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♡あっ…!あっふ!うぅっふっ!!ふぅぅぅぅ!!♡
しおりを挟む光子が歩いていると、歩道の真ん中で自分の人参を刻んでいるおじさんがいた。
「何をしているの?」
「人参なんて所詮パセリさ」
「どういう意味?」
「俺の人参なんて、他人にとってはあってもなくても良い存在なんだ」
「だからって刻んじゃったら使い物にならないじゃない」
「今まで生きていて一度も使わなかったんだ!これからも使う機会なんてあるわけないじゃないか!」
「そうかしら」
「そうだよ」
「そうかしら」
「そうだよ!もうほっといてくれ!」
光子は刻まれた人参をつまみ、おもむろにスカートの中の中に入れた。
「そうかしら」
「あ…」
もうひとつつまみ、またいれる。
「あっ…」
繰り返し。
「あっ…!あっふ!うぅっふっ!!ふぅぅぅぅ!!!」
おじさんの人参が光子の中で果てると、光子は中からおじさんの人参をにゅぷりと取り出した。それは見事な一本の人参であったとさ。
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