35 / 113
♡ 乳首はピンクで下は意外に♡
しおりを挟む
20XX年、何の前触れもなく現れた宇宙人によって、僕たちの生活は一変した。
ミジンコの様な姿をした宇宙人達は、ただ徘徊している。浮遊しながら、ただただ徘徊している。
別段危害を加えるつもりはないらしい。突如日常が壊れたその日から一月ぐらいはほとんど家から出ることが出来なかった。しかしライフラインは全て無事だったので、何とか凌ぐことが出来た。
一月経ち、やっと外に出たのだが、報道の通り宇宙人達に危害を加えさえしなければ安全に外を歩けるので、ある意味今までの日常に宇宙人が添えられたぐらいの日常になった。人間はすぐ慣れる。良くも悪くも。
それから1年が経った。そのミジンコは我々人類にこう命令した。
「毎日朝8時に踊れ。世界の謎を解き明かす踊りを踊れ」、と。
そしてこう付け加えた。
「全裸で」
だから私たち人類は毎朝8時に全裸で外に出てミジンコ達に向けて踊りを踊っている。
「1人でも逆らうと地球の皮を剥く。みかんのように剥いてやる」
いつの時代でも愚者はいる。愚者は愚者故に愚者なのだ。しかしその定義と前提が変われば愚者ではなくなる。それぐらいもうこの世界の従来の法則と言うものは意味をなしていない。ご覧、もう半分近く剥かれているが今までの物理法則が変わることはなく、未だにこの世界は存在している。
毎朝8時、今日も僕たちは全裸で踊る。向かいに住む憧れの優子ちゃんも全裸で踊っている。乳首はピンクで下は意外に剛毛だった。
もちろん僕はいつも剥いてから踊るのだ。
ミジンコの様な姿をした宇宙人達は、ただ徘徊している。浮遊しながら、ただただ徘徊している。
別段危害を加えるつもりはないらしい。突如日常が壊れたその日から一月ぐらいはほとんど家から出ることが出来なかった。しかしライフラインは全て無事だったので、何とか凌ぐことが出来た。
一月経ち、やっと外に出たのだが、報道の通り宇宙人達に危害を加えさえしなければ安全に外を歩けるので、ある意味今までの日常に宇宙人が添えられたぐらいの日常になった。人間はすぐ慣れる。良くも悪くも。
それから1年が経った。そのミジンコは我々人類にこう命令した。
「毎日朝8時に踊れ。世界の謎を解き明かす踊りを踊れ」、と。
そしてこう付け加えた。
「全裸で」
だから私たち人類は毎朝8時に全裸で外に出てミジンコ達に向けて踊りを踊っている。
「1人でも逆らうと地球の皮を剥く。みかんのように剥いてやる」
いつの時代でも愚者はいる。愚者は愚者故に愚者なのだ。しかしその定義と前提が変われば愚者ではなくなる。それぐらいもうこの世界の従来の法則と言うものは意味をなしていない。ご覧、もう半分近く剥かれているが今までの物理法則が変わることはなく、未だにこの世界は存在している。
毎朝8時、今日も僕たちは全裸で踊る。向かいに住む憧れの優子ちゃんも全裸で踊っている。乳首はピンクで下は意外に剛毛だった。
もちろん僕はいつも剥いてから踊るのだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
18
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる