憧れの御老公
第10回歴史・時代小説大賞参加中!
現在の順位:541位
水戸藩四代目藩主の徳川宗尭(むねたか)は、大叔父に水戸黄門(徳川光圀)をもち、幼い頃から「義公行実」をはじめ「桃源遺事」「久夢日記」などの黄門様伝記を読みふけ強い憧れを持っていた、そして時が経ち藩主の座に着いてもなお、憧れは変わらずにいた宗尭は藩政を改善したのち早々に次男の宗翰(むねとも)に家督を譲り隠居、私も御老公になる!と言い、独自の世直し劇を開始する。