのは私じゃないの!」
「もういいよメリちゃん。嘘つきだって分かったから。もう二度と関わらない、友だちやめるね」
結局私のせいになってしまって友人から別れを告げられてしまったことだってあった。
――姉さえいなければもっと多くの幸福が手に入っただろうに。
また、大事に思っていた婚約者から急に婚約破棄を告げられたのことがあったのだが、それもまたベイルが裏で動いていたせいであった。
彼女は姉でありながら妹である私の婚約者に手を出した。
勝手に深い仲になり、その状態で私に関する悪い嘘を吹き込んで、彼が私を捨てるように仕向けていたのである。
そんなだから、私の中の姉への恨みはとんでもなく大きなものとなっていた。
それでも反撃はしなかった。
実際に手を出すようなことはせずに生きてきた。
◆
ある日平凡な日、私は、出掛けた先の薔薇園にて一人の青年と言葉を交わす関係となる。
「好きなんですか? 薔薇」
きっかけは彼が声をかけてくれたことであった。
「はい」
「何色が好きとかあります?」
フィジップと名乗った彼は柔らかな笑顔が印象的な人で。
「そうですね……赤、ですかね」
「そうでしたか。それは、結構王道ですね」
言葉を交わしているだけでほっこりした気持ちにさせてくれるような不思議な力の持ち主であった。
「……変でした?」
「いえ。変ではないですよ。むしろ良いことと思います。実際魅力的ですしね、赤い薔薇は」
「分かってくださいますか」
「ええ、分かりますよ」
「それは良かった。それで、フィジップさんは? 何色がお好きですか?」
「白ですね」
「そうでしたか……! 白薔薇ですね」
「はい」
気づけば彼との会話に夢中になっていて。
「フィジップさん、よければまた二人で会いませんか?」
そんな風に誘ってしまっていたほどであった。
「僕とですか?」
「はい。……すみません急にはしたなくて」
「いやいやそんなことを言おうとしたわけではないですよ!」
「では――」
「良いですよ、よければぜひ。僕もそうしたいです」
普通に喋っているだけなのに、自然と、楽しいという感情が湧き上がってくる。
「それは良かった……! ではそうしましょう。どこで会うことにします?」
「やはり薔薇園でしょう」
「名案ですね!」
「それで構いませんか? メリさん」
「はい」
また会いたい、強くそう思った。
――だが、改めて会うことになっていた日の朝、着ていく予定にしていたワインレッドのワンピースは姉に黒い汁で汚されてしまった。
「あんたみたいなのが浮かれてるから、現実を見させてあげただけよ」
姉は平然とそう言った。
どうしよう。
約束は取りやめにしようか。
迷った。
でも、真っ直ぐに笑ったフィジップの顔がどうしても忘れられなくて、仕方がないので汚されたワンピースを着てゆくことにした。
恥ずかしいしみっともない、でも仕方ない。他に着ていけそうな服なんてないし。なら裸で行くのかといえばそんなことは不可能だ、いずれにせよ何かを着ていかなくてはならないのである。
「酷い姉ね」
私は吐き捨てて、汚された服をまとった。
そして家を出た。
◆
「どうしたんです!? そのまだらなワンピースは!?」
会うなり大変驚かれてしまったけれど。
「――そうでしたか、そういうことだったのですね」
何がどうなったのかということを説明すると、彼はすべてを理解して受け入れてくれた。
「お姉さんに虐められているのですか?」
「昔からそんな感じなんです」
「なんと。これまでもずっと理不尽なことをされてきたのですか? 今に始まったことではない、ということですか」
「そうなんです……」
「それは――そうですか、だとしたらこれまで色々大変でしたね。苦労されてきたのですね」
姉の悪行について誰かに明かしたのはこれが初めてかもしれない。
「でも、そのワンピースも素敵ですよ!」
「えっ」
「まだらも素敵です」
「そう……でしょうか、ちょっと、恥ずかしくて」
「堂々としていれば良いのですよ。はじめからこういうデザイン、みたいな顔をしていれば良いのです。そうすればそういうものに見えますよ」
言われてハッとした。
「そ、それは、確かに……!」
そうか、何事も考え方次第なのだ。
「明るい顔の貴女が一番素敵です!」
「ありがとうございます……!」
彼に前向きな言葉をかけてもらえたことで思考が前向きになってきた。
今は嫌なことは忘れよう。
そしてできる限り光を探し求めて見つめていよう。
彼と一緒ならきっと大丈夫!
「では薔薇を見に行きましょうか!」
「はい……!」
そうして私たちは徐々に心の距離を近づけていったのだった。
◆
関わりが始まってから数ヶ月が経ったある日のことだ。
姉が「フィジップに会ってみたい」と言ってきて、ほぼ強制的に三人で会うこととなってしまった。
絶対に嫌だったけれど避けられなかった……。
一応フィジップに姉について話しておいたので大丈夫だとは思うのだが、それでもなお不安はある。
「メリはねぇ、昔から余計なことばっかりするのよ。頭はあまり良くないし、がさつですぐにうっかりやらかすし、駄目駄目なのよ~」
姉は相変わらず悪いことを吹き込もうとしてくる。
しかし。
「お姉さん、貴女、メリさんの何をご存知なのですか」
フィジップは乗せられはしなかった。
彼は自分で見たものだけを信じていた。
吹き込もうとされた偽りの話を信じたりはしなかったのだ。
「メリさんはそのような方ではありません」
きっぱりと言ってくれて、泣きそうになる。
目の周りが熱い。
涙がこぼれてしまいそう。
「あらぁ、貴方の方こそ知らないんじゃないのぉ? だって出会ってまだそれほど経っていないのでしょう? だから良いところしか見えていないのよ、けどぉ、本当のメリは残念女なのよ~?」
するとフィジップは姉を鋭く睨む。
「これ以上、貴女とお話しすることはありません」
彼は椅子から立ち上がる。
「メリさん行きましょう」
「え……」
差し伸べられた手に戸惑う。
「こんな話をしていても時間の無駄です」
「……フィジップさん?」
「お姉さん、それでは僕はこれで。行きましょうメリさん、どこかへこれから遊びにでも行ってしまいましょう?」
「あ……は、はい」
私は彼の手を取った。
姉に睨まれてももう気にしない。
「それでは失礼します」
彼はさらりとそう言うと私を連れてその場から離れてくれた。
――その日私は彼よりプロポーズされ、私はその場で結婚を決めた。
一般的に考えると早すぎるかもしれない。急なことだったし。でも私にとっては早すぎることはなかった。一刻も早く家から出たい、そんな心情だった私にとって、彼からの提案は非常に魅力的なものだったのだ。そこには早すぎるも何もありはしない。
◆
あれから数年、私は今もフィジップと夫婦として穏やかに幸せに暮らしている。
どんなに忙しくとも一ヶ月に一回は薔薇園へ行く――結婚の際、そう約束したのだけれど――その誓いはお互い一度も破ったことはない。
むしろ二週間に一度くらいは絶対行っている気がする。
私も彼も薔薇を深く愛している。
だから薔薇園へ行くことをやめようという話には絶対にならないのだ。
何度だって、いつまでも、彼と一緒に薔薇園の風景を眺めていたい。
それが本心だ。
一方姉ベイルはというと。
家に私がいなくなってから近所の人に迷惑行為を繰り返すようになっていったそうで、やがて地域で問題視されるようになっていったそうだ。
で、ある時、放火未遂を起こしたところを捕らえられて。
そうして彼女は犯罪者としての生という道を歩んでゆくこととなってしまったようだ。
彼女の悪質さはようやく皆の知るところとなったようである。
今や彼女を良き人間と信じる者はいない。
彼女は社会的に終わった。
きっともう二度と一般人には戻れないだろう。
これからは一生牢暮らし。
冷えた不味い物を食べつつ強制労働させられるのである。
噂によれば強制労働の内容が上手くいかないと鞭で打たれることもあるらしいが――ある意味それは彼女が生きるに適した環境だと思う。
ずっと他人を傷つけてきたのだ。
ずっと他人の心をないがしろにしてきたのだ。
長きにわたり悪い行いを重ねてきたのだから、末永く苦しめばいい。
◆終わり◆
「やめて姉さん!」
「やめなぁ~い」
子どもの頃、作品展に出す予定だった工作に黒い液体をかけられて。
「あ……ああ……」
「あらあら、どうしちゃったの? な~に泣いてるのよ、メリ」
提出できないくらいまで汚され台無しにされたり。
「姉さん酷いわ! こんなことをするなんて!」
「何よ急に、他人のせいにして。あたしのせい? そんなわけないじゃない。なすりつけないでちょうだい。それ以上そんなことを言うのなら親に言いつけるわよ」
「汚したのは姉さんよ!」
「馬鹿ね、悪いのは汚れてしまうようなところに置いていた貴女でしょ」
友人が大事にしている小さな鹿の置物の脚を折られて。
「メリがうっかり折っちゃったのよぉ、ごめんなさいねぇ」
「……メリちゃん、これ、わたしが大事にしてたこと知ってたでしょ?」
しかも嘘を告げられて。
「私じゃないわ!」
「お姉さんがそう言っているの、それが嘘だっていうの?」
「そうよ、嘘よ、だって脚を負ったのは私じゃなくて姉で……」
「ふぅん。お姉さんのせいにするなんて、メリちゃん、意外と悪い子なんだね」
「悪い子!? 違う、違うわ! 壊したことは謝るけれど、でも、本当に、折ったのは私じゃないの!」
「もういいよメリちゃん。嘘つきだって分かったから。もう二度と関わらない、友だちやめるね」
結局私のせいになってしまって友人から別れを告げられてしまったことだってあった。
――姉さえいなければもっと多くの幸福が手に入っただろうに。
また、大事に思っていた婚約者から急に婚約破棄を告げられたのことがあったのだが、それもまたベイルが裏で動いていたせいであった。
彼女は姉でありながら妹である私の婚約者に手を出した。
勝手に深い仲になり、その状態で私に関する悪い嘘を吹き込んで、彼が私を捨てるように仕向けていたのである。
そんなだから、私の中の姉への恨みはとんでもなく大きなものとなっていた。
それでも反撃はしなかった。
実際に手を出すようなことはせずに生きてきた。
◆
ある日平凡な日、私は、出掛けた先の薔薇園にて一人の青年と言葉を交わす関係となる。
「好きなんですか? 薔薇」
きっかけは彼が声をかけてくれたことであった。
「はい」
「何色が好きとかあります?」
フィジップと名乗った彼は柔らかな笑顔が印象的な人で。
「そうですね……赤、ですかね」
「そうでしたか。それは、結構王道ですね」
言葉を交わしているだけでほっこりした気持ちにさせてくれるような不思議な力の持ち主であった。
「……変でした?」
「いえ。変ではないですよ。むしろ良いことと思います。実際魅力的ですしね、赤い薔薇は」
「分かってくださいますか」
「ええ、分かりますよ」
「それは良かった。それで、フィジップさんは? 何色がお好きですか?」
「白ですね」
「そうでしたか……! 白薔薇ですね」
「はい」
気づけば彼との会話に夢中になっていて。
「フィジップさん、よければまた二人で会いませんか?」
そんな風に誘ってしまっていたほどであった。
「僕とですか?」
「はい。……すみません急にはしたなくて」
「いやいやそんなことを言おうとしたわけではないですよ!」
「では――」
「良いですよ、よければぜひ。僕もそうしたいです」
普通に喋っているだけなのに、自然と、楽しいという感情が湧き上がってくる。
「それは良かった……! ではそうしましょう。どこで会うことにします?」
「やはり薔薇園でしょう」
「名案ですね!」
「それで構いませんか? メリさん」
「はい」
また会いたい、強くそう思った。
――だが、改めて会うことになっていた日の朝、着ていく予定にしていたワインレッドのワンピースは姉に黒い汁で汚されてしまった。
「あんたみたいなのが浮かれてるから、現実を見させてあげただけよ」
姉は平然とそう言った。
どうしよう。
約束は取りやめにしようか。
迷った。
でも、真っ直ぐに笑ったフィジップの顔がどうしても忘れられなくて、仕方がないので汚されたワンピースを着てゆくことにした。
恥ずかしいしみっともない、でも仕方ない。他に着ていけそうな服なんてないし。なら裸で行くのかといえばそんなことは不可能だ、いずれにせよ何かを着ていかなくてはならないのである。
「酷い姉ね」
私は吐き捨てて、汚された服をまとった。
そして家を出た。
◆
「どうしたんです!? そのまだらなワンピースは!?」
会うなり大変驚かれてしまったけれど。
「――そうでしたか、そういうことだったのですね」
何がどうなったのかということを説明すると、彼はすべてを理解して受け入れてくれた。
「お姉さんに虐められているのですか?」
「昔からそんな感じなんです」
「なんと。これまでもずっと理不尽なことをされてきたのですか? 今に始まったことではない、ということですか」
「そうなんです……」
「それは――そうですか、だとしたらこれまで色々大変でしたね。苦労されてきたのですね」
姉の悪行について誰かに明かしたのはこれが初めてかもしれない。
「でも、そのワンピースも素敵ですよ!」
「えっ」
「まだらも素敵です」
「そう……でしょうか、ちょっと、恥ずかしくて」
「堂々としていれば良いのですよ。はじめからこういうデザイン、みたいな顔をしていれば良いのです。そうすればそういうものに見えますよ」
言われてハッとした。
「そ、それは、確かに……!」
そうか、何事も考え方次第なのだ。
「明るい顔の貴女が一番素敵です!」
「ありがとうございます……!」
彼に前向きな言葉をかけてもらえたことで思考が前向きになってきた。
今は嫌なことは忘れよう。
そしてできる限り光を探し求めて見つめていよう。
彼と一緒ならきっと大丈夫!
「では薔薇を見に行きましょうか!」
「はい……!」
そうして私たちは徐々に心の距離を近づけていったのだった。
◆
関わりが始まってから数ヶ月が経ったある日のことだ。
姉が「フィジップに会ってみたい」と言ってきて、ほぼ強制的に三人で会うこととなってしまった。
絶対に嫌だったけれど避けられなかった……。
一応フィジップに姉について話しておいたので大丈夫だとは思うのだが、それでもなお不安はある。
「メリはねぇ、昔から余計なことばっかりするのよ。頭はあまり良くないし、がさつですぐにうっかりやらかすし、駄目駄目なのよ~」
姉は相変わらず悪いことを吹き込もうとしてくる。
しかし。
「お姉さん、貴女、メリさんの何をご存知なのですか」
フィジップは乗せられはしなかった。
彼は自分で見たものだけを信じていた。
吹き込もうとされた偽りの話を信じたりはしなかったのだ。
「メリさんはそのような方ではありません」
きっぱりと言ってくれて、泣きそうになる。
目の周りが熱い。
涙がこぼれてしまいそう。
「あらぁ、貴方の方こそ知らないんじゃないのぉ? だって出会ってまだそれほど経っていないのでしょう? だから良いところしか見えていないのよ、けどぉ、本当のメリは残念女なのよ~?」
するとフィジップは姉を鋭く睨む。
「これ以上、貴女とお話しすることはありません」
彼は椅子から立ち上がる。
「メリさん行きましょう」
「え……」
差し伸べられた手に戸惑う。
「こんな話をしていても時間の無駄です」
「……フィジップさん?」
「お姉さん、それでは僕はこれで。行きましょうメリさん、どこかへこれから遊びにでも行ってしまいましょう?」
「あ……は、はい」
私は彼の手を取った。
姉に睨まれてももう気にしない。
「それでは失礼します」
彼はさらりとそう言うと私を連れてその場から離れてくれた。
――その日私は彼よりプロポーズされ、私はその場で結婚を決めた。
一般的に考えると早すぎるかもしれない。急なことだったし。でも私にとっては早すぎることはなかった。一刻も早く家から出たい、そんな心情だった私にとって、彼からの提案は非常に魅力的なものだったのだ。そこには早すぎるも何もありはしない。
◆
あれから数年、私は今もフィジップと夫婦として穏やかに幸せに暮らしている。
どんなに忙しくとも一ヶ月に一回は薔薇園へ行く――結婚の際、そう約束したのだけれど――その誓いはお互い一度も破ったことはない。
むしろ二週間に一度くらいは絶対行っている気がする。
私も彼も薔薇を深く愛している。
だから薔薇園へ行くことをやめようという話には絶対にならないのだ。
何度だって、いつまでも、彼と一緒に薔薇園の風景を眺めていたい。
それが本心だ。
一方姉ベイルはというと。
家に私がいなくなってから近所の人に迷惑行為を繰り返すようになっていったそうで、やがて地域で問題視されるようになっていったそうだ。
で、ある時、放火未遂を起こしたところを捕らえられて。
そうして彼女は犯罪者としての生という道を歩んでゆくこととなってしまったようだ。
彼女の悪質さはようやく皆の知るところとなったようである。
今や彼女を良き人間と信じる者はいない。
彼女は社会的に終わった。
きっともう二度と一般人には戻れないだろう。
これからは一生牢暮らし。
冷えた不味い物を食べつつ強制労働させられるのである。
噂によれば強制労働の内容が上手くいかないと鞭で打たれることもあるらしいが――ある意味それは彼女が生きるに適した環境だと思う。
ずっと他人を傷つけてきたのだ。
ずっと他人の心をないがしろにしてきたのだ。
長きにわたり悪い行いを重ねてきたのだから、末永く苦しめばいい。
◆終わり◆
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